ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ

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巡礼って?



巡礼とは11世紀ローマ教皇ウルバヌス2世によるエルサレムにあるキリストの墳墓の奪還という激から始まったとも言われています。
聖地エルサレムを一目見ようと、宗教的救済を求めて、病気平癒や願望成就、宗教的罰則にはては観光のために数多くの巡礼者が旅立ったと言われています。


巡礼者になるのは覚悟がいりました。中世世界には交通網は発達していません、道中の安全も保証されておらず、野生動物や盗賊、時には村々の悪意ある農民が巡礼者を襲ったそうです。
それだけでなく、長い旅路となりますので巡礼者になるには日々の暮らしを捨てる覚悟がいります。


巡礼者の服装はつば広の帽子、裾の長い服、帆立貝のバッジ、手にはワインや水を入れるひょうたんを吊るした巡礼杖、背には頭陀袋を背負いました。
巡礼者は教会法によって神の貧者と扱われ、教会や修道院に客人として宿泊ができ、徒歩での旅なら宿泊費は無料という決まりがあったそうで、大半の巡礼者は徒歩でした。裕福な商人や貴族は馬で巡礼し、寄付という形で宿泊費を支払ったそうです。


巡礼の旅路は困難が付きまというため、巡礼者は尊敬されました。特にエルサレムまでたどり着いた巡礼を終えた人は一廉の聖職者と同じ待遇を受けたそうです。
その為偽乞食が巡礼者を装って都市を訪れて、見てきたような嘘の旅話をしたり、巡礼に出る出る詐欺で寄付をだまし取ったりしたそうです。


巡礼の目的地は聖地や聖遺物が納められた教会、宗教的逸話のある聖跡なども目的地になったそうです。
聖地エルサレム以外に有名だった場所は12使徒達の墳墓があるローマ、イベリア半島の聖ジャックの聖跡、サンチャゴ・デ・コンポステーラ、モン・サン・ミッシェル、アッシジなど。
当時は巡礼案内書なる書物もあり、巡礼者の旅路の助けにもなったそうです。

          

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