ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ

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御料林長官って?



御料林長官は王が定めた御料林を管理守護する役職です。
御料林長官の仕事は部下と共に御料林に認定された森林を巡察し、違法な伐採や密猟を取り締まることです。
御料林長官は両輪全体の統括しており、その役職に任命されるのは大領主や王の親族が選ばれることが多かったようです。


御料林長官の下には御料林官がおり、王が所有する御料林一つにつき一人配置されます。
騎士や地主階級が樹木の管理と庶務を行う樹木管理官、猟場管理や密猟者の逮捕権限を持つ森番、家畜飼育人は農民から放牧料を徴収します。


領主の森にも領主が任命した森番や家畜飼育人がいたようです。


御料林の扱いは各国で異なり、最も厳しいのがイギリスでした。
草木、小動物への軽犯罪は6週間ごとに開催される地区審問(裁判が始まるまでは投獄か保釈金制度と思われる出廷保証などがあった)
重大な森林破壊や王の獲物の密猟は7年ごとに行われる森林巡回裁判で裁かれました。


罰則は罰金刑が多く、払えない場合は1年の禁固刑(裁判が開催されるでに1年以上投獄されたり、貧民は釈放)だったようです。

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