ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ

パクリ田盗作@カクヨムコン3参戦中

農村の未亡人って?



当時の農民は未亡人というのは少ない……というか下手をすると非常識な存在と思われていたようです。
なぜなら税金の地代は畑の広さで決まっていたので、夫をなくして労働力が低下して農作物の収穫量が減っても減税なんてされることはありません。


当時の農民の女性は夫が戦争や事故などで死亡した場合、近隣の農家の次男三男をすぐに夫に迎え労働力を確保しました。
夫側も未亡人でも幼くても畑という土地がついていたら喜んで結婚したようです。

失くなった夫だけを愛して独身を貫く女性は当時の農民からの常識からすると異質に見えたようです。
労働力の低下で税が払えず、自分の食い扶持分も農作物を育てられず飢えて死ぬ……遠回りな自殺をしているような印象を与えていたそうです。


ファンタジー作品で土地狙いで未亡人に近づく男性がいれば、現代の常識を持つ主人公や読者なら悪人に見えるかもしれませんが、現地の農民からすれば【はよ結ばれてちゃんと畑仕事してもらえ】と思って村ぐるみでくっつけようと画策しているかもしれません。
主人公が介入して内政チートで収穫量アップさせて未亡人と子供だけでも暮らせていけるようにしても周囲は【夫迎えればもっと楽になるし、更に収穫量アップするでしょ】と言ってやっぱりくっつけようとするのではないでしょうか?


こういう現代の常識と中世の農民の常識のギャップとか描写しても楽しいかもしれません。

          

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