ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ

パクリ田盗作@カクヨムコン3参戦中

中世の鍛冶屋って?



中世世界において鍛冶屋は生活に無くてはならない存在でした。
農村の鍛冶屋は元々領主に仕える職人であり、領主が求める蹄鉄や鉄製品を製造し納めていました。


当時は馬に蹄鉄を打つのも鍛冶屋の仕事で、鍛冶屋の職場にはその為の器具も揃えられていたようです。
また村の鍛冶屋は農民が使う農具を製造する権利を領主から与えられており、農民が農具を得るには鍛冶屋に相応の手数料や素材を持ち込まないといけなかったようです。


鍛冶屋が作るのは犂や鍬、大小の鎌に鉈や斧、ナイフなどの刃物系に鍋、やかん、コップ、ノコギリ、ハサミ、釘、蹄鉄など日用雑貨全般を取り扱います。


また領主に雇われた大工と協力して水車小屋や有輪犂や荷馬車などの作成と整備を行ったりもしました。


鍛冶屋の仕事道具は鉄床、金槌、火バサミ、火炉にふいご(水車を利用したふいごもあった)
火を扱うことから火事延焼を警戒して鍛冶屋の仕事場は村や都市から離れた場所に作られることが多かったようです。


また水車を利用したふいごや水力槌といった物を利用するために川付近に立てることもありました。


異世界トリップ物などで街中で鍛冶屋に行く話はリアルではありえないかもしれませんね。
よくて、武器防具の店に行って町外れの鍛冶屋を紹介されるというのが自然な流れでしょうか?


都市部の鍛冶屋は村の鍛冶屋のように一人でなんでもするとかではなく、金銀細工、貨幣鋳造、刀剣や甲冑など細かい専門職に別れていたようです。


特に武具職人は王侯貴族と取引することから高貴な存在と扱われることもあったようです。

          

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