ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ

パクリ田盗作@カクヨムコン3参戦中

共用地って?



共用地とは個人的な耕作が行われない農村全体で利用される村域です。
共用地とされるのは牧草地、放牧地、森林、河川などあり、そこから得られる資源は共用地を管理する農村や共同体で享受できるものでした。


共用地である森林は特に重要視されていました。家や教会、農地の柵を作るための材木、燃料の薪、実は落ち葉も中世では有益な資源でした。落ち葉は冬場の家畜小屋の敷き藁とされていたんです。


秋の放牧による豚の肥育、蜂蜜の採取、養蜂、狩猟に漁と沢山の資源をもたらしました。
また村落の影響下にない荒野や高原、渓谷も共用地と扱われる時もありました。


領主はこの共用地を支配しようと三分の一税や強制的に私有地にしようと様々な行為を試み、農民達も慣習法を盾に抵抗した歴史があります。


ただし、この共用地は農民や自由市民など土地や家屋を所有しているものにしか適用されず、農奴などは利用できなかったようです。

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