Creation World Online
第40話
宿の夕食を食べ終えた俺たちは部屋へと戻っていた。
「それじゃ、明日は目的のクエストを探さないとな」
そう言ってベッドを見る。1つしかない。どう頑張っても1つしかなかった。
俺は溜息を吐くとベッドを指差す。
「ナク、お前がベッドで寝ろ。俺は…床にでも転がって寝る」
そう俺が言うと、ナクは一瞬考えるような素振りを見せた後、ベッドにダイヴする。しかし、1つだけ言いたい。
「なんで、服を脱いだんだ?」
「脱げばシュウが欲情して襲いかかるはず」
…何を言っているんだこいつは。
つい、俺は頭を抱えてしまう。
「あのな、そんな状況じゃないだろ?いい加減に_」
「むしろこんな状況だからする」
そう言うとナクは一糸纏わぬ姿で俺の前に立つ。あの、そんなに近づかれると前がたっちゃうのですが。
「今日」
ポツリとナクが呟く。
「シュウがゴブリンに攻撃された時、すごく怖かった。居なくなるんじゃないかって。この世界では誰がいつ死んでもおかしくない。だから…私に爪痕を残して」
そう言ってナクは俺に抱きつく、その肩は震えていた。
俺は押し退けようと考えたが諦めて上げていた両手を使って包み込むようにナクを抱きしめた。
結局ナクとなし崩し的に致してしまった。ナクはアンリとまた違った感じで非常に良かったです。はい。
☆
「ふふっ、これでシュウは私の虜」
「いや、それはな…くもないか…?だが、俺にはアンリが…」
翌朝、身体の脱力感によってもたらされる二度寝への誘いを理性で抑えつけて、起き上がった俺は隣に寝転がり俺の顔を見ていたナクと目があって、頬を染められる。いや、そんな反応されると照れるんですが…
「シュウは私のおっぱいにメロメロ」
「いや、それはない」
「でも、昨日_」
「本当にすいませんでした!大好きなんでそれ以上言わないでください!」
これ以上は男の沽券とか、俺の性癖とか諸々に関わってくるので、素直に謝ることにする。
チラリとナクの顔から下に視線を落とす。
今朝もええ山じゃ…
☆
「ここか」
「ここ、多分」
俺たちは周囲の家に比べても、更にボロボロの家の前に立っていた。
宿屋の主人に聞いた話だとここに目的の人物がいるという。
今にも穴が空きそうな扉をノックすると、中から痩せこけた女性NPCが姿を現した。
「何でしょう…?」
「困ったことがあるって聞いたんだ。何か俺たちに出来ることはないか?」
俺がそう言うと女性は家の中に入るように促す。
家の中には1人の少年が薄い布団の上で苦しそうに眠っていた。
「この子を助けてくれませんか?」
女性がそう言うと目の前に『クエスト:【母の嘆き】を依頼されました。受注しますか?』
という、文章が現れたので俺は受注を選択する。
すると女性はぱあっと明るい顔になる。
「ありがとうございます!この子の毒を解除するには東の丘に棲息している蛇の持っている木の実が必要です。どうか息子をお願いします!」
そう言って女性は頭をさげる。
東の蛇、か。それじゃ、アンリのために頑張るか。
そう決意した俺は東を目指して歩くのだった。          
「それじゃ、明日は目的のクエストを探さないとな」
そう言ってベッドを見る。1つしかない。どう頑張っても1つしかなかった。
俺は溜息を吐くとベッドを指差す。
「ナク、お前がベッドで寝ろ。俺は…床にでも転がって寝る」
そう俺が言うと、ナクは一瞬考えるような素振りを見せた後、ベッドにダイヴする。しかし、1つだけ言いたい。
「なんで、服を脱いだんだ?」
「脱げばシュウが欲情して襲いかかるはず」
…何を言っているんだこいつは。
つい、俺は頭を抱えてしまう。
「あのな、そんな状況じゃないだろ?いい加減に_」
「むしろこんな状況だからする」
そう言うとナクは一糸纏わぬ姿で俺の前に立つ。あの、そんなに近づかれると前がたっちゃうのですが。
「今日」
ポツリとナクが呟く。
「シュウがゴブリンに攻撃された時、すごく怖かった。居なくなるんじゃないかって。この世界では誰がいつ死んでもおかしくない。だから…私に爪痕を残して」
そう言ってナクは俺に抱きつく、その肩は震えていた。
俺は押し退けようと考えたが諦めて上げていた両手を使って包み込むようにナクを抱きしめた。
結局ナクとなし崩し的に致してしまった。ナクはアンリとまた違った感じで非常に良かったです。はい。
☆
「ふふっ、これでシュウは私の虜」
「いや、それはな…くもないか…?だが、俺にはアンリが…」
翌朝、身体の脱力感によってもたらされる二度寝への誘いを理性で抑えつけて、起き上がった俺は隣に寝転がり俺の顔を見ていたナクと目があって、頬を染められる。いや、そんな反応されると照れるんですが…
「シュウは私のおっぱいにメロメロ」
「いや、それはない」
「でも、昨日_」
「本当にすいませんでした!大好きなんでそれ以上言わないでください!」
これ以上は男の沽券とか、俺の性癖とか諸々に関わってくるので、素直に謝ることにする。
チラリとナクの顔から下に視線を落とす。
今朝もええ山じゃ…
☆
「ここか」
「ここ、多分」
俺たちは周囲の家に比べても、更にボロボロの家の前に立っていた。
宿屋の主人に聞いた話だとここに目的の人物がいるという。
今にも穴が空きそうな扉をノックすると、中から痩せこけた女性NPCが姿を現した。
「何でしょう…?」
「困ったことがあるって聞いたんだ。何か俺たちに出来ることはないか?」
俺がそう言うと女性は家の中に入るように促す。
家の中には1人の少年が薄い布団の上で苦しそうに眠っていた。
「この子を助けてくれませんか?」
女性がそう言うと目の前に『クエスト:【母の嘆き】を依頼されました。受注しますか?』
という、文章が現れたので俺は受注を選択する。
すると女性はぱあっと明るい顔になる。
「ありがとうございます!この子の毒を解除するには東の丘に棲息している蛇の持っている木の実が必要です。どうか息子をお願いします!」
そう言って女性は頭をさげる。
東の蛇、か。それじゃ、アンリのために頑張るか。
そう決意した俺は東を目指して歩くのだった。          
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