進化上等~最強になってクラスの奴らを見返してやります!~
第十二話 エピローグ
リーナに結婚のOKを貰って三日経った。
あれからリーナがだんだん遠慮しなくなってきた。
というのも、最近ずっとべったりなのだ。
いや、嬉しくないわけじゃない。むしろ嬉しい……ってそうじゃなくて。
「あの~、リーナさん? いつまでくっ付いてるおつもりで?」
「…………ダメ?」
ああ、そんな上目遣いで目をウルウルしないで! 断れないじゃない!
「別にダメってわけじゃないが……」
まあ、いいか。別に問題があるわけでもない。
この三日間は、リーナと愛を育んだり、武器の性能を試したり、ほかの装備を創ったりしていた。
それがこれである。
堕天空盾
絶神鋼と堕天使の血結晶を使用して作られた浮遊する盾。
使用することができるのは堕天使のみである。
魔力を込めれば込めるほど耐久性が跳ね上がる。
ランクは極神級。
十魔印鎖
絶神鋼を使用して作られた鎖。
輪の数は十個であり、一つ一つの大きさはスマートフォン程度。
一つ一つに特殊魔法が込められており、使用時には莫大な魔力を消費する。
ランクは極神級。
リーナの武装の一つである盾を浮遊させてみたらどうだ、という思い付きで作ったものだが、これがなかなか有能で会った。
特にひどいのがこの十魔印鎖だろう。
一つ一つの能力が強力すぎる。
魔力はかなり消費してしまうが、俺のMPは∞だ。いくらでも使用できる。
能力の方は折を見て紹介しよう。
それと、リーナは普段はおとなしめで、戦闘時も冷静なタイプだが、夜の場合はかなり激しかった。
…………夜の時はリーナには勝てそうにない。
閑話休題。
俺たちは地上に戻ることにした。リーナが地上に行くのをものすごく楽しみにしていたためだ。
もちろん、散らかっていたアイテムや素材、武器やお金などは全て腕輪の中に放り込んだ。リーナも同様だ。ただリーナの場合は部屋の装飾品なども入れていたが。そんなに気に入ったのだろうか?
さて、いよいよ戻ろうと思うわけだが。一つ問題がある。
それは、目の前にある転移魔方陣の転移場所設定がランダムになっていることだ。
本来転移魔方陣というのは、転移できる場所に個所の座標を固定して初めて機能する。これはどのような場合でも変更することは不可能である。
しかし、今目の前にある魔法陣は転移場所がランダム。
この現象に心当たりがないわけではないのだが、ぶっちゃけた話別にどこに出ようと死ぬようなことは俺とリーナに限ってないので、大して問題視していない。
だが、転移した場所が地面や岩の中、水中などとなると非常にまずい。
なので渋っているのだが……。
俺がどうするか迷っていると、リーナは痺れを切らしたように転移魔法時の上に立った。
「!? ちょ、リーナ待って!?」
あ、魔法陣が発動した。
俺はダッシュでリーナのもとに駆け寄る。
そしてリーナの腕をつかんだ瞬間――――
俺たちはその場から姿を消した。
*
*
*
*
*
グリンデル皇国の東にある大国、バルティス帝国。
その帝国内に二人の男が話し合っていた。
「おい、本当に上手くいくのか?」
「まあ、確立としては6割は成功するでしょう」
「チッ! これで成功しなければ貴様はその場で処刑だ。わかっているのか?」
「わかっていますよ」
「ならばいいがな」
男は西の方角を見て、ほくそ笑む。
男の視界の先にあるのは――――グリンデル皇国。
「待っていろよ勇者ども。貴様ら全員始末してくれる」
不穏な影が今、動き始めた。
あれからリーナがだんだん遠慮しなくなってきた。
というのも、最近ずっとべったりなのだ。
いや、嬉しくないわけじゃない。むしろ嬉しい……ってそうじゃなくて。
「あの~、リーナさん? いつまでくっ付いてるおつもりで?」
「…………ダメ?」
ああ、そんな上目遣いで目をウルウルしないで! 断れないじゃない!
「別にダメってわけじゃないが……」
まあ、いいか。別に問題があるわけでもない。
この三日間は、リーナと愛を育んだり、武器の性能を試したり、ほかの装備を創ったりしていた。
それがこれである。
堕天空盾
絶神鋼と堕天使の血結晶を使用して作られた浮遊する盾。
使用することができるのは堕天使のみである。
魔力を込めれば込めるほど耐久性が跳ね上がる。
ランクは極神級。
十魔印鎖
絶神鋼を使用して作られた鎖。
輪の数は十個であり、一つ一つの大きさはスマートフォン程度。
一つ一つに特殊魔法が込められており、使用時には莫大な魔力を消費する。
ランクは極神級。
リーナの武装の一つである盾を浮遊させてみたらどうだ、という思い付きで作ったものだが、これがなかなか有能で会った。
特にひどいのがこの十魔印鎖だろう。
一つ一つの能力が強力すぎる。
魔力はかなり消費してしまうが、俺のMPは∞だ。いくらでも使用できる。
能力の方は折を見て紹介しよう。
それと、リーナは普段はおとなしめで、戦闘時も冷静なタイプだが、夜の場合はかなり激しかった。
…………夜の時はリーナには勝てそうにない。
閑話休題。
俺たちは地上に戻ることにした。リーナが地上に行くのをものすごく楽しみにしていたためだ。
もちろん、散らかっていたアイテムや素材、武器やお金などは全て腕輪の中に放り込んだ。リーナも同様だ。ただリーナの場合は部屋の装飾品なども入れていたが。そんなに気に入ったのだろうか?
さて、いよいよ戻ろうと思うわけだが。一つ問題がある。
それは、目の前にある転移魔方陣の転移場所設定がランダムになっていることだ。
本来転移魔方陣というのは、転移できる場所に個所の座標を固定して初めて機能する。これはどのような場合でも変更することは不可能である。
しかし、今目の前にある魔法陣は転移場所がランダム。
この現象に心当たりがないわけではないのだが、ぶっちゃけた話別にどこに出ようと死ぬようなことは俺とリーナに限ってないので、大して問題視していない。
だが、転移した場所が地面や岩の中、水中などとなると非常にまずい。
なので渋っているのだが……。
俺がどうするか迷っていると、リーナは痺れを切らしたように転移魔法時の上に立った。
「!? ちょ、リーナ待って!?」
あ、魔法陣が発動した。
俺はダッシュでリーナのもとに駆け寄る。
そしてリーナの腕をつかんだ瞬間――――
俺たちはその場から姿を消した。
*
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グリンデル皇国の東にある大国、バルティス帝国。
その帝国内に二人の男が話し合っていた。
「おい、本当に上手くいくのか?」
「まあ、確立としては6割は成功するでしょう」
「チッ! これで成功しなければ貴様はその場で処刑だ。わかっているのか?」
「わかっていますよ」
「ならばいいがな」
男は西の方角を見て、ほくそ笑む。
男の視界の先にあるのは――――グリンデル皇国。
「待っていろよ勇者ども。貴様ら全員始末してくれる」
不穏な影が今、動き始めた。
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