引きこもりLv.999の国づくり! ―最強ステータスで世界統一します―
膨らみの中央部分
「ねえ、シューーお兄ちゃん、久々に構ってよぉ」
「なんだよ、もう構ってんじゃねえか」
「違う、そうじゃなくて、もっと、えぇっと……前みたいなことをさ……」
王城の客室。
天蓋つきのベッドにて、ロニンはシュンにべったりくっついていた。下からシュンを覗きこみ、甘えるように尻尾を振っている。
シュンは肩を竦め、あえて顔をそむけてやった。
「前みたいなことってなんだ。口に出して言ってみろ」
「むー。トルフィンを産む前は、散々お兄ちゃんから求めてきたくせにぃ」
「ばーか。いまのおまえは《産後》だろ? せめて一月くらいは休ませないと身体がしんどいぜ」
「それは《人間》の場合でしょ? 私は魔王なんだよ! ま! お! う!」
「わかったわかった。わかったからうるせー声だすなよ」
言いながら、シュンは大きな膨らみの、中心部分をちょいとつついてみる。
「んっ」
ーーコンコン。
瞬間、部屋のドアがノックされ、シュンとロニンは慌てて服を正した。
「はーい。どちら様ですか?」
ロニンが半ば上擦った声でノックに答える。
「セレスティアだけど。入っていいかしら?」
「うん。いいけど……」
「ありがとう。失礼するわね」
ガチャリ、という音ともに、扉が開かれる。姿を現したセレスティアに、ロニンは小声で聞いた。
「あの、いま、変な声とか聞いてないよね……?」
「へっ? わ、わからないけれど……」
「そ、そう、よかった……」
ほうっと胸を撫で下ろすロニン。さすがは王城というだけあって、防音はしっかりしているようだ。
「で、どうしたの? 私たちなら一緒の部屋で大丈夫だよ」
「ううん……そうじゃなくてね」
セレスティアは一瞬迷ったようにシュンをちら見し、やや恥ずかしそうに言った。
「私もその……二人と同じ部屋に泊まってもいいかしら……?」
「なんだよ、もう構ってんじゃねえか」
「違う、そうじゃなくて、もっと、えぇっと……前みたいなことをさ……」
王城の客室。
天蓋つきのベッドにて、ロニンはシュンにべったりくっついていた。下からシュンを覗きこみ、甘えるように尻尾を振っている。
シュンは肩を竦め、あえて顔をそむけてやった。
「前みたいなことってなんだ。口に出して言ってみろ」
「むー。トルフィンを産む前は、散々お兄ちゃんから求めてきたくせにぃ」
「ばーか。いまのおまえは《産後》だろ? せめて一月くらいは休ませないと身体がしんどいぜ」
「それは《人間》の場合でしょ? 私は魔王なんだよ! ま! お! う!」
「わかったわかった。わかったからうるせー声だすなよ」
言いながら、シュンは大きな膨らみの、中心部分をちょいとつついてみる。
「んっ」
ーーコンコン。
瞬間、部屋のドアがノックされ、シュンとロニンは慌てて服を正した。
「はーい。どちら様ですか?」
ロニンが半ば上擦った声でノックに答える。
「セレスティアだけど。入っていいかしら?」
「うん。いいけど……」
「ありがとう。失礼するわね」
ガチャリ、という音ともに、扉が開かれる。姿を現したセレスティアに、ロニンは小声で聞いた。
「あの、いま、変な声とか聞いてないよね……?」
「へっ? わ、わからないけれど……」
「そ、そう、よかった……」
ほうっと胸を撫で下ろすロニン。さすがは王城というだけあって、防音はしっかりしているようだ。
「で、どうしたの? 私たちなら一緒の部屋で大丈夫だよ」
「ううん……そうじゃなくてね」
セレスティアは一瞬迷ったようにシュンをちら見し、やや恥ずかしそうに言った。
「私もその……二人と同じ部屋に泊まってもいいかしら……?」
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