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山田 武

偽善者と自己紹介 その09



夢現空間 居間


「ネタが尽きてきたし、もう普通に始めて良いかな? 自己紹介タイムで~す」

『なら、言わなくても良いんじゃ?』

「この企画の開催宣言だけは、やっておくのが決まりだと思ってるからな」


 今回のゲスト――ギーとそう話す。
 今まで8回やってきたわけだが……冒頭のネタが浮かばなくなってきたんだよ。
 前回で既にやる気を失ってたしな。
 どうしようかと思ってはいるが、もう一々やるのもな~。


『もう、第◯回って言えば良いと思う』

「そうするのが無難なんだよな~。アイデアが浮かべばそのときだけ何か足せば良いし、毎回毎回新ネタを言わなきゃいけないってわけでもないし」

『決まったなら、早く始めよう。今までの回と同様に、答えられないものがたまにあるこの自己紹介を』

「ギー、事実だけど言わないでくれよ」


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「問01:あなたの名前は?」

『ギー』


「問02:性別、出身地、生年月日は?」

『女、自我は闘技場で体は終焉の島、最後のは不明』


「問03:自分の身体特徴を描写してください」

『身長102、紫水晶の髪に乳水晶の目。そしてなんとロリ』

「うんうん、可愛い可愛い(ナデナデ)」

『……次』


「問04:あなたの職業は?」

『今は魔術使い』

「おっ、魔法戦士はカンストしたのか」

『うん、だから次は魔術戦士を目指す』


「問05:自分の性格をできるだけ客観的に描写してください」

『好きな子にちょっかいをかけるアレ』

「小学生かよ。というか、純粋にからかうの楽しんでただけだよな」

『メルス、今はまだなだけ』


「問06:あなたの趣味、特技は?」

『贋作作り』


「問07:座右の銘は?」

『私に真似れぬ物は無い!』

「だけど神器は『メルス、今はまだなだけ』……使い回すなよ」


「問08:自分の長所・短所は?」

『長所は真似事ができること。短所は器用貧乏なこと』

「そういえば、いつの間にか新スキルを習得してたもんな。確か摸倣系の」


「問09:好き・嫌いなもの/ことは?」

『好きなことはリーをからかうこと。嫌いなのはリーをメルスと私以外がからかうこと』

「……(リー、ご愁傷様だ)」


「問10:ストレスの解消法は?」

『リーをからかう』

「……(ry」


「問11:尊敬している人は?」

『メルス』


「問12:何かこだわりがあるもの/ことがあるならどうぞ」

『リーをからかうときは、リーがからかってほしそうな動きをしているときだけ』

「……まあ、確かにそんなオーラを放ってることが多いしな。弄られキャラとして、かなり定着してきてるよな」


「問13:この世で一番大切なものは?」

『メルス。二番目はリー』


「問14:あなたの信念は?」

『いつか、何でも模倣できるようにして、メルスが休めるようにする』

「信念なのか、それ?」

『制約と誓約。何かアレっぽく強くなれる気がしたから』

「在るのかな~、この世界に。ま、あの剣でしばらくは我慢してくれ」


「問15:癖があったら教えてください」

『遠距離攻撃が多い。傷は負わないに越したことはないから』


「問16:ボケですか? ツッコミですか?」

『ボケ』


「問17:一番嬉しかったことは?」

『メルスが創ってくれたこと』


「問18:一番困ったことは?」

『摸倣ができなかったとき』


「問19:お酒、飲めますか? また、もし好きなお酒の銘柄があればそれもどうぞ」

『ソーマ酒』


「問20:自分を動物に例えると?」

『う~ん……鳥? ちょっかいを出すのが確か鳥だと、メルスの記憶で観た気がする』


「問21:あだ名、もしくは『陰で自分はこう呼ばれてるらしい』というのがあればどうぞ」

『合法ロ「非合法だぞ、0歳だし」むぅ』


「問22:自分の中で反省しなければならない行動があればどうぞ」

『メルスとあのドラゴンを倒す時、ちょっと興奮しちゃった』

「……うん、以降は気を付けてくれよ」

『うん、バレないようにやる』


「問23:あなたの野望、もしくは夢について一言」

『リーと一緒にもっと強くなる。具体的には神の座に就く』

「おおっ、凄いな! 多分俺がもうちょっと上の階級にならないと、駄目だと思うけど」


「問24:自分の人生、どう思いますか?」

『メルスのもの』


「問25:戻ってやり直したい過去があればどうぞ」

『何もない』


「問26:あと一週間で世界が無くなるとしたらどうしますか?」

『リーをからかう』


「問27:何か悩み事はありますか?」

『リーをからかうネタがループし始めた』


「問28:死にたいと思ったことはありますか?」

『ない』


「問29:生まれ変わるなら何に(どんな人に)なりたい?」

『現状維持が一番』


「問30:理想の死に方があればどうぞ」

『死ぬ気は無い。理由はリーと一緒』


「問31:何でもいいし誰にでもいいので、何か言いたいことがあればどうぞ」

『リー、私は弄るのを止めない』


「問32:最後に何か一言」

『リーが裏で呼ばれてるあのあだ名、広めたのは私とメルス』


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「はいカット! バラしちゃいけないだろ。折角面白そうだから広めたのに……」

『だからメルス、このお詫びとして――――――――する』

「おお! そりゃあ良いアイデアだな。俺もメルとしてなら、引き受けるぞ」

『……メルスとしては「無理だ」……なら、メルで良い』

「合点承知だ」


 この後リーに何が起こったかは……まあ、気にしないでくれ。



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