死神始めました

田中 凪

第188話 事後処理

戦争が終わり、有能な軍の指揮官を手に入れた浩太は事後処理に振り回された。戦場での片付けはアレミト達に任せ、1人だけでその他雑用専念している。
まず、戦争が終わり王様の元へと報告し、敵にどれだけの被害を与えたのかわかるようにした。
それから、帝国軍の指揮官達を移住させるための書類整理、そして、彼らが住む区画を整える。
・・・区画に家を建てなかったのは家ごとワープさせるためだ。
念のため彼らの家にはそれぞれ手紙を書いておき夜間の外出をやめるように指示した。
そして、帝国から秘密裏に指揮官達の家族を家ごと連れ出した。
皆が寝静まった時にやったのであまり目撃者はいない。だが、家ごと消えたので翌朝には帝国中を震撼させる大ニュースとなってしまった。
浩太はその作業で1週間ほど不眠不休だった。別に体の方は神なのでなにも感じないのだが、精神は人間なので精神面において疲れていた。
最後に、国交を成立させる調印にサインし浩太はようやく眠りにつくことができた。

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