死神始めました

田中 凪

第51話 久々の・・・

自分のステータスを確認していて思ったことがある。
変な魔法が増えとるっ!!
ということである。”天地創造”って絶対使っちゃいけないやつだろ。こうゆう時は死天竜アイツに聞くのが1番早いが、気まぐれなので出来そうにない。すると、僕は何もしてないのにこの世界の時が止まった。これは・・・
『久々に来てやったぞ!』
やっぱりか。
「今回は何の用件だ?」
『実はな、この世界が我ら天竜の監視下から離れることになってな。・・・』
死天竜の長ったらしい話をまとめると、
天竜達は数千年に一度世界を何個か切り離し新しい世界を作る。その時には必ず、別の世界から選んだ者をその世界の神 (管理者)として放り出しどうなるのかを見る。まあ、ほとんどの場合ですぐ滅ぶのだそう。
それっていわゆる押し付けと言うものなのでは?と思う。え? 無理矢理転生させられたのに怒ってないのかって?そりゃぁ事情を詳しく聞かされなかったのは怒るが、転生させられた事については気にしていない。地球むこうの扱いよりもかなりマシだからである。
『天地創造とは、新しく世界を作ることが出来るものだ。」
とのこと。何回でもできるが、成功率は低いらしい。永遠に使わないな。滅ぶのならそれで良いと思う。
『あと、何か質問はあるか?』
「無いな。」
『そうか。では、がんばれよ。』
「わーってるよ。」
『これにておさらばしよう。』
「またな。」
こうして重大な事実と共に、かなり後悔をしているのであった。何であんなの受けたんだ。と。やっぱり死神からすごく遠ざかってるな。なるべく気にしないようにしなければ。

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