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決勝戦 バルトVSカオスゴッド

 バルトとカオスゴッドが離れて向かい合う。どちらも陣地を作らない。そのため、すぐに決勝戦が行われることになった。

 正午を過ぎた。しかし、両者とも動かない。

 先に静寂を破ったのは、バルトだった。

「カオスゴッド、久しぶりだな。死んで尚、こうして対峙することになるとは思わなかったぞ」

「アンライバルト。アナタは重大な罪を犯した。それも、幾度も。今までは赦しましたが、アナタには然るべき報いを受けてもらいます」

 両者の間に、不穏な空気が漂う。

「罪ト報。ワタシはワタシを妨害する者を嫌う。よって、ワタシが審判を下す」

「やれるものならやってみよ!善くも悪くも、余が全力を出せたのはカオスゴッド、貴様のみ!しかし、そう易々とやられてはやらぬぞ!」

 唐突に始まった最終決戦じみた戦い。これで、なにが決まるのかは解らない。しかし、私にも何か関わりがあるような気がした。

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