初心者がVRMMOをやります(仮)
非常識親子の戦い 1
クリスの参戦に伴い、何故か「十二宮」や「七つの森」のメンバーまで集まってきた。
ただ、クリスは誰一人参戦を許さなかった。
「お前たちに称号は必要ない。それに私は彼らと戦いたい」
「違います。主様とアドナキエルがぶつかり合えば、間違いなくここにいるメンバーが『死に戻り』をします。それを避けるための結界を全員全力ではりにきました」
そうにっこり微笑んで言うのは、時々喫茶店に遊びに来る妖精族の男。名前はミカエル。わざと黒い羽根にしたスカーレット曰く「ショタが涎を垂らして喜ぶ外見」である。
「どんな結界だよ!?」
全員の実力をなりに知るユウが、すぐさま突っ込みを入れていた。
「えーー? 主様とアドナキエルの戦いをすぐ近くで思う存分見たいと思わないわけ? その他に能力値のかなり高い人龍族のジャスティスさんもいるんだから、間違いなく地形変わるくらいの戦いだよ?」
ワクワクするでしょ? 外見と全く似合わないことをさらっとはいた。
間違いなくクリス信者だ。カナリア以外全員同じことを思った。
「ミカエル、感謝するよ」
「いえいえ。私も役得です」
その言葉を聞くなり、クリスはすぐさま魔法を使い始めた。
「……魔法って五つ一気に唱えられるんですね」
ぼんやりと見ていたカナリアは思わず呟いた。
「あれはクリス様固有のスキルです。……我々でも無理です」
イノセンツがすぐさま訂正してきた。
「なんつーんだろ。非常識VS非常識だよな」
五つ一気に放たれた魔法を、ジャッジが剣ではねのけるさまを見て、ユウが呟く。
「多分、リフレク系魔法を剣に付与してるんだとは思うんだが……多分」
ディスカスも自信なさそうに解説をしていた。
その間、「神社仏閣を愛する会」メンバーとユーリたちはその光景を呆然として見ていた。
現在、ジャッジ、リースVSクリス、スカーレット、イッセン、リリアーヌ、ディッチの状態である。ディッチは完全に回復と補助に徹しており、スカーレットが斬り込みをかけて、イッセンが追従、クリスが魔法をひたすら放っているという状態だ。
「……あれ? リキャストタイムどうなってるわけ?」
続けざまに使うスキルに、ディスカスが呟く。
「先生の補助魔法があるからって、あそこまで連発できないよなぁ」
「だから不思議なんだ」
ユウと二人、首をひねっていた。
ただ、クリスは誰一人参戦を許さなかった。
「お前たちに称号は必要ない。それに私は彼らと戦いたい」
「違います。主様とアドナキエルがぶつかり合えば、間違いなくここにいるメンバーが『死に戻り』をします。それを避けるための結界を全員全力ではりにきました」
そうにっこり微笑んで言うのは、時々喫茶店に遊びに来る妖精族の男。名前はミカエル。わざと黒い羽根にしたスカーレット曰く「ショタが涎を垂らして喜ぶ外見」である。
「どんな結界だよ!?」
全員の実力をなりに知るユウが、すぐさま突っ込みを入れていた。
「えーー? 主様とアドナキエルの戦いをすぐ近くで思う存分見たいと思わないわけ? その他に能力値のかなり高い人龍族のジャスティスさんもいるんだから、間違いなく地形変わるくらいの戦いだよ?」
ワクワクするでしょ? 外見と全く似合わないことをさらっとはいた。
間違いなくクリス信者だ。カナリア以外全員同じことを思った。
「ミカエル、感謝するよ」
「いえいえ。私も役得です」
その言葉を聞くなり、クリスはすぐさま魔法を使い始めた。
「……魔法って五つ一気に唱えられるんですね」
ぼんやりと見ていたカナリアは思わず呟いた。
「あれはクリス様固有のスキルです。……我々でも無理です」
イノセンツがすぐさま訂正してきた。
「なんつーんだろ。非常識VS非常識だよな」
五つ一気に放たれた魔法を、ジャッジが剣ではねのけるさまを見て、ユウが呟く。
「多分、リフレク系魔法を剣に付与してるんだとは思うんだが……多分」
ディスカスも自信なさそうに解説をしていた。
その間、「神社仏閣を愛する会」メンバーとユーリたちはその光景を呆然として見ていた。
現在、ジャッジ、リースVSクリス、スカーレット、イッセン、リリアーヌ、ディッチの状態である。ディッチは完全に回復と補助に徹しており、スカーレットが斬り込みをかけて、イッセンが追従、クリスが魔法をひたすら放っているという状態だ。
「……あれ? リキャストタイムどうなってるわけ?」
続けざまに使うスキルに、ディスカスが呟く。
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「だから不思議なんだ」
ユウと二人、首をひねっていた。
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