初心者がVRMMOをやります(仮)
つかの間(?)の休憩
「さて、これからはAI込みのパーティになる。……ところでセバス君」
「ディッチ様、いかがなさいました?」
「ピクニックにして欲しくなかったんだけど」
「ピクニックではございません。炊き出しでございます。レイド前に腹ごしらえが必要だと思いましたので」
言っていることは間違いでない。だが、何故、豚汁で暖を取っているのか。現実ではGW真っ最中である。
「ミ・レディのリクエストですが」
しれっとセバスチャンが言うのでそちらを見ると、ディッチは思わず脱力した。
カナリアは誰よりもまったりと豚汁とおにぎりを食べている。
「カナリア君!!」
「先生、冷めないうちにどうぞ」
そう言って、手付かずで置かれたままの豚汁とおにぎりをお盆に入れて手渡してきた。
時折かなりカナリアはずれている。それをどう修正していいか分からない。
「ディッチさん、美玖に付き合ってやってよ。美玖は今まで出来なかったことをこのゲームでやって、色々取り戻してるんだからさ」
イッセンの言葉は重い。だが思いのつまったものだ。
「さて、腹ごしらえしてたんまり採取・採掘するか!」
そう思いなおすことにした。
食べ終わる頃、アントニーがお湯を沸かし始めた。
「あんたまで何やってんですか!」
「いや、食事のあとは一服つけるのが私の習慣なのでね」
「仰っていただければ、お茶を用意しましたのに」
「セバスチャン。大変ありがたいが、食後は緑茶かほうじ茶と決めているんだ」
お茶の淹れ方にもこだわりのあるアントニーが、さり気なく全員にお茶を渡していた。
英気を養ったところで、次のレイドに向けて動き出した。
「ディッチ様、いかがなさいました?」
「ピクニックにして欲しくなかったんだけど」
「ピクニックではございません。炊き出しでございます。レイド前に腹ごしらえが必要だと思いましたので」
言っていることは間違いでない。だが、何故、豚汁で暖を取っているのか。現実ではGW真っ最中である。
「ミ・レディのリクエストですが」
しれっとセバスチャンが言うのでそちらを見ると、ディッチは思わず脱力した。
カナリアは誰よりもまったりと豚汁とおにぎりを食べている。
「カナリア君!!」
「先生、冷めないうちにどうぞ」
そう言って、手付かずで置かれたままの豚汁とおにぎりをお盆に入れて手渡してきた。
時折かなりカナリアはずれている。それをどう修正していいか分からない。
「ディッチさん、美玖に付き合ってやってよ。美玖は今まで出来なかったことをこのゲームでやって、色々取り戻してるんだからさ」
イッセンの言葉は重い。だが思いのつまったものだ。
「さて、腹ごしらえしてたんまり採取・採掘するか!」
そう思いなおすことにした。
食べ終わる頃、アントニーがお湯を沸かし始めた。
「あんたまで何やってんですか!」
「いや、食事のあとは一服つけるのが私の習慣なのでね」
「仰っていただければ、お茶を用意しましたのに」
「セバスチャン。大変ありがたいが、食後は緑茶かほうじ茶と決めているんだ」
お茶の淹れ方にもこだわりのあるアントニーが、さり気なく全員にお茶を渡していた。
英気を養ったところで、次のレイドに向けて動き出した。
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