俺の高校生活に平和な日常を
第4章番外編 #4「イーリスとミシェーラ」
 ---小学校に通い始めてもう4年の月日が流れていた。友達もたくさん出来てきたが私の素性を隠している為、あくまで学校内で遊ぶだけの友達。家に呼んで遊ぶような友達は1人もいなかった。
 そんな時だった。アイツ、ミシェーラが転入してきたのだ。お互い魔力の感知が出来たから一目見ただけで同類だという事が分かった。
 「はじめまして、私はミシェーラ。あなたは?」
 最初に話しかけてきたのはミシェーラからだった。私が同類だと気付いていたからこそ仲良くしたかったのかもしれないわね。
 「私はイーリスよ。よろしく」
 「イーリスかー。こちらこそよろしく」
 彼女の最初の印象は明るくてフレンドリーな子だった。たった数日のうちにクラスに溶け込みいつのまにか皆んなの中心の中にいた。
 勉強も運動も学年トップクラスでルックスも女子が羨ましがるほど可愛らしくチャームポイントの笑顔からの八重歯はあらゆる男子を魅了させた。
 そんな八方美人なミシェーラは私とはかなり親しくしてくれて昼休みは学校の屋上で魔法関連の話や魔女について語り合ったり、放課後も一緒に遊んだりして私にとってミシェーラは初めての親友と呼べる存在だった。
 ミシェーラは魔法関連に関しても私より優れていて私がまだ使えない魔法も習得していた。私はその時アイツを親友と同時に尊敬の眼差しを送っていた。
 ---そしてミシェーラが来てから2年が経ち私達は小学校6年になった時だった。
 「私ん家に?」
 「うん。前からイーリスの母ちゃんに会ってみたくてさ」
 話の内容はミシェーラが私の家に遊びに行きたいということだった。今まで外で遊ぶことはあったがお互いの家で遊ぶことは一度もなかった。
 特に理由がある訳ではないが私の家なんかは地図にも記されていないような小さい孤島で遊ぶ物もないし聞いた話ではミシェーラも似たような感じらしく他所で遊んだ方がいいと思っていたからだ。
 だがその日、ミシェーラはママに一度会ってみたいと言ってきたのだ。
 ママは最強の魔女と呼ばれるほど大物の魔女だ。彼女が会ってみたいと言いだすのも分かる気がした。
 「分かったわ。今日ママに聞いてみるわ」
 「そうか。じゃあ楽しみに待ってるよ」
 私はとりあえずママに許可を貰う為、その場では返答を返さず家に持ち帰ることにした。
 そしてその日の夜にママに今日の話をした。
 「ミシェーラちゃんをお家に?」
 「うん。ママに会いたいんだって」
 「………」
 しかしママの反応は思いの外薄かった。というより困った顔をしていたというべきか。そういえば最初にミシェーラと友達になった事を話した時も同じような顔をしていた気がする。
 だがその時の私から見れば気のせいのようにもみてとれた。その後も彼女の話をしてもいつものように笑顔で聞いていてくれたから。
 「そうね。私もイーリスのお友達がどんな子なのか会ってみたいし、いいんじゃない」
 「ホント?!」
 しかしあの時のようにいつもの笑顔のママに戻り了承してくれた。
 「ありかどうママ」
 その時の私は次の休日が楽しみで待ち遠しかったが後に後悔することになるのだった。
 そんな時だった。アイツ、ミシェーラが転入してきたのだ。お互い魔力の感知が出来たから一目見ただけで同類だという事が分かった。
 「はじめまして、私はミシェーラ。あなたは?」
 最初に話しかけてきたのはミシェーラからだった。私が同類だと気付いていたからこそ仲良くしたかったのかもしれないわね。
 「私はイーリスよ。よろしく」
 「イーリスかー。こちらこそよろしく」
 彼女の最初の印象は明るくてフレンドリーな子だった。たった数日のうちにクラスに溶け込みいつのまにか皆んなの中心の中にいた。
 勉強も運動も学年トップクラスでルックスも女子が羨ましがるほど可愛らしくチャームポイントの笑顔からの八重歯はあらゆる男子を魅了させた。
 そんな八方美人なミシェーラは私とはかなり親しくしてくれて昼休みは学校の屋上で魔法関連の話や魔女について語り合ったり、放課後も一緒に遊んだりして私にとってミシェーラは初めての親友と呼べる存在だった。
 ミシェーラは魔法関連に関しても私より優れていて私がまだ使えない魔法も習得していた。私はその時アイツを親友と同時に尊敬の眼差しを送っていた。
 ---そしてミシェーラが来てから2年が経ち私達は小学校6年になった時だった。
 「私ん家に?」
 「うん。前からイーリスの母ちゃんに会ってみたくてさ」
 話の内容はミシェーラが私の家に遊びに行きたいということだった。今まで外で遊ぶことはあったがお互いの家で遊ぶことは一度もなかった。
 特に理由がある訳ではないが私の家なんかは地図にも記されていないような小さい孤島で遊ぶ物もないし聞いた話ではミシェーラも似たような感じらしく他所で遊んだ方がいいと思っていたからだ。
 だがその日、ミシェーラはママに一度会ってみたいと言ってきたのだ。
 ママは最強の魔女と呼ばれるほど大物の魔女だ。彼女が会ってみたいと言いだすのも分かる気がした。
 「分かったわ。今日ママに聞いてみるわ」
 「そうか。じゃあ楽しみに待ってるよ」
 私はとりあえずママに許可を貰う為、その場では返答を返さず家に持ち帰ることにした。
 そしてその日の夜にママに今日の話をした。
 「ミシェーラちゃんをお家に?」
 「うん。ママに会いたいんだって」
 「………」
 しかしママの反応は思いの外薄かった。というより困った顔をしていたというべきか。そういえば最初にミシェーラと友達になった事を話した時も同じような顔をしていた気がする。
 だがその時の私から見れば気のせいのようにもみてとれた。その後も彼女の話をしてもいつものように笑顔で聞いていてくれたから。
 「そうね。私もイーリスのお友達がどんな子なのか会ってみたいし、いいんじゃない」
 「ホント?!」
 しかしあの時のようにいつもの笑顔のママに戻り了承してくれた。
 「ありかどうママ」
 その時の私は次の休日が楽しみで待ち遠しかったが後に後悔することになるのだった。
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