俺の高校生活に平和な日常を

ノベルバユーザー177222

第4章 #3「勉強会」

 ---中間テストまて残り二週間---

 放課後、俺は再びみのりの家に招待されていた。しかし一つ前と違うところは1人招待されていないのにも関わらず俺について来ていることだ。

 「………」

 「…あの…」

 「………」

 無言でついて来る有紗に声をかけてみるが何故かずっと怖い表情をするばかりで何も返しがない。因みに何故今こんなことになっているのかというと今日の昼頃に話は戻る。

 ---「勉強会って…どこで?いつ?その勉強会何人でやんの?」

 俺の怒涛の質問ラッシュにみのりは少し考えてながら口を開いた。

 「そうですねー…」

 その一言だけ言うとみのりは急にスマホを取り出しスラスラと指を動かし始めた。

 「??」

 突然の行動に理解出来ずただ呆然とみのりを見つめていた。すると俺のスマホに通知を知らせるバイブが一回だけ振動した。まさかと思いスマホを点けると予想通りみのりからのメッセがきていた。ゼロ距離にいるというのに何でメッセなんだとも思いながらメッセージボックスを開き中身を確認した。

 『宜しければ私の家なんてどうでしょうか?日にちはお任せします。もちろん2人・っきりで♡』

 こんなグイグイ誘って来るメッセを貰ったのは生まれて初めてだ。俺はふとみのりの顔を見ると頰を赤らめながら俺の方を見ていた。それが果たして演技なのか素なのか分からないが彼女は吸血鬼というより夢魔むまのサキュバスなんじゃないかとつくづく思ってしまう。

 『分かったよ。日程はみのりが空いてる時でいいよ』

 だが俺も俺で馬鹿なヤツだと自覚している。何せみのりにとって俺の血を狙っているいわゆる捕食対象の1人なのだ。それを頭で理解しているもののつい話に乗っかってしまう。

 『でもワンチャンあるかもしれない!』っとか思っていない…訳でも無いが俺はただ人の好意を出来るだけ拒みたくないのだ。今まで好意的に接してこられたことがなかったから例えそれが偽りだとしても正直俺は嬉しいんだ。だから俺は受けることにした。

 するとまた一件メッセが入ってきた。

 『分かりました(((o(*゜▽゜*)o)))♡なら今日からなんてどうでしょうΣ੧(❛□❛✿)和彦君が今どのくらい勉強出来ているのか早めに知っておいた方がいいですしね(//∇//)」

 さっきより絵文字多めの返信が返ってきた。半分人間の血は流れてはいないとはいえそこはやはりJKなんだな。つーか今のメッセの内容だと勉強会というより俺に家庭教師がついただけのような気がするが…

 『分かった。じゃあ今日の放課後みのりの家に行くから( ✌︎'ω')✌︎』

 俺もとりあえず絵文字を使って返信するとすぐにまた返信が返ってきた。俺は思わずみのりの方を向いた。いくらなんでも早すぎねーか!?

 しかしみのりの顔を見るとさっきと違い頰を少し膨らませながらおこアピールをしていた。

 「??」

 (何で急にご機嫌ななめなんだ?)

 そう思いながら俺はスマホの返信を確認して見る。

 『イヤです( *`ω´)今日は一緒に帰りましょう(。・ω・。)キャッ♡』

 …本当に彼女は素ではないのかな?

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