俺の高校生活に平和な日常を
第3章番外編 #10「決意」
 「どこ行ってたんだよ〜!?」
 「ええ?」
 お兄ちゃんはそう言うと私の両肩を掴みながら私の体を小刻みに揺さぶりました。
 「なんかもの静かだったから家の中探しまくったけどどこにもいなくて外に捜しに行こうにもどこを捜したらいいか検討もつかないし何かトラブルにでも巻き込まれてたらどうしようとか色々考えてたら心配で心配で…」
 「…お兄ちゃん…」
 今思い返すと私はお兄ちゃんに何も言わず出て来てしまいました。それがお兄ちゃんの涙の理由になってしまいました。
 「…ごめんなさい」
 私はお兄ちゃんに謝罪をしながら申し訳ない気持ちで一杯になりました。まさかこんなに心配されているとは思いもしませんでした。
 でも申し訳ないという気持ちと同時に嬉しい気持ちになっていました。なぜなら1つだけ気づいた事があったからです。それはお兄ちゃんは変わってないところもあるんだということです。
 前よりは引っ込み思案な性格になってしまいましたがそれでも私を大切に思ってくれているところだけは昔とかわらずにいてくれていました。それが私にとって何よりも嬉しい事でした。なぜなら私の大好きだったお兄ちゃんが戻ってきてくれたのですから。
 「…あっ」
 ふと私の頭の中にある考えが思い浮かびました。
 (そうだ!私が叶えたい願い。私の本当の気持ち…)
 さっきまで悩んでいた事が曇天模様の空が一瞬にして晴れるように消えていきました。そして私の中にはもう決まっていました。
 「??」
 ---そしてとうとう約束の期日を迎えました。私は昨日バードさんと会った場所に向かっていました。別にそこに集まるという約束はしてはいませんでしたが何となくそこに居るような気がして…
 「別に家で待っててくれてもよかったけどな」
 「っ!?」
 向かっている途中で頭の上から突然声が聞こえてきました。気がついたときにはバードさんが私の頭に乗っかっていたところでした。
 「バードさん、いつから居たの?」
 「ついさっきだよ。お前ん家に向かう途中で見つけたんだよ」
 「そうなんだ」
 そんな会話をしながら私達は昨日の場所へ向かって行きました。到着するや否やバードさんは私の頭から離れ地面に降りていきました。
 「それでもう決まったのか?」
 降りると同時に喋り始めるバードさん。
 「うん!私決めたの!!」
 私は真っ直ぐにバードさんを見つめてそう答えました。バードも真剣な眼差しで私の目を見つめて来ました。どうやら私の決意がバードさんにも伝わってくれているそうでした。
 「昨日の迷いの目はどうやらなくなっているようだな。じゃあ聞かせて貰おうか?」
 「ええ?」
 お兄ちゃんはそう言うと私の両肩を掴みながら私の体を小刻みに揺さぶりました。
 「なんかもの静かだったから家の中探しまくったけどどこにもいなくて外に捜しに行こうにもどこを捜したらいいか検討もつかないし何かトラブルにでも巻き込まれてたらどうしようとか色々考えてたら心配で心配で…」
 「…お兄ちゃん…」
 今思い返すと私はお兄ちゃんに何も言わず出て来てしまいました。それがお兄ちゃんの涙の理由になってしまいました。
 「…ごめんなさい」
 私はお兄ちゃんに謝罪をしながら申し訳ない気持ちで一杯になりました。まさかこんなに心配されているとは思いもしませんでした。
 でも申し訳ないという気持ちと同時に嬉しい気持ちになっていました。なぜなら1つだけ気づいた事があったからです。それはお兄ちゃんは変わってないところもあるんだということです。
 前よりは引っ込み思案な性格になってしまいましたがそれでも私を大切に思ってくれているところだけは昔とかわらずにいてくれていました。それが私にとって何よりも嬉しい事でした。なぜなら私の大好きだったお兄ちゃんが戻ってきてくれたのですから。
 「…あっ」
 ふと私の頭の中にある考えが思い浮かびました。
 (そうだ!私が叶えたい願い。私の本当の気持ち…)
 さっきまで悩んでいた事が曇天模様の空が一瞬にして晴れるように消えていきました。そして私の中にはもう決まっていました。
 「??」
 ---そしてとうとう約束の期日を迎えました。私は昨日バードさんと会った場所に向かっていました。別にそこに集まるという約束はしてはいませんでしたが何となくそこに居るような気がして…
 「別に家で待っててくれてもよかったけどな」
 「っ!?」
 向かっている途中で頭の上から突然声が聞こえてきました。気がついたときにはバードさんが私の頭に乗っかっていたところでした。
 「バードさん、いつから居たの?」
 「ついさっきだよ。お前ん家に向かう途中で見つけたんだよ」
 「そうなんだ」
 そんな会話をしながら私達は昨日の場所へ向かって行きました。到着するや否やバードさんは私の頭から離れ地面に降りていきました。
 「それでもう決まったのか?」
 降りると同時に喋り始めるバードさん。
 「うん!私決めたの!!」
 私は真っ直ぐにバードさんを見つめてそう答えました。バードも真剣な眼差しで私の目を見つめて来ました。どうやら私の決意がバードさんにも伝わってくれているそうでした。
 「昨日の迷いの目はどうやらなくなっているようだな。じゃあ聞かせて貰おうか?」
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