俺の高校生活に平和な日常を
第3章 #15「イーリスちゃん」
 「同じクラスのイーリスちゃん!可愛いでしょ♡」
 自慢気に見せてくる梓に俺は少し気圧されていた。イヤ、そこじゃないのかもしれない。その隣にいる女の子のオーラに気圧されていた。まるで二次元から飛び出してきた女の子みたいだ。
 金髪碧眼に大きな瞳、巻き髪に俺の顔の半分くらいしかない顔。服装は黒のワンピースを着ており背丈は梓より低く130ぐらいしかなさそうだ。
 「………」
 紹介されたものの一向に無口のイーリスちゃん。
 「イーリスちゃん!この人が私のお兄ちゃん!歳は私より一個上で今は地元の高校に通ってるの!」
 「………」
 俺の紹介をしてくれた梓に対して一言も喋らないイーリスちゃん。見た感じ外国の子っぽいから多分日本語が通じてないのかな?だとしたらちょっとマズイな。外国人に英語で話すのって初めてなんだが…
 「ゴメンねお兄ちゃん。イーリスちゃん、ちょっと緊張してるみたいで…」
 「あ、ああ、大丈夫だよ!じゃあ俺、部屋に戻るから!イーリスちゃん、ゆっくりしてってね」
 そう言って俺は逃げるように自室に向かって行った。結局、彼女とは一言も話せなかった。うーん、難しい子だな〜。
 俺はとりあえず自室に戻ってから1人反省会を開いていた。
 「ふう。まあ、相手が男じゃなかっただけまだマシかー」
 やっぱり1番はそこに限るばかりである。正直言うと心の底から「よかったー!」と思っている。心の中にいる俺が小躍りをしながら喜んでいる気がした。イヤ、小躍りしてるな。
 「でも不思議な子だったなー、イーリスちゃん」
 あんな可愛い子、俺がいた頃には見かけたことなんかなかった。おそらく、今年から転入して来たんだろうな。それにしても本当に可愛い子だった。なんか最近、美少女と出会う機会が多くなってきた気がする。
 そんな中でも彼女はベクトルが違う感じがした。有紗は外国育ちだが純血の日本人だしみのりは少し特殊だが母親が日本人だ。だが彼女は正真正銘の外国人だと思う。これはあくまで俺の想像なのだが…
 だが金髪で碧眼は日本人の血を引いてる人には中々見られないと思う。
 「にしても、梓があんな子と友達になっているとはな」
 流石我が妹と言うべきか、大人しそうな彼女とそこまで親しくなっていたとは、梓の寛容で人柄の良さを感じた。そうして俺の反省会は終了した。俺が反省することは全くなかったのだが…
 自慢気に見せてくる梓に俺は少し気圧されていた。イヤ、そこじゃないのかもしれない。その隣にいる女の子のオーラに気圧されていた。まるで二次元から飛び出してきた女の子みたいだ。
 金髪碧眼に大きな瞳、巻き髪に俺の顔の半分くらいしかない顔。服装は黒のワンピースを着ており背丈は梓より低く130ぐらいしかなさそうだ。
 「………」
 紹介されたものの一向に無口のイーリスちゃん。
 「イーリスちゃん!この人が私のお兄ちゃん!歳は私より一個上で今は地元の高校に通ってるの!」
 「………」
 俺の紹介をしてくれた梓に対して一言も喋らないイーリスちゃん。見た感じ外国の子っぽいから多分日本語が通じてないのかな?だとしたらちょっとマズイな。外国人に英語で話すのって初めてなんだが…
 「ゴメンねお兄ちゃん。イーリスちゃん、ちょっと緊張してるみたいで…」
 「あ、ああ、大丈夫だよ!じゃあ俺、部屋に戻るから!イーリスちゃん、ゆっくりしてってね」
 そう言って俺は逃げるように自室に向かって行った。結局、彼女とは一言も話せなかった。うーん、難しい子だな〜。
 俺はとりあえず自室に戻ってから1人反省会を開いていた。
 「ふう。まあ、相手が男じゃなかっただけまだマシかー」
 やっぱり1番はそこに限るばかりである。正直言うと心の底から「よかったー!」と思っている。心の中にいる俺が小躍りをしながら喜んでいる気がした。イヤ、小躍りしてるな。
 「でも不思議な子だったなー、イーリスちゃん」
 あんな可愛い子、俺がいた頃には見かけたことなんかなかった。おそらく、今年から転入して来たんだろうな。それにしても本当に可愛い子だった。なんか最近、美少女と出会う機会が多くなってきた気がする。
 そんな中でも彼女はベクトルが違う感じがした。有紗は外国育ちだが純血の日本人だしみのりは少し特殊だが母親が日本人だ。だが彼女は正真正銘の外国人だと思う。これはあくまで俺の想像なのだが…
 だが金髪で碧眼は日本人の血を引いてる人には中々見られないと思う。
 「にしても、梓があんな子と友達になっているとはな」
 流石我が妹と言うべきか、大人しそうな彼女とそこまで親しくなっていたとは、梓の寛容で人柄の良さを感じた。そうして俺の反省会は終了した。俺が反省することは全くなかったのだが…
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