俺の高校生活に平和な日常を
第3章 #2「子猫を追いかけて…」
 みのりとの予定を作り真っすぐ家に帰宅した。
 「ただいまー!」
 「お兄ちゃん、おかえり〜♡」
 家に入ると梓が出迎えて来た。珍しく先に帰って来ていたようだ。
 「珍しいな、今日は買い物無かったんだ!」
 いつもは買い物して帰るから遅くなっていたが、早く帰って来てるという事は買い物はして来て無いということだ。
 「うん!ちょっと賞味期限切れそうなのが増えてきたからそれで作ろうかなっと思うんだけど、それでイイ?」
 「うん!俺はそれでイイけど、一応有紗にも聞いておくか?」
 折角この前連絡先交換したしこの際連絡でもとってみようかな?
 「有紗ちゃんにならもう了承取れてるよ。少し帰りが遅くなるって言ってたけど」
 「あ、そう…」
 そもそもその必要は無かったようだ。因みに梓と有紗はとても仲が良く、お互いちゃん付けで呼び合っていた。あの有紗とすぐに仲良くなれたのだからウチの妹は相当、心が寛容なのだろう。流石、ウチの出来た妹だ!
 「何か手伝おうか?」
 「ううん、大丈夫だよ!お兄ちゃんはゆっくりしてて!」
 優しい妹の言葉に何も出来ない俺は罪悪感を覚えるばかりだ。
 「そう。後でコンビニ行くけど、何か買ってきて欲しいモノある?」
 「う〜ん、じゃあ、アイス買ってきて欲しいかな?カップのヤツ!」
 「オッケー!」
 せめて俺ができるのは買い出しぐらいか。とりあえず後で買ってきてあげるか!それにしてもハート模様のエプロンを着ている妹の姿はまるで新妻みたいだな。妹に対してそんな事を思う兄は危ないヤツだろうか?
 ---それから自室に戻り少しゆっくりした後、俺はコンビニに向かって行った。
 (そう言えば有紗の奴、いつも帰りが遅い気がするけど、いつも何やってんだろうか?)
 コンビニに向かう途中、俺はそんな事を考えていた。約1ヶ月間、同じ教室で共に過ごしてきたが特に仲良くしている子とかはいない気がする。もちろん監視とかをしてる訳ではないのだが、学校が終わると1番先に帰ってるし人と話をしてるとこを全く見たことがない。
 正直に言うと友達とかはいなそうだが…一体何処に行ってるんだか。
 近くのコンビニに着くと入り口の近くに可愛い白色の子猫が居たので俺はその子猫とジャレ合おうとした。
 「ニャー」
 可愛らしい子猫の鳴き声に癒されながら触ろうと手を伸ばした。しかし子猫は俺を無視し何処かに行こうとした。俺はその子猫の後を追いかけて行った。高校生にもなって何やってるのだろうか?子猫は入り口から従業員だけが入れる裏口の方に向かって行った。
 「ニャー、ニャー!」
 すると裏口の近くで猫の鳴き真似をする女の人の声が聞こえた。
 (アレ?聞き覚えのある声がするんだけど…)
 俺はコッソリ子猫を追いかけながら裏口の方を覗いて見た。そこには驚くべき光景が映っていたのだった。
 「ただいまー!」
 「お兄ちゃん、おかえり〜♡」
 家に入ると梓が出迎えて来た。珍しく先に帰って来ていたようだ。
 「珍しいな、今日は買い物無かったんだ!」
 いつもは買い物して帰るから遅くなっていたが、早く帰って来てるという事は買い物はして来て無いということだ。
 「うん!ちょっと賞味期限切れそうなのが増えてきたからそれで作ろうかなっと思うんだけど、それでイイ?」
 「うん!俺はそれでイイけど、一応有紗にも聞いておくか?」
 折角この前連絡先交換したしこの際連絡でもとってみようかな?
 「有紗ちゃんにならもう了承取れてるよ。少し帰りが遅くなるって言ってたけど」
 「あ、そう…」
 そもそもその必要は無かったようだ。因みに梓と有紗はとても仲が良く、お互いちゃん付けで呼び合っていた。あの有紗とすぐに仲良くなれたのだからウチの妹は相当、心が寛容なのだろう。流石、ウチの出来た妹だ!
 「何か手伝おうか?」
 「ううん、大丈夫だよ!お兄ちゃんはゆっくりしてて!」
 優しい妹の言葉に何も出来ない俺は罪悪感を覚えるばかりだ。
 「そう。後でコンビニ行くけど、何か買ってきて欲しいモノある?」
 「う〜ん、じゃあ、アイス買ってきて欲しいかな?カップのヤツ!」
 「オッケー!」
 せめて俺ができるのは買い出しぐらいか。とりあえず後で買ってきてあげるか!それにしてもハート模様のエプロンを着ている妹の姿はまるで新妻みたいだな。妹に対してそんな事を思う兄は危ないヤツだろうか?
 ---それから自室に戻り少しゆっくりした後、俺はコンビニに向かって行った。
 (そう言えば有紗の奴、いつも帰りが遅い気がするけど、いつも何やってんだろうか?)
 コンビニに向かう途中、俺はそんな事を考えていた。約1ヶ月間、同じ教室で共に過ごしてきたが特に仲良くしている子とかはいない気がする。もちろん監視とかをしてる訳ではないのだが、学校が終わると1番先に帰ってるし人と話をしてるとこを全く見たことがない。
 正直に言うと友達とかはいなそうだが…一体何処に行ってるんだか。
 近くのコンビニに着くと入り口の近くに可愛い白色の子猫が居たので俺はその子猫とジャレ合おうとした。
 「ニャー」
 可愛らしい子猫の鳴き声に癒されながら触ろうと手を伸ばした。しかし子猫は俺を無視し何処かに行こうとした。俺はその子猫の後を追いかけて行った。高校生にもなって何やってるのだろうか?子猫は入り口から従業員だけが入れる裏口の方に向かって行った。
 「ニャー、ニャー!」
 すると裏口の近くで猫の鳴き真似をする女の人の声が聞こえた。
 (アレ?聞き覚えのある声がするんだけど…)
 俺はコッソリ子猫を追いかけながら裏口の方を覗いて見た。そこには驚くべき光景が映っていたのだった。
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