学校一のオタクは死神でした。

ノベルバユーザー203842

第4話 新の正体・暴走した者達

*第4話 新の正体 ・暴走した○○達*

と言う訳で家に帰って来た。
どうやって帰ってきたかって?
もう直ぐわぐ分かるから説明はあとだということで。
ちなみに家は普通の二階建ての一軒家。

「お〜い。
希里〜帰ってるか〜?会議に行くぞ〜!」
「すぐに行きます。」

すると、二階から、パタパタと中学生くらい少年が降りてきた。
実際、中学生なんだけどな…
まぁいいや、そして、彼が我が弟の希里である。
髪は茶髪(別に染めている訳じゃないぞ?天然だぞ?)で、瞳は赤く。
身長は、俺の肩より低いくらいである。

ちなみに、学校ではかなりモテるらしい…

ん?俺はどうかって?


モテる訳ないじゃん?


ラノベ机に積み上げている時点で…
別に悔しくないぞ?
…いや、本当に…

「お待たせしました、兄上。」

「ん、ほんじゃあ行くか。」

てな訳で、会議会場に向かう。
廊下を進んでいき一番奥の扉に前に立つ。そして…


『gate open!』


と言うと扉の隙間から緑色の光が漏れ出た。
そして、扉を開く。
そう、ここが会議会場である、『 heaven church 』天の教会と言う意味がある。
この部屋は、全ての" 神 "が集まる場である。
そして、俺は人間では無い。


" 死神 "だ。


「遅いぞ死神どの。
時間ギリギリでわないか。」

「悪い。
仕事があったもんで。」

すでに俺と希里以外は全員部屋の中にいた。
声をかけてきたのは、僕より少し背の高いおっさん。

「で、今日の会議はどんな要件なんだ?」

と近くにいた金髪の少年が言う。

「うん。全員集まったようだね。では、会議を始める。」

と、部屋の奥の方で玉座に座っている白髪の成年が言った。

「ん?姉さんはどうしたんだ?
見当たらないが?」

「女神は、用事があるんだそうだ。
手続きが何とかって…」

と、またもやおっさんが答えた。
ふん?手続き?何の手続きだろう?
あ、今でたから言っておくと俺には従姉弟の姉さんがいます。


" 女神 "です。


まぁ、そのうち出てくるだろう。

ちなみに希里は" 鬼神 "な。


「話を進めるよ?
今日、ここに集まった要件は…
皆んなに警戒態勢に入ってもらいたいからだ。」


「「「っ!」」」

「警戒態勢?どういうことよ!」

とさっきの金髪少年の近くにいた緑がかった銀髪の少女が言う。
ちなみにさっきの少年と少女は腕を組んでいる。
リア充め…

「警戒態勢に入ってもらう理由は…獣神界にいた獣神、アラクネ,メディゥーサ,セイレーン,ビートル,パサライト,九尾の計6人が突然消えたからだ。」

「何だと?今までにそんなことは無かったではないか!」

「しかも、九尾とパサライトって‼︎
獣神の中でもかなり強い獣神でしたよね‼︎⁉︎」

「うむ。だから警戒態勢に入ってもらいたいのだよ。
特に死神君は24時間ずっと、" all life "を使って獣神達を探して欲しい。
どこかに現れるかもしれないからな。」

" all life "というのは俺だけが使うことができる、" 魔法 "の名だ。
魔法はハリ○ポッ○ーみたいな感じだと思ってくれていい。
さっき、ジュネーブから帰って来る時も魔法を使って空を飛んで来た。
魔法を使うのは別に構わない。


ただ……


「…使いたくない気持ちも分からんでもないが宜しく頼むよ。」


そう、この魔法は俺が最も嫌っている魔法の一つである。
" all life "=全ての命…動物、魚、鳥、虫、植物、そして"神"の全ての位置を全て把握できる便利な魔法だが、それと同時に相手の感情、気持ちなども、読み取れてしまう…

「早速、all lifeを使って獣神達を探してくれ。」

「……分かった。
魔力解放…魔力に異常無し…" all life "…発動……」

俺の目がほんのりと熱くなる。
そして、全ての命の位置が目に映る。
すると、あるポイントから強い反応があった。
間違いない。

獣神だ。


「見つけた。」

「何⁉︎どこだ‼︎」

「だけど…ここは…地球?…でも、いるのはアラクネだけだ。」

「何故地球に現れたんだ?」

「そんなの僕が知るわけないで…っ⁉︎」
「どうした?」

「アラクネが…化身を一体放って…消えた…」

「何⁉︎」

化身とは、それぞれの獣神が持つ獣の兵隊といたところだな。それぞれ、特殊な能力を持っている。獣神にしかできない魔力の使い方だ。すると現れた化身が…

「…化身が暴れ始めた…」

「どうなっている‼︎ あの、アラクネが人を襲うというのか‼︎」

「とりあえず、化身を人に見られるのはマズイ。
死神は直ちにその場所へ向い、事態を最小限におさえ、化身の討伐をはかってくれ。
見られた場合はこっちで何とかする。
頼んだぞ!」

「了解しました。」

俺は、扉を開け急いで化身の元へ向かった。

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コメント

  • Piano

    独特の一人語りがクセになる!

    0
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