日常日記

ノベルバユーザー173744

千千に乱れるこの思い……。

酉年である。
最近人の年を覚えるのが億劫になり、誕生日も忘れることも多い。
いや、忘れたい……。

曜日毎に体を見てもらう病院に、月毎、二週間おきと3つの病院に通うだけで、現実世界はいっぱいいっぱいだ。
ただ思うのは、掃除がしたいし、洗濯をしたいが、片付けられない。
洗濯できない……。

現実に疲れはてている。
あぁ、どうしてこうなったのだろう……私は、もっとできる筈だった。
人間関係だって、仕事だって頑張った。
思い返してみたら、私は何を遺せたのだろう……。

家族はいないし……あぁ、テディベアと本のためのおうちが作りたい……。
ドールハウスじゃなく、一階を喫茶店にして、テディベアを置いて、本を置いて……。

ただそれだけ。
私は、商売は向いていない。
夢物語を語るだけ……嘘吐き。

それでも、夢だけは捨てられない。
解らないけれど、不安だけれど……ただ、叶えたい。

鳥籠から逃れた小鳥は、カラスに襲われる……。

けれど、カラスは幻影……心の中の恐怖心。
一時だけでも忘れたい……。

……もう、これ以上薬を飲んでも、意味はないの……。
ただ欲しいのは、私の居場所。
私が怯えずに眠れるところ……。
鳥籠ではなく……自由の夢を見たい。

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