二次元美少女と恋をしたいっ!←そんなことさせないですよ?
第67話 イケメン転校生
文化祭まで残り1ヶ月を切った頃、我がクラスには転校生がきた。
名前は橘・シルク・ロードでどこぞのTSFを思い出させるような名前だ。
ただのイケメンである橘は初日から我がクラスの女の子たちのハートをその甘いマスクでがっちりと掴み今日も橘のまわりには女の子たちが群がっている。
「ちくしょう!!ただのイケメンが転校してくるなんて!!」
「お前だって顔はそこそこいいだろ?それに比べて俺なんか道ができるんだぜ?」
「懐かしい会話だな陽向よ。でもな?お前に好意を寄せている女の子はたくさん……いや、なんでもない」
「?それにしてもスゴイ人気だな」
「確かに。うちのクラスだけじゃなくほかのクラスからも橘目当てで来てるほどだしな」
「道理で人口が多いわけだ」
そのおかげか、俺達の席はとうに女の子に占領されて、立つハメになっているからな。
「これが陽向さんが毎日使っているイスですかー。感慨深いです!」
占領していたのは知り合いだった。
「何やってんだよ霧咲」
「?イスに座ってるんですけど?」
「なにその馬鹿なの?死ぬの?って感じは。でもな最近は馬鹿なの?の単体だけが流行りだぞ」
「私もあの陽向さんと過ごした熱い夜にリバイバルしたいです!」
「誤解を招くような言動はやめろ!智和がすげー顔で俺を見てるじゃねぇか!」
「嘘だろ?陽向……お前は俺より先に大人にならないってあの日の約束はなんだったんだよ…… 」
「何の約束だよ……」
つかな?俺は魔法使いにガチでなりたいからどんな事があろうとも二次元美少女たちとやるまでは俺の貞操は守り抜く!
「で、霧咲は何しに来たんだ?放課後は部活前に各クラスで文化祭についていろいろやる時間だろ?」
「そうなんですけど、私のクラスの他の女の子たちは陽向さんのクラスに来たという転校生を見に行っちゃって人が居なくて何も出来ないんですよね。なので私も便乗して陽向さんに会いに来ました」
「なんで俺に会いに来るんだよ。橘のところに行けばいいだろ?」
「どうしてですか?」
「どうしてって……どうしてだ?」
「私はただのイケメンには興味がありません!」
「どこぞの憂鬱さんだよお前は」
「この中に二次元美少女loveで女の子のパンツをゴミのように見る男性が居たら私の所に来てください!」
「…………」
「陽向さんのことですよ?」
「行きたくねーから黙ってんだよ」
「酷いです!」
「仲いいのな陽向と霧咲さん」
これのどこが仲がいいんだよ。
霧咲の暴走を俺が止めてるだけじゃねーか。
「つ、疲れましたわ」
「ちょっとくたびれましたね」
「おう。お疲れさん」
俺と智和、それに霧咲が話してるところにセラフィと桃が来た。
女の子たちが橘のところに居るんならと我がクラスのヤロー共はこの気を逃すまいと言っ感じで、E組の出し物のメインになるであろう2人のセラフィと桃にいろいろと質問を繰り広げていた。
「というか、途中で助けを求めたのになんで助けてくれなかったんですか?」
「めんどくさいからに決まってるからだろ?」
「なんですかその世界の定理みたいな言い方は」
「ようたが来ないおかげでいろいろ聞かれましたわ」
「バストサイズにプレイの内容とかですか?」
「そ、そんなのこと聞かれてないですわ!」
「霧咲さんも来てたんですね。橘くん目当てですか?」
「違います。陽向さん目当てです」
「なるほど」
「何がなるほどだよ」
「モテモテだなおい」
「足を踏むな智和」
☆
「イケメン橘のせいでクラスの方は何一つ進展しなかったが、友人部の方は進展させるぞ!」
場所を移して友人部部室。
クラスの方は結局何も進展することができなかった。それもあのイケメンのせいだろう。クラスの時間をほぼ持ってったからな。別に委員長でもない俺はクラスの方はわりとどうでもいいのだが、チヤホヤされてるイケメンが……羨ましくなんかないんだからねっ!
二次元美少女にチヤホヤされた方がいいんだからっ!
「なに?そんなにカッコイイの?」
実情を知らない柏木が霧咲に聞く。
「カッコイイとは思いますよ?私の好みでは無いですけど」
「へぇー」
会話終了。
なんて言うんだろう……。花の女子高生がいいのか?って思ってしまう。
勝手なイメージで女子高校生は恋バナばかりしてるイメージだからイケメンが転校生で来たとなると、その話題で持ちきりになるはずなのに。
「聞きたいんだが、お前らの好みはなんなんだ?」
イケメン橘のことが興味ないのであればコイツらはどんなやつが好みなのか知りたくなった俺は、聞いてみることに。私気になります!
「私は陽向さんですね」
「へー。柏木は?」
「酷いです!」
「私はチーレム無双してるやつ」
「現実には居ないと思うぞ?」
チーレム無双なんて居たら弟子入りしたいレベルだぜまじで。
そうすれば二次元美少女たちとウヒャヒャなことができるからな。
「ちなみにセラフィは?」
「わたくしは……(チラ)」
「俺の顔がどうかしたか?」
「い、いえ」
顔を背けられた。
(´・ω・`)
「すみません遅くなりました」
生徒会に部活として文化祭に参加する旨を伝えに行っていた桃が帰ってきた。
これで司会進行をしなくて済む。
「用紙を貰ってきましたけど、提出が明後日までみたいなので、いろいろと決めましょう」
「何を決めるんだ?」
「実行内容と、場所とかですね」
「なんだ簡単じゃないか」
「キャバクラをどう言い回すか考える必要がありますけど」
「難しくなったな」
名前は橘・シルク・ロードでどこぞのTSFを思い出させるような名前だ。
ただのイケメンである橘は初日から我がクラスの女の子たちのハートをその甘いマスクでがっちりと掴み今日も橘のまわりには女の子たちが群がっている。
「ちくしょう!!ただのイケメンが転校してくるなんて!!」
「お前だって顔はそこそこいいだろ?それに比べて俺なんか道ができるんだぜ?」
「懐かしい会話だな陽向よ。でもな?お前に好意を寄せている女の子はたくさん……いや、なんでもない」
「?それにしてもスゴイ人気だな」
「確かに。うちのクラスだけじゃなくほかのクラスからも橘目当てで来てるほどだしな」
「道理で人口が多いわけだ」
そのおかげか、俺達の席はとうに女の子に占領されて、立つハメになっているからな。
「これが陽向さんが毎日使っているイスですかー。感慨深いです!」
占領していたのは知り合いだった。
「何やってんだよ霧咲」
「?イスに座ってるんですけど?」
「なにその馬鹿なの?死ぬの?って感じは。でもな最近は馬鹿なの?の単体だけが流行りだぞ」
「私もあの陽向さんと過ごした熱い夜にリバイバルしたいです!」
「誤解を招くような言動はやめろ!智和がすげー顔で俺を見てるじゃねぇか!」
「嘘だろ?陽向……お前は俺より先に大人にならないってあの日の約束はなんだったんだよ…… 」
「何の約束だよ……」
つかな?俺は魔法使いにガチでなりたいからどんな事があろうとも二次元美少女たちとやるまでは俺の貞操は守り抜く!
「で、霧咲は何しに来たんだ?放課後は部活前に各クラスで文化祭についていろいろやる時間だろ?」
「そうなんですけど、私のクラスの他の女の子たちは陽向さんのクラスに来たという転校生を見に行っちゃって人が居なくて何も出来ないんですよね。なので私も便乗して陽向さんに会いに来ました」
「なんで俺に会いに来るんだよ。橘のところに行けばいいだろ?」
「どうしてですか?」
「どうしてって……どうしてだ?」
「私はただのイケメンには興味がありません!」
「どこぞの憂鬱さんだよお前は」
「この中に二次元美少女loveで女の子のパンツをゴミのように見る男性が居たら私の所に来てください!」
「…………」
「陽向さんのことですよ?」
「行きたくねーから黙ってんだよ」
「酷いです!」
「仲いいのな陽向と霧咲さん」
これのどこが仲がいいんだよ。
霧咲の暴走を俺が止めてるだけじゃねーか。
「つ、疲れましたわ」
「ちょっとくたびれましたね」
「おう。お疲れさん」
俺と智和、それに霧咲が話してるところにセラフィと桃が来た。
女の子たちが橘のところに居るんならと我がクラスのヤロー共はこの気を逃すまいと言っ感じで、E組の出し物のメインになるであろう2人のセラフィと桃にいろいろと質問を繰り広げていた。
「というか、途中で助けを求めたのになんで助けてくれなかったんですか?」
「めんどくさいからに決まってるからだろ?」
「なんですかその世界の定理みたいな言い方は」
「ようたが来ないおかげでいろいろ聞かれましたわ」
「バストサイズにプレイの内容とかですか?」
「そ、そんなのこと聞かれてないですわ!」
「霧咲さんも来てたんですね。橘くん目当てですか?」
「違います。陽向さん目当てです」
「なるほど」
「何がなるほどだよ」
「モテモテだなおい」
「足を踏むな智和」
☆
「イケメン橘のせいでクラスの方は何一つ進展しなかったが、友人部の方は進展させるぞ!」
場所を移して友人部部室。
クラスの方は結局何も進展することができなかった。それもあのイケメンのせいだろう。クラスの時間をほぼ持ってったからな。別に委員長でもない俺はクラスの方はわりとどうでもいいのだが、チヤホヤされてるイケメンが……羨ましくなんかないんだからねっ!
二次元美少女にチヤホヤされた方がいいんだからっ!
「なに?そんなにカッコイイの?」
実情を知らない柏木が霧咲に聞く。
「カッコイイとは思いますよ?私の好みでは無いですけど」
「へぇー」
会話終了。
なんて言うんだろう……。花の女子高生がいいのか?って思ってしまう。
勝手なイメージで女子高校生は恋バナばかりしてるイメージだからイケメンが転校生で来たとなると、その話題で持ちきりになるはずなのに。
「聞きたいんだが、お前らの好みはなんなんだ?」
イケメン橘のことが興味ないのであればコイツらはどんなやつが好みなのか知りたくなった俺は、聞いてみることに。私気になります!
「私は陽向さんですね」
「へー。柏木は?」
「酷いです!」
「私はチーレム無双してるやつ」
「現実には居ないと思うぞ?」
チーレム無双なんて居たら弟子入りしたいレベルだぜまじで。
そうすれば二次元美少女たちとウヒャヒャなことができるからな。
「ちなみにセラフィは?」
「わたくしは……(チラ)」
「俺の顔がどうかしたか?」
「い、いえ」
顔を背けられた。
(´・ω・`)
「すみません遅くなりました」
生徒会に部活として文化祭に参加する旨を伝えに行っていた桃が帰ってきた。
これで司会進行をしなくて済む。
「用紙を貰ってきましたけど、提出が明後日までみたいなので、いろいろと決めましょう」
「何を決めるんだ?」
「実行内容と、場所とかですね」
「なんだ簡単じゃないか」
「キャバクラをどう言い回すか考える必要がありますけど」
「難しくなったな」
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