二次元美少女と恋をしたいっ!←そんなことさせないですよ?
第42.5話 安心してください穿いて……
「楽しかったですか?陽向くんと回ったお祭りは」
かっしーと順番を交代し、私たちの待機場所でもある篠原さんが所有しているワンボックスカーのところにまでやってきた私に、篠原さんは聞いてきました。
ワンボックスカーの周りには屈強そうな黒服を着た男の人たちが何人もいて他の人が近くに来ることはありません。
「とても楽しかったです!時間が足りないくらいですよ!」
「もう少し時間を伸ばしても良かったんですよ?私だけ特別って言うのもなんですし」
「それはダメですよ!かっしーと私と篠原さんでジャンケンをやった結果じゃないですか。それに篠原さんには大事なイベントが残ってるので、私たちで時間をかけるわけにはいかないですよ」
そう。篠原さんにはかっしーが終わったあと、篠原さんのターンで大事なイベントがあるのだ。
それなのに、私たちで時間をかけて篠原さんの時間を削るわけにはいかない。
時間は有限なのだから。
「その……なんというか。ありがとうございます」
「お礼はまだ早いです。ここからなんですから篠原さんは」
「……そうですね」
緊張した面持ちで篠原さんは答えた。
なんだか私まで緊張しちゃいます。
「でも、ほんとうにいいんですか?」
「何を言ってるんですか。3人で話し合って決めたことですよ?今日最後に陽向さんと一緒にお祭りを回った人が告白するって」
そう。3人で決めたこと。
今日最後に陽向さんと一緒にお祭りを回った人が、陽向さんに告白するというのは。
もう皆。他の人が陽向さんのことをどう思ってるかなんて、皆知っていました。誰が言うわけでもなく皆です。
だから、合宿が終わったあと、私たちは宇宙〇弟を見ながら話し合いました。
陽向さんが女の子でも楽しめるのはこれなんかどうかと貸してくれたやつです。
そして、恨みっ子なしということでジャンケンで勝った人が告白をできるということにしました。
宇宙〇弟様々です。
「でも、やっぱり」
「くどいです!勝ったのは篠原さんなんですよ?公平にジャンケンした結果なので素直に受け止めてください。私もそして、かっしーもジャンケンで負けたんですから恨むだなんてしないですよ。強いていえばチョキを出した私自身を恨みます。やっぱりチョキはアへ顔ダブルピースのために取っておくべきでした」
むー。やっぱりチョキはアへ顔ダブルピースのために取っておくべきでしたね。なんで私は解禁しちゃったんでしょう?むぅ。それだけが悔やまれます。
アへ顔も練習しているんですけどね。
「そうですね。分かりました。素直に結果を受け止めます。そして、陽向くんに想いを伝えてきます」
力強く篠原さんは答えました。
私たちに持っていた後ろめたさももうないようです。
「はい!頑張って来てください!」
私もそんな篠原さんを全力で応援します!
「あっ。そうですよ。霧咲さんこれは」
篠原さんが何かを思い出したかのように、巾着袋の中に入ってある何かを取り出し私に見せてきました。
「なんですか?」
のぞき込んでみてみるとそれは、私のパンツでした。
勇気を出して買ったちょっと大胆なパンツです。
「渡された時はびっくりしましたよ。少し生暖かかったんですけど、まさか穿いてたやつじゃないですよね?現在進行系で違うパンツ穿いてますよね?」
「安心してください。穿いて」
ヒュー
突然風がしたから吹き上げ、浴衣をまくり上げました。走ったので帯が少し緩んでいたのかもしれません。
「ますよ?」
「穿いてないじゃないですかー!!」
この後、私は篠原さんからパンツを返してもらいしっかりと穿きました。
やっとスースー感を感じなくなって良かったです。
☆
「時間なので行ってきますね」
「はい!楽しんできてください!それと」
「ふふ。わかってます。想いをぶつけてきます!」
「あっ、パンツ預かりますよ?」
「は、穿いていきますよ!」
かっしーと順番を交代し、私たちの待機場所でもある篠原さんが所有しているワンボックスカーのところにまでやってきた私に、篠原さんは聞いてきました。
ワンボックスカーの周りには屈強そうな黒服を着た男の人たちが何人もいて他の人が近くに来ることはありません。
「とても楽しかったです!時間が足りないくらいですよ!」
「もう少し時間を伸ばしても良かったんですよ?私だけ特別って言うのもなんですし」
「それはダメですよ!かっしーと私と篠原さんでジャンケンをやった結果じゃないですか。それに篠原さんには大事なイベントが残ってるので、私たちで時間をかけるわけにはいかないですよ」
そう。篠原さんにはかっしーが終わったあと、篠原さんのターンで大事なイベントがあるのだ。
それなのに、私たちで時間をかけて篠原さんの時間を削るわけにはいかない。
時間は有限なのだから。
「その……なんというか。ありがとうございます」
「お礼はまだ早いです。ここからなんですから篠原さんは」
「……そうですね」
緊張した面持ちで篠原さんは答えた。
なんだか私まで緊張しちゃいます。
「でも、ほんとうにいいんですか?」
「何を言ってるんですか。3人で話し合って決めたことですよ?今日最後に陽向さんと一緒にお祭りを回った人が告白するって」
そう。3人で決めたこと。
今日最後に陽向さんと一緒にお祭りを回った人が、陽向さんに告白するというのは。
もう皆。他の人が陽向さんのことをどう思ってるかなんて、皆知っていました。誰が言うわけでもなく皆です。
だから、合宿が終わったあと、私たちは宇宙〇弟を見ながら話し合いました。
陽向さんが女の子でも楽しめるのはこれなんかどうかと貸してくれたやつです。
そして、恨みっ子なしということでジャンケンで勝った人が告白をできるということにしました。
宇宙〇弟様々です。
「でも、やっぱり」
「くどいです!勝ったのは篠原さんなんですよ?公平にジャンケンした結果なので素直に受け止めてください。私もそして、かっしーもジャンケンで負けたんですから恨むだなんてしないですよ。強いていえばチョキを出した私自身を恨みます。やっぱりチョキはアへ顔ダブルピースのために取っておくべきでした」
むー。やっぱりチョキはアへ顔ダブルピースのために取っておくべきでしたね。なんで私は解禁しちゃったんでしょう?むぅ。それだけが悔やまれます。
アへ顔も練習しているんですけどね。
「そうですね。分かりました。素直に結果を受け止めます。そして、陽向くんに想いを伝えてきます」
力強く篠原さんは答えました。
私たちに持っていた後ろめたさももうないようです。
「はい!頑張って来てください!」
私もそんな篠原さんを全力で応援します!
「あっ。そうですよ。霧咲さんこれは」
篠原さんが何かを思い出したかのように、巾着袋の中に入ってある何かを取り出し私に見せてきました。
「なんですか?」
のぞき込んでみてみるとそれは、私のパンツでした。
勇気を出して買ったちょっと大胆なパンツです。
「渡された時はびっくりしましたよ。少し生暖かかったんですけど、まさか穿いてたやつじゃないですよね?現在進行系で違うパンツ穿いてますよね?」
「安心してください。穿いて」
ヒュー
突然風がしたから吹き上げ、浴衣をまくり上げました。走ったので帯が少し緩んでいたのかもしれません。
「ますよ?」
「穿いてないじゃないですかー!!」
この後、私は篠原さんからパンツを返してもらいしっかりと穿きました。
やっとスースー感を感じなくなって良かったです。
☆
「時間なので行ってきますね」
「はい!楽しんできてください!それと」
「ふふ。わかってます。想いをぶつけてきます!」
「あっ、パンツ預かりますよ?」
「は、穿いていきますよ!」
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