東方魔人黙示録

怠惰のあるま

【魔王様はお怒りになりました】


まず、わかったことをまとめると
・輝夜と妹紅が殺しあうほど仲がいい。
・輝夜と鈴仙は主従関係?家族?それとも友達?とにかく仲間。
・輝夜は妹紅曰く、犯人の可能性あり。
とりあえず、こんな感じだけど。何と無く輝夜が犯人って感じがしない。

アルマ「まず輝夜は、犯人じゃないと言ってるけど、どうしてこうなったかわかるか?」
輝夜「たぶん、刻符という札のせいだと思う」

刻符?スペルカードの一種か?よくわからないので鈴仙に聞いて見た。

鈴仙「集めれば時を止めることもできる札です」
アルマ「じゃあ、それを集めた奴がいると?」
輝夜「その可能性があるわ」

なんか、犯人の目星がすごいついたんですけど。刻符を集めそうな奴はあの二人しかいない・・・・いや、あいつら以外ありえない。

アルマ「ちょっと、犯人ぶっ飛ばしてくる」
鈴仙「わかったんですか?」
アルマ「ああ・・・・」

全く面倒なことしてくれたなあいつら・・・・・きっちりお仕置きしてやる。
竹林を半壊させたので、入り口には簡単に戻ることができた。竹林を出た理由は、あるがその前に・・・・

アルマ「何しに来た?」
てゐ「面白そうだからついてきた」
アルマ「はぁぁ?・・・・・そういえば妹紅は?」
てゐ「姫様と話してる」

あいつら、仲良いのか悪いのかはっきりして欲しいぜ。喧嘩するほど仲がいいと言うが、あいつらの場合殺し合いだから、もっと仲がいいのか?いや、絶対無いな。

アルマ「取り敢えずあいつら探さねえと」
てゐ「あたしも着いてっていいでしょ?」
アルマ「勝手にしろ」

探すと言ったけど、どうせあいつらだからここにたどり着くだろう。伊達に異変解決して来てはいないだろうし。
待つこと数分、待つのを飽きて来たのかてゐが俺の角を弄りはじめた。正直くすぐったいからやめてください。

アルマ「おい、角触んな」
てゐ「あたしの耳触ったくせに」
アルマ「それはそれじゃねえか。しかも、俺のつの触って何がいいんだよ」
てゐ「さわり心地がいいんだもん」

さわり心地って・・・・まあ今回は許してやるか。あちらさんも現れたようだしな。
アルマは、ツノを触ってるてゐをどかして、立ち上がった。

てゐ「どうしたの?」
アルマ「犯人のお出まし」

しかも、両方くるとはな。楽でいいぜ。
あちらさんもこっちに気づいたようで、近くの地面におり、こちらに近づいて来た。

魔理沙「あれ?」
霊夢「アルマ?何してるの?」

やっぱり来たか、それと紫とアリスの二人もか。

アルマ「その前に俺の質問に答えろお前ら変な札拾ったか?」
魔理沙「札?」
アリス「これですか?」

アリスの手には、時間を刻まれた符があった。それをてゐに見せてみると、あれまと言いたそうな顔をしていた。

アルマ「これか?」
てゐ「うんこれ、完璧犯人」
アルマ「うんわかった。てゐちょっと離れててくれ」

てゐは頷くとすぐに茂みの方に隠れた。
離れたのを確認した後、俺は笑いながら霊夢達に近づいた。今の俺の笑顔は、相当怖いと思う。だって、霊夢達の顔は今、恐ろしいものを見ているような感じだもん。

魔理沙「ど、どうしたんだぜ?それよりも、この札ってなんなんだぜ?」
アルマ「それは刻符って言って、集めれば時を止めることもできる凄い札だ」
霊夢「時を止める?じゃあ、もしかして・・・・」
紫「その刻符を集めたせいでこの異変が起こったのかもね?」

絶対、紫わかってたけど止めなかったな。こいつはこいつで、めんどくさいことをしたな。アリス以外お仕置きだな。
さらに恐ろしい気配を察したのか、魔理沙が抵抗するかのように言った。

魔理沙「で、でも集めたのは、結構最近だぜ!?」
アルマ「聞くが、ここ最近集めたのってこの異変の起こる前か?後か?」
『前です』
アルマ「覚悟はできてるな?」




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