東方魔人黙示録

怠惰のあるま

【新月の呪い】


突如、暴走を始めたアルマのスペルカードによって周りにいる生命が次々と死に絶え、砂とかしている。その光景に神奈子達はたじろいでいた。

早苗「ど、どうすればいいんですか?」
神奈子「無理よ。こいつ止めれるの神綺か夢子かそれ以上の神様ぐらい」
諏訪子「神綺と夢子。今放浪中だもんねえ」

ど、どうしましょう・・・私のせいでこんなことに・・・・。

アルマ「死欲【衰退する生命】」

さらにスペルカードを使用し、今度は近くを通りかかった小妖怪までもが巻き込まれた。その体は衰え腐り、死に絶え肉はただれ砂と化した。

神奈子「こりゃまずいね。このままだとこの山、いや最悪幻想郷全てが滅ぶね」
諏訪子「どうする神奈子?私たちで止めれる?」
神奈子「アルマの死欲は危険だ。しかもあのスペカ使われたら下手に近づけない」

神奈子様達でも、勝てないような相手なんて・・・魔王を少し舐めてました・・・。

神奈子「しょうがないからあれ使う」
諏訪子「え?もしかして神綺からもらったあれ使うの?」
神奈子「それしかないでしょ?」

何かに怯えるように頭を抱え、近づこうとする神奈子に向け、弾幕を撃つ。しかし、またが定まらず周辺の地面を抉っていた。
そんなアルマに神奈子は優しく微笑み、スペルカードを取り出した。

神奈子「封印【新月の呪い】」

札に書かれた文字を読み、アルマに向け投げた。その札はアルマを囲むように回りながら増え、次第に埋め尽くさんとするかのようにアルマの周りを取り囲んだ。
取り囲んだ札は、淡く優しい光を放つと、アルマは急にうめき始めた。

アルマ「ううう・・・・!!」
早苗「な、なんですか?あれ」
神奈子「あれはアルマ用の封印の札だ。もしもアルマがあんな風に暴走した時ように渡されたんだ」
アルマ「ひ・・・・じ・・り・・・」

誰かの名前をつぶやきアルマはその場に倒れ気絶した。枯れた草花は何故かもとに戻っていた。

神奈子「ふう・・・これで一安心」
「と思ってた?そんなわけないでしょ?」
神奈子「え?」

急に聞こえた声に驚きつつ、その主を見ると、そこには、怖い顔をしている霊夢が立っていた。

霊夢「ここから嫌な気配がしたから来てみたら、案の定大変なことなってるし、それにアルマは倒れてるし・・・・・いったい、何をしたのかしら?答えによっては・・・・・わかるわよね?」
諏訪子「アルマが暴走したから封印した!」

ふーんと呟くように言い、原因は?と聞いた霊夢に早苗は答えた。

早苗「私です」
霊夢「お仕置き」

怖い笑みのまま霊夢は、早苗達に大量の弾幕と大量のスペルカードを使ったため妖怪の山が半分消えかけたらしい(人間の里談


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