東方魔人黙示録
招かれちゃいけない客
結局俺はさまようこととなるのだけども、おかしいぞ。何か周りの神霊の様子がおかしい。さらに俺への視線もおかしい。
アルマ「俺がなにをした?」
「見つけたぞ!アルマ!」
アルマ「え?って妹紅さんなにしたの?」
そこには、なんか臨戦体制に入っておられる妹紅の姿がありました。
妹紅「信じ難いがおまえが里で盗みを働いているという話があってな。探していた」
アルマ「何もしてないよ?」
妹紅「だが、皆がそう言っている。がそれでもおまえはやってないと思っている感じだったな」
アルマ「俺にそっくりなやつなんて幻想郷にいないし・・・」
そのとき、里の南側の方で何かの爆発音が聞こえた。
アルマ「なんだ?」
妹紅「行くぞ」
アルマ「おう」
南側の方に着いたアルマと妹紅が見たのは驚愕な光景と人物であった。
その光景は、綺麗に地形が抉られており、クレーターみたいになっていたが死人はいないようだ。そして、それを作ったであろう人物の姿はまるっきり・・・・
アルマ「おれ!?」
そう、アルマと瓜二つなのだ。
妹紅「アルマにそっくりだが、どこか違うな。おい、おまえ!何者だ!」
「俺?俺はアルマ気付いたらここにいた」
アルマのそっくりさんも同じアルマと言うらしい。
アルマ「ふざけんな!アルマは俺だ!」
アルマ?「なら君もアルマでしょ?」
アルマ「うっ!な、なんかめんどくさそうなやつにあっちまった・・・・」
妹紅「聞きたいことがある。里で盗みを働いてるのはおまえか?」
アルマ?「うん」
あどけない顔でアルマ?は犯行を認めた。
アルマ「あっさり認めやがった・・・」
妹紅「何が目的だ?」
アルマ?「探し物。とっても大事な探し物」
妹紅「探し物?探し物とはなんだ?」
アルマ?「あっちにありそう」
そういい、妹紅の質問を聞かずアルマ?は大きな寺の方に向かって行った。
アルマ「ありゃあ、命蓮寺の方角じゃねえか?」
妹紅「そうみたいだな。行くぞ!」
アルマ「あいよ」
アルマ達がアルマ?の後を追おうとした直後、アルマ?は気づいたのかアルマ達の方を向き戦闘体制に入った。
アルマ?「邪魔されそうだから、命もらっとく」
アルマ「弾幕勝負か?」
アルマ?「なにそれ?まあいいや」
アルマ?は地面に手をつき、地面を引っ張りあげた。その手には土製の大鎌があった。
アルマ「な!?なんだその能力は!!」
アルマ?「物質の特質をそのままで形を変える能力」
アルマ「まあいい!喰らえ!驚愕異例ザー!!」
アルマ?「うわぁ、怖い。けど、防ぎ切れるね。大きな壁。」
アルマ?が地面を踏みしめると、大きな土と石の混ざり合った巨大な壁が出現した。
アルマ「でかっ!」
妹紅「アルマ!後ろだ!」
アルマ「!」
アルマ?「遅いよ」
いつの間にか後ろに回っていたアルマ?は、大鎌でアルマの背中をかっきろうとしたが、それを途中で止められてしまった。
それを止めたのは空間の裂け目から唐突に現れた謎の刀だった。
アルマ?「あれ?止められちゃった」
紫「うふふ、面白い子ね。連れて来たかいがあったわ」
アルマ「紫か!そいつ連れてきたの!!」
紫「ええ。この子はアルマ。別世界のあなたよ」
アルマ「はぁぁ!?」
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