東方魔人黙示録

怠惰のあるま

なんだお前



今我は自分の状況をつかめておりません。
尸解仙として復活するべく一度死に長い間眠っていたのだが目覚めるやいなやあの時の魔王がいるでは無いか。

「ん?なんだお前」
「我を忘れたと申すか!昔よく遊んだであろう?」
「あ、それ俺の親父です」
「え?お、親父?魔王に子供がいたのか?」

なんと言うことであろうか。あの魔王に子供が生まれていたとは、ということはかなり年月眠っていたことになる。子供の成長ぶりを見るに千年はゆうに超えておろう。しかし、これを聞いたら太子は驚くであろうな・・・・。

「おーい?黙るな」
「アルマこの子って物部布都じゃない?」
「やや!我を知っておるのか!我も有名になっておるというわけか」
「いや違うから」
「そ、そうか・・・」

にしてもこやつらなぜここに来たのであろうか。さっきも人間の気配がしたが気のせいだろうか。神霊の気配も多いそろそろと言うわけか。
それにしてもアルマという青年魔王に似てるのう親子と言うのは嘘では無いと言うわけだな。
さて太子のところに行こうかな。

布都が目覚める数分前蘇我屠自古と別れたアルマと幽香は地下を進んでいた。幽香は起きた。

「近いな」
「もしかしてまた昔話の住人?」
「たぶんな。しかもかなり強い」

これはたぶん太子の気配に近いものを感じる。まあ、進んで見れば分かるか。
ある程度進むと広い空間にでた。そこには大きな塔のような建物があった。そこから気配がするさっきよりもさらに大きく。

「ここか」
「ねぇあそこに誰かいない?」
「へ?」

幽香が指差す方向には霊夢よりも小さな少女が立っていた。

「ん?なんだお前?」

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