比翼の鳥

風慎

第61話 お買い物

 翌日、俺は皆を連れ立って、街の南側に広がる市場へと来ていた。
 と言うのも、先日の依頼でかなり資金にゆとりが出たのが判明したからだ。

 ちなみに、先日、依頼を通して稼げた金額は、以下の通りだった。

 ・冒険者ギルドへの納品物チェック 銅貨20枚
 ・武器屋での倉庫整理        銅貨80枚

 ・武器屋の指名依頼(ツバサ)  銀貨 2枚
 ・武器屋の指名依頼(ルナ)    銀貨 1枚 銅貨60枚

 一日で、銀貨5枚と銅貨60枚。しめて、56,000アルベンタの稼ぎである。
 これに、宿代20日分の銀貨2枚と、我が子達の食費である、銅貨40枚を引いても、現時点で銀貨3枚と銅貨20枚の収入が確保されている。
 まぁ、毎日我が子達があのペースで食事を続けると……

 銅貨40枚×20日=銅貨800枚=銀貨8枚

 宿代の4倍かよ!? エンゲル係数が振り切れてるじゃないの!?
 これは、早急に我が子達にも少し食べる量を減らしてもらわないと。
 まぁ、そうは言っても、計算上、このペースで稼げれば、何とかなる計算だ。

 と言うのも、指名依頼は、できれば2日に一回は来て欲しいとの事だったので、定常的に銀貨3枚と、銅貨60枚の収入が確保されているわけで……20日で考えれば、2日に一回だとしても銀貨36枚。
 改めて指名依頼の謎さが際立つ結果となった。
 しかも、働き次第では更にベースアップが可能だと言うこの美味しい話。
 大丈夫なのか? 美味しい話には裏があると言うが。あからさまに金額設定がぶっ飛んでる気がするんだが。
 もう少し様子を見たら、その内、親方に聞いてみよう。うん。

 ちなみに、先日酔ってダウンしていた獣2頭は、流石に1日寝ていたお蔭か、回復して静かに俺達を待ってくれていた。
 これで更に飲み始めたら流石にお説教コースだったが、それは無かった。良かった。割と本気で。
 それ所か、夕食も取らずに、俺達を待ってくれた事から、羽目を外し過ぎたという反省の想いは伝わって来たので、俺も改めて頭を下げ、今回の騒動はお互い様という事で納得したのだった。

 そう言う訳で、俺達は今後の生活に必要なものを買いに、この市場へとやって来た訳だ。お勧めしてくれた宿の女将さんいわく、ここは、かなりの範囲にありとあらゆる物品が揃う、巨大な商業地域と化しているらしいのだ。
 実際に来てみて思い出したが、この街に入った際に、通り過ぎた場所でもあるのだが、あの時通った大通りだけではなく、小路を挟んで、延々と放射状に商店が軒を連ねているらしい。

 珍しい物好きの我が子達が、目を輝かせて様々な物に視線を移すのは勿論の事、ルナも、ティガ親子でさえも、時々目移りしながら、喧騒をかき分けている。
 ちなみに、リリーだけは、奴隷と言う立場をわきまえたように、しっかりとした眼差しで、周りに油断なく目を配っていた……が、尻尾が大きめに触れている所を見ると、かなり楽しんでいるようだ。
 まぁ、皆、楽しめているようで何よりである。

 今日大きな目的は一つ。先日、買う事の出来なかった服を買いに来たのだ。
 結局、服が買えなかったのは、思った以上に帰りが遅くなってしまったのと、あの受付幼女に、お勧めの服屋を聞く気になれなかったのが主な要因である。
 代わりに、女将さんにお勧めのお店を聞いてみた所、馴染みの店があるらしく、そこを紹介してもらった。
 店主が少し変わり者らしく、周りからは嫌厭されているのだが、根は凄く良い人なので、是非そこで買ってほしいとの事だった。

 嫌な予感しかしないんですけど。

 ……どう考えてもテンプレであるが、その通りなら、逆に貴重な出会いになる可能性があるので、俺は腹を括ってそこに行く事を決めた。
 まぁ、最悪、受け入れられないほど酷い変態っぷりなら、全力で逃げる覚悟である。

 そんな事を考えながらブラブラと屋台や商店の間を散策しながら、目的地と思しき場所へと到着した。
 そこは、大通りから大きく外れ、裏路地の更に奥にあった。
 薄暗い通りの中にあるものの、路地自体は特に汚れた様子も無く、綺麗に清掃が行き届いている。
 そんな路地にあって、軒を連ねている家屋の中で、ひと際異彩を放つ店。それが、女将さんにお勧めされた商店だった。

「む、これはまた趣が違いますな。」
「けど、私、こういうのは好きですわ。」
「こ、これは……凄い……ですけど……ちょっと恥ずかしいですね。」
 《 ピンクに白! 可愛い服がいっぱいだね! ツバサ! 》

 各々の感想が飛び交う中、ヒビキが声も無く、穴を穿つがごとく視線を飛ばす先には……真っ赤なボンテージっぽい何か……。うん、どう見ても、露出度こそ低い物の、革張りのその造りは元の世界のボンテージを想像させる。
 俺の視線に気が付いたのか、ヒビキがハッと言う表情を浮かべたと共に、明後日の方を向く。
 いや、人の趣味はそれぞれですけど、なるほど……虎……いや、ティガに、ボンテージ……肉食ゆえのコラボだろうか? 未だにこの獣様の事がわからぬ。
 まさか、俺の事を鞭で叩こうとか……思って無いよね? 俺には被虐趣味は無いよ? 多分?
 背中に嫌な汗を垂らしつつ、頑なに俺と視線を合わせようとしないヒビキから、俺はあえて、改めてその店舗へと視線を戻す。

 店舗の構造は、他の店と同じように、石組であり、2階建てである事も同じである。
 ただ、明らかに違う点は、店舗前に設えられた、ある場所。
 そう、ショーウィンドウである。しかも、ちゃんとご丁寧にガラス張りだ。
 そして中には、どう考えても、この砂漠気候には似つかわしくない、フリフリの衣装や、ちょっとスポーティなものまで。

 そのデザインセンスがでは奇抜に映るのもそうだが、素材がまた良く分からない。
 どうやら絹の様に滑らかな布ではあるのだが、そもそもこんな所で養蚕が盛んな訳も無く、そこに違和感を覚える。
 この時点で俺はある予感を抱く。まさかとは思うが……気を付けて置こう。

 そうして、少し浮足立った皆を先導するように、俺はドアを開いたのだった。



「いらっしゃいませ! ブティック ライトへ ようこそ!」

 店内へと足を踏み入れると、元気な声で迎えてくれたのは、白っぽい泡の様な毛並みが映える百犬族の女性だった。
 歳はリリーより少し大人びて見える事から、成人ではあると推測できる。
 良く見ると首に黒い輪が付いている事から、奴隷の様なのだが、今まで見た奴隷とは明らかに違う。
 まず、毛並みが綺麗で、服までちゃんと来ている。しかも、その服はフリフリのついたピンクのメイド服だ。
 髪は頭上で束ね、それを腰まで届く長さで流している。目はくりくりとまん丸で、何とも愛嬌があり、その顔には営業スマイルとは思えないほど、明るい笑顔が浮かんでいた。いや、良く見ると尻尾が少し早めに振られている所を見ると、案外本気で喜んでいるのかもしれない。

「あの……お客様? 私めに何か気になる点がおありでしょうか?」

 見ると、少し困った顔をして、尻尾を止めてしまう獣人のお姉さん。
 おっと、いかん。観察しすぎた。

「いえ、ぶしつけに申し訳ありませんでした。ちょっとお姉さんが他の獣人達と違ったもので。つい見入ってしまいました。」

「あら、いやですわ。お客様、そのような事を……。そんな事おっしゃられると、お連れの方々が妬いてしまわれますよ?」

 え? いや、そう言う意味じゃないんだけど……と、口に出す前に、俺の右腕にルナが張り付き、左側にリリーがスッと音も無く立った。
 見ると、ルナはあからさまに頬を膨らませ、俺を上目づかいに睨み、対してリリーは、視線こそ前を向いているものの、尻尾を膨らませ、剣呑な空気を放っていた。

「ちょ!? いや、違う!? 違うぞ、ルナ、リリー! それは誤解だ!」

 そんな様子を見て、我が子達とヒビキのため息が後ろから聞こえる。

 いや、だってさ! 明らかに異質じゃないの!

 対して俺が慌てる様子が面白かったのか、お姉さんはコロコロと鈴を転がす様に笑うと、

「ふふふ、お客様は奴隷たちにとても好かれているのですね。大丈夫ですよ。初めて来たお客様の中には、私のこのに驚かれる方もいらっしゃいますので。」

 そう、フォローをしてくれた。

「え、ええ。他の奴隷たちは皆、くすんだ毛並みをしていましたので、お姉さんの毛並みは手入れが行き届いているなと、感心致しました。」

 まぁ、それだけじゃなく、服装にしても、そもそも、その立ち振る舞いにしても、普通じゃないんだけどな。
 口には出さない物の、頭の中でそう付け足すと、それを読んだかのように、お姉さんは、

「ですが、お客様のように絡みつくような視線を戴いたのは、ご主人様を除いて初めてですわ。」

 と、いきなり燃料を存分に火種に投下してくれた。
 勿論、そこから鎮火させるのに、かなりの時間を要したのは割愛させていただく。


 とりあえず、人目もはばからず、リリーとルナにご機嫌取りをした結果、その場は何とか沈静化した。
 結果、ルナが俺の右手から離れないという状況に陥り、何故かリリーは俺の左側に陣取り続けるという、訳の分からない状況を続けることになったのだが。
 ちなみに、リリーは人前なので、くっ付くわけにはいかず、宿に帰ってからと約束した。
 その事を期待してなのか、先程から尻尾が小刻みに震えているのだが、取りあえずは黙殺する事にして話を進めることになった。

「という訳でして、この街で生活するのに不自由のない服装が欲しいのです。勿論、あまり人目を引く物も遠慮したいなと。ああ、後、この子……奴隷の獣人ではありますが、できればリリーにも良い物があればお願いいたします。」

 一瞬、驚いたように俺を見るお姉さんとリリーだが、俺は動じない。
 いや、もうここまで来たら、どうにでもなれである。ある程度覚悟が決まってしまった。
 何となく、俺の予感は当たっている気がするし、この後どうなるかも分かってしまったし。
 俺が本気である事が分かったのだろうか? 途端に笑顔を浮かべるとお姉さんは、少し声のトーンを上げ、口を開いた。

「はい。ご要望、承りました! では、女性の方々は寸法を測らせて頂きたいので、こちらにお越し頂いても宜しいですか?」

 そう言われ、一瞬、俺を見るルナとリリーであったが、俺が頷くと、しぶしぶと言った感じで立ち上がる。
 そして、お姉さんの示す奥の部屋へと、ルナ、リリーと続き、次いで、此花と咲耶。最後にヒビキが続いて、俺の前を横切る様に向かう。

 あれ? 何か変だな?
 良く見ると、最後尾にイソイソと足を運ぶ黄色い姿が……。

「こら……ちょっと待て、ヒビキ。」

 俺の声に、ビクリと体を震わせ足を止めるものの、俺の方を向かないヒビキがそこに居た。
 なんだか良くは分からないが、あの服がいたくお気に召したようだ。
 まぁ、いつも頑張ってくれてるしなぁ……たまには、ご褒美として良いの……だろうか?
 一瞬、ヒビキがあのボンテージモドキを装着している姿を想像してしまうが、どう贔屓ひいき目に考えても、ギャグとしか思えず……それを見て、褒め言葉が何も浮かんでこない訳だが……うーむ。
 けど、まぁ、本人が欲しいと思っているのだから良いのだろうか?
 数瞬悩んだ後、俺は、ヒビキに声をかけていた。

「あまり、羽目を外さない程度で頼むな。」

 そんな俺の言葉が意外だったのだろう。俺に見開いた瞳を向けるヒビキ。
 失礼な。俺だって、その位の度量はあるぞ? まぁ、笑わない保証はないけど。

「欲しいんだろ? いつもヒビキには世話になってるからね。まぁ、遠慮せず、好きな物選んでおいで。」

 そんなダメ押しの俺の言葉に、ヒビキは嬉しそうに鳴き声を上げると、いそいそと言う感じで、皆の後を追っていった。
 その後、奥の部屋から良く分からない悲鳴とも笑い声ともつかない叫び声が聞こえてきたのを、俺は、足元でじゃれつくクウガとアギトをあやしながら聞いていたのだった。


 奥では楽しそうに、採寸をしているだろう声が聞こえて来る。
 既に1時間は立とうかと言う所だが、一向に終わる気配が見えない。
 流石、女性の買い物は時間がかかると言うが、例にもれず、まだまだ時間はかかりそうである。

 俺はこの時間を有効活用すべく、魔力を極小に抑え、自分の内部のみで完結させる魔法の開発を行っていた。
 その場合、一番やりやすいのが、身体強化の魔法である。
 魔法陣も使えず、魔力を外に漏らす事も出来ないとなれば、自分の体に作用させる魔法が一番扱いやすいのだ。
 とは言え、下手に身体強化を施すと、ちょっとしたことで店が倒壊しかねない訳で……今俺がやっているのは、感覚の鋭敏化や三半規管の強化である。
 つまり、知覚の限界を更に伸ばす魔法である。

 並列処理や、思考加速の類も、チャレンジしたい所ではあるのだが、今それをやると、体感的な待ち時間がさらに伸びるという、本末転倒な状況に陥る為、それを却下した。

 そして、今、研ぎ澄まされ、広げられた知覚の中で、少し異質な感じを捉えた俺は、その存在に注目している。
 最も、あまり気を入れすぎると相手に気が付かれる可能性もあるので、あくまで薄く伸ばした感覚の中で注目しておく、位ではあるが。

 その存在は、この店の2階にいた。
 先程から、どうも落ち着きなくその場をグルグルと回っていたり、ともすれば突然頭を抱えてうずくまったりと、どう考えても挙動不審である。
 そして、時折漏れる魔力の残滓。これが、普通の物とは明らかに異質である。
 その量、そして質共に、常人ではまずありえない物なのだ。
 流石に、俺やルナほどではないにせよ、下手をすれば、森の獣人……特にガーディアンズの隊長クラスには匹敵するかどうかと言う物である。
 因みに、外に出てきて思ったんだが、改めて、森の皆の魔力保有量がおかしいという事に気が付いた。
 人族の一般人には、魔力はほぼない。ギルドで自称トップのボーデさんやライゼさん達でさえ、ガーディアンズのゴウラさんには遠く及ばない。一般兵と良い勝負ではないだろうか?

 つまり、この未知の存在は、下手をすればこの街一の魔力を保有している事になる。
 そして、そんな事が可能な存在と言えば……。

 その人物は、ずっとそのように悩んでいたようであったが、何かを決意したのだろう。
 ゆっくりと下へと降りて来る様子を見せる。
 そんな状況を知覚しながら、俺はそのままだらりと弛緩して、用意された椅子の上にちゃっかりと居座ったクウガとアギトをもふり続けていた。

 その人物が階段を下る際に響く足音が、やけに大きく感じられる。
 そして、奥からその人物が姿を現した。
 視線が交錯した。
 その瞬間、その人物の目が見開かれる。
 俺はそんな彼の視線を受け止めながら、肩の力を抜いた。

 何だろうか? 凄く不思議な感覚である。
 懐かしい? いや、それ以上に、一瞬でこの人物は敵ではないと理解できた。

「お客様……でしたか。」

 その人物から少し戸惑いを含んだ声が発せられる。

「ええ、お邪魔しております。こんな格好で失礼します。」

 俺は相変わらずだらけた姿勢のまま、2頭のティガをモフリ続けた。

「いえいえ、我が商店へようこそお越しくださいました。私は、店主のライト=ハイドブリジと申します。以後、お見知りおきを。」

 そう言って、優雅に礼をする。
 少し癖のある金の髪を流し、それがヒラリと揺れる。
 誰が何と言おうと、イケメンであり、彼自身もそれを最大限に生かすかのように、立ち振る舞いや仕草が洗練されているのを感じた。
 顔は、元の世界で甘いマスクと言われる系の、優しい雰囲気を持っている。と言うか、元の世界なら、引く手数多であろう造形なのは間違いない。
 服は、中世貴族が着る様な、少し華美な物ではあるが、それが嫌身にならない程である。
 額には銀の輪が光り、腕にも同じように銀の輪がはめられていた。
 背は俺と同じほどだろうか? 細く引き締まっており、その動きを更に良い方向へと強調しているようだ。
 まぁ、典型的に言って、超絶イケメンである。しかも、俺の様な心の狭い男共より、爆発しろと合唱されても良い位にだ。

 しかし、やはりそうか。ふーん、ハイドブリジね。似たような企業がありましたね。元の世界でも。
 俺は、そんな考えを出す事無く、

「ご丁寧にありがとうございます。私はツバサ……と申します。今日は、宿屋の女将さん……えっと、あれ? そう言えば、宿の名前も、女将さんのお名前もお伺いしていませんでしたね。」

 と、いきなり困る。

 しまった。マジで聞いてないじゃないの。これは失礼極まりない……。
 俺がそんな風に困っていると、ライトさんは、

「ああ、トマリギのオリビアさんですね。いつも贔屓にしてもらってますよ。」

 そう微笑んだ。イケメンスマイルが眩しいぜ。

「あの女将さん、オリビアさんって言うんですか……。これは、ありがとうございます。」

「いえいえ、普通は女将さんで通用しますからね。しかし、これはありがたいですね。こうしてお客様を向かわせて下さるとは。私がお礼を言っていたと伝えていただいても宜しいでしょうか?」

 少し申し訳なさそうな顔をしながら、そんな事を言うライトさん。
 うーむ。何をしても絵になる。

「分かりました。必ず伝えておきますね。」

 そう言って俺は、お茶を濁す。
 そうして、意図的に会話を途切れさせてみた。さぁ? どう出る?
 俺は視線を外し、アギトとクウガをモフっている事に集中するような仕草を見せた。

 一瞬、その様子を見ながら、少し考え込んでいたライトさんだったが、意を決した様に、口を開く。

「ツバサさん。いきなりで申し訳ないのですが……お話があります。」

 来たか。
 俺は、ゆっくりと視線を上げる。
 目の前には、真剣な表情のライトさん。
 よし、では、真剣勝負を始めようか……。

「はい。何でしょうか?」

 俺は努めて、冷静に返事を返す。

 一瞬、ライトさんが唾を飲み込み……意を決した様に、口を開いた。

「あの奴隷の獣人族のお嬢さんの太ももに……顔を埋めたいのですが宜しいでしょうか?」

 その言葉を聞いて、俺は用意していた言葉が全て吹き飛んだのを自覚したのだった。

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