愛山雄町の酔いどれ酒エッセイ

愛山雄町

酒エッセイ第13話「続々・目白の酒屋」(2017年5月31日投稿)

 酒エッセイがゴールデンウィークの資料収集(買い出し)と特別編ばかりになってきた気がしますが、毎年恒例の目白の田中屋さんで入手した資料の報告です。

 今年は昨年より一本少ない9本。昨年入院した関係で2本ほど余っていることと、神戸のモルトの聖地、バーMMさんで共同購入したスコッチとアルマニャックが1本ずつあるためです。つまり、今年の飲み分は13本……やっぱり、お店レベルの仕入れですね(笑)。

 今回もお店の方(K林さん)にすべてを委ねました。その結果の報告です。

①アバフェルディ16年
 ハイランドのシングルモルトウイスキー。デュワーズのキーモルトで、サッポロさんが輸入しています。クリーミーで甘みがあるそうで、値段以上においしく、お得感があるそうです。

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②オルトモア18年 フォギーモス
 スペイサイドのシングルモルトウイスキー。バカルディ社が持つ五つの蒸留所の長期熟成酒の限定品らしいです。こちらもサッポロさんが輸入しています。
 フォギー・モス(霧が深い湿地)から引いた水とピートを使用しないモルトによって作られているそうです。

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③コンパスボックス ザ・ロストブレンド
 私にしては珍しく、ブレンデッドウイスキーをチョイス。
 この「ロストブレンド」は、「エルーセラ」というウイスキーの復刻版だそうで、その当時とほぼ同じレシピで作られたヴァッティングウイスキーらしいです。
 使用されているモルトは、クライネリッシュ、アルターベーンとカリラ、熟成にはアメリカンオーク樽を使用しているそうですが、これを選んだ理由はブレンダーさんに興味を持ったためです。
 ブレンダーさんはジョニーウォーカーでマーケティングディレクターをされていた方だったそうですが、どうしても自分のウイスキーが作りたくなり、会社を立ち上げたそうです。何となく、ドリーム・ライフの主人公ザックのようで思わず買いました(笑)。

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④ビッグベイビー カリラ7年
 アイラ島のカリラの若いウイスキー。ビッグベイビーは若いがキャラクターが際立ったものをボトリングするシリーズだそうです。
 最近、カリラの当たりを良く飲んでいるので、勧められるままに買いました。もちろんピートは効いているそうですが、60度を超えているのに甘みが合ってトロッとしているそうです。

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⑤ブキャナンズ18年
 これもブレンデッドウイスキーですが、こっちはグレーンが入った正真正銘のブレンデッド。
 18年の割に安く、コストパフォーマンスがいいウイスキーだそうです。

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ここからはブランデー系です。

⑥アルマニャック ドメーヌ・ド・プトー バコ
⑦アルマニャック ドメーヌ・ド・プトー フォルブランシュ

 K林さんお勧めのアルマニャック。
 全く知らないドメーヌで、読み方すら最初は分からなかったものなのになぜか2本も……。
 バコとフォルブランシュは葡萄の名前らしいですが、「飲み比べると面白いよ」という一言でつい2本とも買ってしまいました(笑)。

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⑧ラニョー サボラン 35(コニャック)
 こちらは35年物のコニャック。
 昨年買ったXO25年とほとんど同じ値段ですが、味は全く違うとのこと。25年はまだ若い感じがしますが、35年は熟成加減がちょうどいいとのこと。
 最近、25年を開けたところなので、飲み比べをしようと考えています。

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 この他に、K林さんから「公開しないでね。あると分かるとバーの人が殺到するから」と言われたウィスキーが1本あります。今年もジャパニーズのもので、“ピーテッド”。
(これだけで分かる人には分かってしまう気がしますが)


 ゴールデンウォークの買い出し分ではありませんが、バーMMさんと共同購入したアルマニャックを紹介します。

⑨シャトー・ド・ラキー2006
 SHINANOYAさんとBar BOWさんが共同で買い付けた240本限定のもの。
 シャトー・ド・ラキーは140あるアルマニャックの作り手の中で、最高の作り手と評価されている4つの作り手の一つ。(一昨年買ったボワニエルもその一つ)
 SHINANOYAさんの名前が入った物は外れがないので、とても楽しみな一本です。

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 これだけのお酒を収納に入れると、下のような感じになります。

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 飲み掛けのものもありますが、ちょっとしたバーになっていますね(苦笑)。

 次回こそ、ブランデーの話を……。

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