住み込み就職 お仕事時々お遊び
意外に出来る娘。止さん
「……と言う事が今朝あったんですよ」
お店の閉店作業、学校から帰ってきた恵さんに今朝の事を話しました。あ、勿論、私が変な英語話したのは省きましたよ?
「あぁ。止ってめっちゃ頭いいからねぇ。あたしも勉強教えてもらってるし」
「え。そうなんですか?」
「うん。めっちゃ意外だった……。普段の姿見てればねぇ、あたしも初めはビビったし」
ほへぇ。まさかの英語以外もいけちゃうんですか……。
「しかも、がっこの先生より教えるの上手いしね」
「ほっほんとですか!?」
すごいですねぇ。今はゲーマーですけど、先生になっても生活出来てそうですね。まぁそれだと、背の低さが原因で生徒に間違われそうですけどね。
「なになに、何の話ししてんだ?」
「あ、止さん」
と、ここで止さんがテコテコと近付いてきました。興味ありげにまじまじ見てきてます……。このキラキラした視線、可愛いです。
「今朝の止さんの話をしてたんです」
「え、おれの?」
きょとんとした止さんは、首を傾げました。あぁぁ……行動が一々可愛いですね。
「胡桃から聞いたんだけどさ。止が英語ペラペラ話せてたの凄いなぁって話してたの」
「おぉ、そぉなのかぁ。にひひひ……凄いだろ? 褒めてもいいんだぞ?」
むんっ、とふんどりがえってのどや顔……。あっあははは、すっごい得意気ですねぇ、でもここは素直に凄いと思ってしまいます。
だから褒めましょう、あぁ……頭も撫でてあげましょうか。
「偉いですね」
「っ! ふっ……あぅ、なっ撫でるのは、しなくて、いぃ」
……わぉ、顔真っ赤になりました。照れましたね、下向いちゃいました。
「照れてるんですか?」
「てっ照れてないぞっ!」
「えぇ、ほんとぉですか?」
「ほっほんとだよ!」
うふふふふっ。拳つくって子供っぽく否定しちゃってますね……でも、顔を見れば分かります。本当は照れてるんでしょ?
……っ! おっと、からかうのはこれくらいにしておきましょう。隣にいる恵さんから腕で小突かれちゃいました。
「えっえと……。とっ止さんは、学校とかでは成績トップだったんですか?」
「…………うん」
あ、そっぽ向いて答えましたね。ちょっとからかい過ぎちゃいました?
「そうですかぁ」
「……」
うっ、チラチラ見ながら睨んでます。
「とっ止さん?」
「ふんっ」
あぁ、完全に後ろ向いちゃいました。あちゃぁ、完全に怒らせちゃいましたね。
「ごっごめんなさい。ちょっとからかい過ぎちゃいました……」
「…………」
「ゆっ許して……くれませんか? 何でもしますので!」
「っ! なんでも?」
「はい、何でもです」
「…………ん。分かった」
よっよかった、なんとか許して貰えました。あ、でも……何でもするって口走っちゃいましたけど、だっ大丈夫ですよね? 変な事、言われませんよね?
「もう。意地悪しちゃダメだぜ?」
「はっはい! しませんっ」
「にひひひ、じゃ。約束」
そう言って、止さんは小指を突きだして来ました。あ、指切りするんですね。
「はっはい」
と言う訳で、止さんと指切りします。
「「指切りげんまん嘘ついたらハリセンボンのぉます、ゆびきったぁ」」
……。う、ちょっと恥ずかしい。遠くにいる、長門さんや七瀬さん「何してんだろ?」って眼で見てきますぅ。
「にひひひぃ。じゃ、約束だぞ? ちゃぁんと聞いて貰うからなぁ」
そう言った後、止さんは走って長門さんの所へいきました。
……はぁ。なぁんか、とんでもない約束交わしちゃいました。今後からかうのは自重した方が良いですねぇ。
と、そんな時です。恵さんがちょんちょんと叩いてきました。はい? なんですか?
「……因みに。止は学生の頃テストで満点しか取ったことないみたい。流石に嘘かもしんないけどね」
え……。そっそれ、ほんとですか? 凄く信じがたいんですけど。
「あっあはははは……。そっそうですねぇ、流石に嘘ですよね」
「そうかもね。あたしも嘘だと思ってるし」
でっでも……。本当だったら凄すぎますよ。でっでも……あんなに英語ペラペラなら他の教科も得意なんじゃ? って思ってしまいます。
むぅ……そんな人が、なんでゲーマーになったんでしょ。やっぱり好きだからですかね? 今度来てみましょうか。
そんな事を考えながら、閉店作業を続けました。聞ける機会があったら良いですねぇ。
お店の閉店作業、学校から帰ってきた恵さんに今朝の事を話しました。あ、勿論、私が変な英語話したのは省きましたよ?
「あぁ。止ってめっちゃ頭いいからねぇ。あたしも勉強教えてもらってるし」
「え。そうなんですか?」
「うん。めっちゃ意外だった……。普段の姿見てればねぇ、あたしも初めはビビったし」
ほへぇ。まさかの英語以外もいけちゃうんですか……。
「しかも、がっこの先生より教えるの上手いしね」
「ほっほんとですか!?」
すごいですねぇ。今はゲーマーですけど、先生になっても生活出来てそうですね。まぁそれだと、背の低さが原因で生徒に間違われそうですけどね。
「なになに、何の話ししてんだ?」
「あ、止さん」
と、ここで止さんがテコテコと近付いてきました。興味ありげにまじまじ見てきてます……。このキラキラした視線、可愛いです。
「今朝の止さんの話をしてたんです」
「え、おれの?」
きょとんとした止さんは、首を傾げました。あぁぁ……行動が一々可愛いですね。
「胡桃から聞いたんだけどさ。止が英語ペラペラ話せてたの凄いなぁって話してたの」
「おぉ、そぉなのかぁ。にひひひ……凄いだろ? 褒めてもいいんだぞ?」
むんっ、とふんどりがえってのどや顔……。あっあははは、すっごい得意気ですねぇ、でもここは素直に凄いと思ってしまいます。
だから褒めましょう、あぁ……頭も撫でてあげましょうか。
「偉いですね」
「っ! ふっ……あぅ、なっ撫でるのは、しなくて、いぃ」
……わぉ、顔真っ赤になりました。照れましたね、下向いちゃいました。
「照れてるんですか?」
「てっ照れてないぞっ!」
「えぇ、ほんとぉですか?」
「ほっほんとだよ!」
うふふふふっ。拳つくって子供っぽく否定しちゃってますね……でも、顔を見れば分かります。本当は照れてるんでしょ?
……っ! おっと、からかうのはこれくらいにしておきましょう。隣にいる恵さんから腕で小突かれちゃいました。
「えっえと……。とっ止さんは、学校とかでは成績トップだったんですか?」
「…………うん」
あ、そっぽ向いて答えましたね。ちょっとからかい過ぎちゃいました?
「そうですかぁ」
「……」
うっ、チラチラ見ながら睨んでます。
「とっ止さん?」
「ふんっ」
あぁ、完全に後ろ向いちゃいました。あちゃぁ、完全に怒らせちゃいましたね。
「ごっごめんなさい。ちょっとからかい過ぎちゃいました……」
「…………」
「ゆっ許して……くれませんか? 何でもしますので!」
「っ! なんでも?」
「はい、何でもです」
「…………ん。分かった」
よっよかった、なんとか許して貰えました。あ、でも……何でもするって口走っちゃいましたけど、だっ大丈夫ですよね? 変な事、言われませんよね?
「もう。意地悪しちゃダメだぜ?」
「はっはい! しませんっ」
「にひひひ、じゃ。約束」
そう言って、止さんは小指を突きだして来ました。あ、指切りするんですね。
「はっはい」
と言う訳で、止さんと指切りします。
「「指切りげんまん嘘ついたらハリセンボンのぉます、ゆびきったぁ」」
……。う、ちょっと恥ずかしい。遠くにいる、長門さんや七瀬さん「何してんだろ?」って眼で見てきますぅ。
「にひひひぃ。じゃ、約束だぞ? ちゃぁんと聞いて貰うからなぁ」
そう言った後、止さんは走って長門さんの所へいきました。
……はぁ。なぁんか、とんでもない約束交わしちゃいました。今後からかうのは自重した方が良いですねぇ。
と、そんな時です。恵さんがちょんちょんと叩いてきました。はい? なんですか?
「……因みに。止は学生の頃テストで満点しか取ったことないみたい。流石に嘘かもしんないけどね」
え……。そっそれ、ほんとですか? 凄く信じがたいんですけど。
「あっあはははは……。そっそうですねぇ、流石に嘘ですよね」
「そうかもね。あたしも嘘だと思ってるし」
でっでも……。本当だったら凄すぎますよ。でっでも……あんなに英語ペラペラなら他の教科も得意なんじゃ? って思ってしまいます。
むぅ……そんな人が、なんでゲーマーになったんでしょ。やっぱり好きだからですかね? 今度来てみましょうか。
そんな事を考えながら、閉店作業を続けました。聞ける機会があったら良いですねぇ。
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