住み込み就職 お仕事時々お遊び
眼鏡男子コンビニに現る みいられる素質編
謎の女性に連れ込まれた先は店の裏。薄暗い細道を手を引かれ歩いていき、行き止まりに到達し、そこで立ち止まる。
「あっあの……」
「ごめんなさいね、突然つれてきて」
「あっ、うん……それは良いですけど……えと、なんか様です……か?」
急にこんな所呼び出されて……なっなんかドキドキする。
しっしかも、相手が超知的な美人……え? 俺、なにされるの? 高い壺とか指輪とか買わされるのか?
「まずは……」
「っ!!」
その人は、俺の方を向いて……なんと頭を下げて来た。なっなに? いきなりなに! これ以上驚かせないでくれ!
「ありがとうと言っておくわ」
「……え?」
なっなんか、感謝された。俺、何にもしてないぞ?
「貴方が恵にチョコを渡してくれて嬉しかった」
「あ、うっうん……どういたしまして」
訳も分かってないのに、こんな事言ってしまった。いや待ってくれ。
この人、なんか引っ掛かる事言ったぞ。
「私、朝早く貴方の学校に行って恵の下駄箱に入れた筈なのに……ドジね、間違えちゃった」
「あ、えと……なっ何を言ってるんですか?」
なっ何となく話が見えてきたけど、えと……いや、でも、そんな筈は無い。
「手紙、見たんでしょ? そこに霜月 七瀬、そんな名前が書いていなかった?」
「っ! かっ……かいて、ました」
あ、あぁ……こっこれは、俺の考えが当たった。
この人が、なんで俺に感謝したのか分かった!
「それ、私の事よ」
やっ……やっぱりか、そっそうだったのか。
いっいや、うん……しょっ衝撃の事実過ぎてどんな顔をして良いか分からんし、上手く対応出来ない!!
「因みに、あれは本命よ……義理じゃない」
「……そっそう、ですか」
「こっちの方は驚かないのね」
「とっ途中、察しがついたので」
「そう」
……。
こっこの人、恵様が好きなんだ。
だけど、恵様には胡桃さんと言う恋人がいる……この人はそれを知ってるのか? いや、知ってる筈だ。
見たところ、同じ職員だ。
だから、恵様と胡桃さんがイチャイチャしてる所を少なからずとも見てる筈!
なっなのに、バレンタインチョコを……すっ凄いな、壁があるのに突き進むなんて、それほど恵様が好きなんだなぁ。
「……」
あ、待てよ? もしこの恋愛が上手く行けば……三角関係になってしまう!? そっそうなったら、胡桃さんと、俺の前にいる霜月さんとで恵さんの取り合い!
『私の方が恵さんの事が好きなんです!』
『いいえ、私よ』
なんて舌戦が繰り広げられ、恵様が……。
『やめて! あたしの為に争わないでよ!』
と、止めにはいる! こっこれは……どっ泥沼! いやまて、そう考えるのは早い。
もしかしたら上手く和解して、三人でいちゃラブ展開って事もあり得……っ!!
バカ! こんな場所でなんて事考えてるんだ!!
「ねぇ」
「わひゃっ! はっはい!」
ほらみろ! そらみろ! 変な事考えたから霜月さんが睨んできてるぞ! きっと変な想像してたのがバレたからだ!
「貴方、百合についてどう思う? 勿論、花の名前の事じゃ無いわ。ガールズラブの方の事よ」
くっ……なんて言い訳する? こんな事素直に言えないからなんとかして……え?
「気持ち悪い? 吐き気がする? どう思う?」
あ、え? なっなにを聞いてきてるんだ……この人は。
えと、んと……なっなんだろ、この絶対答えなくちゃいけない雰囲気は。
「わっ分かりません。でも……嫌とか、気持ち悪いなんて事は、思いません」
だから答えた。
俺なりの答えを……すると、霜月さんはくすりと笑った。
「そう。嫌じゃないのね……」
なっなに、その笑い。
すっごい優しく笑ってるけど、なんか気味が悪い……。
「話は終わりよ……貴方は男だけど、友達の関係にはなれそうね」
そう言って霜月さんは去っていった。
「……はっはい?」
本当に謎の言葉だった。
いや、今の言葉だけじゃなく、ここに来て霜月さんが話す言葉全てが謎だった気がする……。
「えと、結局俺はなんで呼ばれたんだ? ただお礼を言いたいだけで呼び出し?」
そうとしか考えられない。
だったら、店の中で言えば良いのに……。
まっまぁ、あれだ。
「取り敢えず、帰ろ」
うん。
帰ろう、何も考えず真っ直ぐと……。
霜月さん、ちょっと変な人だったなぁ。
「あっあの……」
「ごめんなさいね、突然つれてきて」
「あっ、うん……それは良いですけど……えと、なんか様です……か?」
急にこんな所呼び出されて……なっなんかドキドキする。
しっしかも、相手が超知的な美人……え? 俺、なにされるの? 高い壺とか指輪とか買わされるのか?
「まずは……」
「っ!!」
その人は、俺の方を向いて……なんと頭を下げて来た。なっなに? いきなりなに! これ以上驚かせないでくれ!
「ありがとうと言っておくわ」
「……え?」
なっなんか、感謝された。俺、何にもしてないぞ?
「貴方が恵にチョコを渡してくれて嬉しかった」
「あ、うっうん……どういたしまして」
訳も分かってないのに、こんな事言ってしまった。いや待ってくれ。
この人、なんか引っ掛かる事言ったぞ。
「私、朝早く貴方の学校に行って恵の下駄箱に入れた筈なのに……ドジね、間違えちゃった」
「あ、えと……なっ何を言ってるんですか?」
なっ何となく話が見えてきたけど、えと……いや、でも、そんな筈は無い。
「手紙、見たんでしょ? そこに霜月 七瀬、そんな名前が書いていなかった?」
「っ! かっ……かいて、ました」
あ、あぁ……こっこれは、俺の考えが当たった。
この人が、なんで俺に感謝したのか分かった!
「それ、私の事よ」
やっ……やっぱりか、そっそうだったのか。
いっいや、うん……しょっ衝撃の事実過ぎてどんな顔をして良いか分からんし、上手く対応出来ない!!
「因みに、あれは本命よ……義理じゃない」
「……そっそう、ですか」
「こっちの方は驚かないのね」
「とっ途中、察しがついたので」
「そう」
……。
こっこの人、恵様が好きなんだ。
だけど、恵様には胡桃さんと言う恋人がいる……この人はそれを知ってるのか? いや、知ってる筈だ。
見たところ、同じ職員だ。
だから、恵様と胡桃さんがイチャイチャしてる所を少なからずとも見てる筈!
なっなのに、バレンタインチョコを……すっ凄いな、壁があるのに突き進むなんて、それほど恵様が好きなんだなぁ。
「……」
あ、待てよ? もしこの恋愛が上手く行けば……三角関係になってしまう!? そっそうなったら、胡桃さんと、俺の前にいる霜月さんとで恵さんの取り合い!
『私の方が恵さんの事が好きなんです!』
『いいえ、私よ』
なんて舌戦が繰り広げられ、恵様が……。
『やめて! あたしの為に争わないでよ!』
と、止めにはいる! こっこれは……どっ泥沼! いやまて、そう考えるのは早い。
もしかしたら上手く和解して、三人でいちゃラブ展開って事もあり得……っ!!
バカ! こんな場所でなんて事考えてるんだ!!
「ねぇ」
「わひゃっ! はっはい!」
ほらみろ! そらみろ! 変な事考えたから霜月さんが睨んできてるぞ! きっと変な想像してたのがバレたからだ!
「貴方、百合についてどう思う? 勿論、花の名前の事じゃ無いわ。ガールズラブの方の事よ」
くっ……なんて言い訳する? こんな事素直に言えないからなんとかして……え?
「気持ち悪い? 吐き気がする? どう思う?」
あ、え? なっなにを聞いてきてるんだ……この人は。
えと、んと……なっなんだろ、この絶対答えなくちゃいけない雰囲気は。
「わっ分かりません。でも……嫌とか、気持ち悪いなんて事は、思いません」
だから答えた。
俺なりの答えを……すると、霜月さんはくすりと笑った。
「そう。嫌じゃないのね……」
なっなに、その笑い。
すっごい優しく笑ってるけど、なんか気味が悪い……。
「話は終わりよ……貴方は男だけど、友達の関係にはなれそうね」
そう言って霜月さんは去っていった。
「……はっはい?」
本当に謎の言葉だった。
いや、今の言葉だけじゃなく、ここに来て霜月さんが話す言葉全てが謎だった気がする……。
「えと、結局俺はなんで呼ばれたんだ? ただお礼を言いたいだけで呼び出し?」
そうとしか考えられない。
だったら、店の中で言えば良いのに……。
まっまぁ、あれだ。
「取り敢えず、帰ろ」
うん。
帰ろう、何も考えず真っ直ぐと……。
霜月さん、ちょっと変な人だったなぁ。
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