住み込み就職 お仕事時々お遊び
眼鏡男子コンビニに現る、波乱前兆編 2
夕方、お客様がそこそこ沢山やってくる時間帯。
この時間帯はぁ……学生さんが多いですね。
「良いか? 次変な事したら今日は裏から出さないからな」
「わっ分かってますよぉ」
うぅぅ。
長門さんに怒られましたぁ、今日の長門さんは怖いですよぉ……私、ちょぉぉとテンション上がっただけなのに。
「まったく、もっと私みたいに落ち着いた女を心掛けろ! そう、私みたいに!」
「え? あ、はい……分かりました」
なっなんか引っ掛かりますが……まぁ、良いでしょう、ここはスルーします。
「じゃ、さっそくレジ頼むぞ。客来てるから」
長門さん、びっ……と指差す。
わわ、ほんとに集まってます。
「あ、はい!」
そういって、慌ててレジにいきます。
それからはレジ作業をしました、すると……。
「黄昏時に俺は来た」
でっでた。
いつどやの厨二学生……いっいけない、顔がひきつりそう。
えっ笑顔笑顔、接客は笑顔でしなくちゃ。
「すまない。灼熱の蒸気により蒸されし豚肉入り饅頭を一つ」
「……え?」
うっうん、笑顔とか無理です。
だって訳の分からない事を言って来るもの。
あと……決めポーズ、なんか鼻につきますね。
「あぁ、すまない……組織の秘密文書で言ってしまった。確か君達は"豚まん"と言うんだったな? それを1つ頂こう。一番良いのを頼むぞ」
「はっはい! ありがとうございます」
最初から豚まんって言ってくださいよ……。
えぇぇっと、よし……とれました、あ……アレを聞くの忘れちゃいました。
「すいません、カラシはいりますか?」
「不要だ。俺にはあれは早すぎる」
……そですか。
要らないんですね、あと……嫌いなんですね、思いっきり苦い顔しましたし。
じゃ、このまま袋に入れて渡しましょうか。
「どうぞ。140円になります」
「いや、これで支払おう。これが俺の差し出す対価だ」
そういって彼は財布からポイントカードをだしました。
あ、はい……ポイントで支払うんですね、分かりました。
バーコードリーダーをカードにピッ……と当てると彼は「ふっ……任務完了」と呟きました。
うん、自分の決めた設定……演じてますねぇ。
「常人の女」
「へ? あ、はい!」
「俺はエージェント。裏社会の人間だ……決して俺のようになるな、じゃぁな……また来るよ」
「はっはい。またのご来店をお待ちしてます」
そういって、彼は黒歴史を残して去っていきました。
もう彼の事は厨二さんと呼ぶことにしましょう。
「はぁ……。長門さんを止めるよりも疲れますねぇ」
一息ついた後、レジから離れる私。
取り敢えず、またお客様が来る前に色々やっておきましょうか。
「ひっ日向さんっ……べっ別に良いって!」
「もぅっ、ここまで来たんだから良いじゃんっ。好意には乗っとくもんだよ?」
……あら? なんでしょう。
入り口の方で誰かが話してますね。
この声は……恵さんですね、どうやら学校から帰ってきたみたいです。
「お帰りなさい、恵さ…………はぇ?」
……え? けっ恵さん、誰か連れてきてますね。
しかも眼鏡を掛けた男の子を、しっしかも手を繋いでます……。
おっ男の子の方、やたらキョドってませんか?
え、えぇぇ!? まっまさか……このバレンタインと言う日に、まさかまさかのあれですかぁぁぁっ!!
恵さん、貴女っ……彼氏ができたんですかぁぁぁぁぁっ!!!!
この時間帯はぁ……学生さんが多いですね。
「良いか? 次変な事したら今日は裏から出さないからな」
「わっ分かってますよぉ」
うぅぅ。
長門さんに怒られましたぁ、今日の長門さんは怖いですよぉ……私、ちょぉぉとテンション上がっただけなのに。
「まったく、もっと私みたいに落ち着いた女を心掛けろ! そう、私みたいに!」
「え? あ、はい……分かりました」
なっなんか引っ掛かりますが……まぁ、良いでしょう、ここはスルーします。
「じゃ、さっそくレジ頼むぞ。客来てるから」
長門さん、びっ……と指差す。
わわ、ほんとに集まってます。
「あ、はい!」
そういって、慌ててレジにいきます。
それからはレジ作業をしました、すると……。
「黄昏時に俺は来た」
でっでた。
いつどやの厨二学生……いっいけない、顔がひきつりそう。
えっ笑顔笑顔、接客は笑顔でしなくちゃ。
「すまない。灼熱の蒸気により蒸されし豚肉入り饅頭を一つ」
「……え?」
うっうん、笑顔とか無理です。
だって訳の分からない事を言って来るもの。
あと……決めポーズ、なんか鼻につきますね。
「あぁ、すまない……組織の秘密文書で言ってしまった。確か君達は"豚まん"と言うんだったな? それを1つ頂こう。一番良いのを頼むぞ」
「はっはい! ありがとうございます」
最初から豚まんって言ってくださいよ……。
えぇぇっと、よし……とれました、あ……アレを聞くの忘れちゃいました。
「すいません、カラシはいりますか?」
「不要だ。俺にはあれは早すぎる」
……そですか。
要らないんですね、あと……嫌いなんですね、思いっきり苦い顔しましたし。
じゃ、このまま袋に入れて渡しましょうか。
「どうぞ。140円になります」
「いや、これで支払おう。これが俺の差し出す対価だ」
そういって彼は財布からポイントカードをだしました。
あ、はい……ポイントで支払うんですね、分かりました。
バーコードリーダーをカードにピッ……と当てると彼は「ふっ……任務完了」と呟きました。
うん、自分の決めた設定……演じてますねぇ。
「常人の女」
「へ? あ、はい!」
「俺はエージェント。裏社会の人間だ……決して俺のようになるな、じゃぁな……また来るよ」
「はっはい。またのご来店をお待ちしてます」
そういって、彼は黒歴史を残して去っていきました。
もう彼の事は厨二さんと呼ぶことにしましょう。
「はぁ……。長門さんを止めるよりも疲れますねぇ」
一息ついた後、レジから離れる私。
取り敢えず、またお客様が来る前に色々やっておきましょうか。
「ひっ日向さんっ……べっ別に良いって!」
「もぅっ、ここまで来たんだから良いじゃんっ。好意には乗っとくもんだよ?」
……あら? なんでしょう。
入り口の方で誰かが話してますね。
この声は……恵さんですね、どうやら学校から帰ってきたみたいです。
「お帰りなさい、恵さ…………はぇ?」
……え? けっ恵さん、誰か連れてきてますね。
しかも眼鏡を掛けた男の子を、しっしかも手を繋いでます……。
おっ男の子の方、やたらキョドってませんか?
え、えぇぇ!? まっまさか……このバレンタインと言う日に、まさかまさかのあれですかぁぁぁっ!!
恵さん、貴女っ……彼氏ができたんですかぁぁぁぁぁっ!!!!
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