住み込み就職 お仕事時々お遊び
がっこ生活、暗躍する親衛隊 3
時は昼休み、日向 恵こと恵様親衛隊達は秘密の集会所、屋上に通ずる扉の前にいた。
ここは広いからな、多少大人数でも問題はない。
といっても俺と友達2人を含めて20人も集まったら流石に少し窮屈だ、階段に立っている奴も出てくる、まぁそこは堪えて貰っている。
と、さて……そろそろ説明しないといけないだろうか?
我ら、恵様親衛隊とは何なのかを……。
簡単に言えば日向 恵を守る隊だ、なぜ守るか、皆のアイドルだからである!
その方を不貞な輩からお守りするのが我等、恵様親衛隊の役目だ。
因みにその親衛隊の隊長をやってるのが山田、まぁ俺だ。
主に、さりげなぁく遠くから恵様を見守って危険な事が起きたら颯爽と助ける、その後は見返りを求めず立ち去る、親衛隊の掟の1つだ、ストーカーとは訳が違うから一緒にするんじゃないぞ。
「皆、良く集まってくれた」
こほんっ、咳払いをした後、俺は皆に向けて言う。
皆は真剣な顔をして俺を見てくる、それほど今からする話しは重大な事なのだ。
「朝からこの昼休みに掛けて大体話しは行き届いてると思うが、敢えて報告する」
ごくっ、各々唾をのんだ。
辺りには緊張感が漂う、中には俺が今から言う言葉を聞きたく無い奴もいるだろう。
だが、言わねばならない、これは親衛隊として言って行動をするか否か決めねばいけない事案なのだ。
すぅっはぁ……、俺は深呼吸をして見渡す様に言った。
「我等が愛する女神、恵様に彼氏が出来た、かもしれない」
そう言った時だ。
ざわつく、隣の人同士で「嘘だろ、信じられない」と言った話をしてる。
そう、俺だって信じたくない。
これが聞き間違いであってくれと何度願った事か、だが、だがしかしだ。
我等が愛する女神の言葉を聞き逃すと言う愚行をするわけがない!
「思えば恵様は入学した時から女神様だった」
思い出す様に語ると皆も頷きはじめる。
そう、入学早々恵様は皆の注目の的になった、美しい美貌、活発な雰囲気、ギャルっぽい見た目に反して実は違う、真面目な女子だ。
金髪で胸がおっきくて成績は……まぁそこそこって感じで運動もそこそこ。
一見聞いてみればそれほど魅力的な事では無いと思う、だが良く考えて見て欲しい……。
今の世の中、こんな女子学生がいるだろうか? 否っ、断じて否っ、いない、全くもっていない! これほどまでに純粋な女子高生等存在しないだろう!
だがっ! 神は与えてくれたのだ……アニメから出て来た様な女子、日向 恵と言う命を! だから俺達は集まった、同じ日向 恵と言う女性、いや女神を愛する者として!
それで出来上がったのが恵様親衛隊、恵様……この呼び方はこの大地に生まれた感謝と敬意の意味を込めて影ながら言っている、本人には勿論秘密だ。
「そんな女神様に彼氏が出来た、信じられないだろう……俺も信じられない」
「そうだ」
「俺も信じられないぞ」
「きっと何かの間違いだ!」
俺の言葉に賛同する親衛隊の精鋭達、そんな彼等に向けて俺は拳を握る。
「だからこそ確かめる必要がある」
正直、こんな事はしたくない、だが、親衛隊として見逃せないんだ。
すまない恵様、こんな俺達を許してくれ!
「確かめて彼氏がいるかの確認をする」
そうした後は……。
「その後は、恵様に相応しい男かどうかを確かめる!」
「っな!」
「たっ山田隊長っ、そっそれは!」
俺の言葉に動揺する皆、それはそうだ。
皆が愛する者に彼氏が出来た、不満を抱くのは多いだろう。
だが俺は「確かめる」と言った「粛清する」とではなく……。
「確かめる必要なんかねぇ!」
「そうだ、俺達の女神様をタブらかした男には鉄槌を!」
「そうだ、鉄槌と言う名の粛清を下すべきだ!」
凄まじい気迫だ、皆は怒っている、1人の男が恵様に告白しカップルと言う関係になったからだ、いや、まだそうとは限らないが……皆はそう思ってるのだ。
そんな皆に俺は「静まれ」と声をあげる。
そしたら、シンッーーと静かになった、少し間を空けた後、続けて話す。
「仮に彼氏がいたとして、そいつを粛清したとする、そしたら恵様はどう思う?」
俺の言葉を聞いた皆は息をのみ、目を見開く。
「今思っての通り悲しむだろう、だからこそ見極めるのだ、見極めて……俺達が認めた男ならば、そいつに恵様を任せようじゃないか」
にっ、俺は笑った。
そしたらすすり泣く声が聞こえる、誰か泣いてるのか? ばか、なんで泣くんだ。
恵様に彼氏が出来たんだ、寧ろ喜ぶべきだろ。
「そうなったら、この親衛隊は解散だ、だから俺達の最後の勤めになるかもしれない」
「隊長ぉ……」
そう、これはそうなったらの話だ。
だが、俺達が認められない奴だとしたら話しは違ってくる、恵様を貶める様な最低最悪の男だったら。
「だが、最悪な男だと皆が確信したその時は粛清する」
キッ、まるで威圧するかの様に皆を見る。
皆は身震いした、やる気がみなぎっているのだ。
「だからこそ、これより恵様彼氏査定計画を実行する! それに伴い皆、意見を言い合ってくれ!」
皆は少し間を空けて「おぉぉっ!」と言ってくれた。
皆の士気は充分だ、ふふふ。
と、こんな感じで俺達は計画を経てた。
全ては我等が愛する女神様の為、俺達の戦いは今始まったのである。
ここは広いからな、多少大人数でも問題はない。
といっても俺と友達2人を含めて20人も集まったら流石に少し窮屈だ、階段に立っている奴も出てくる、まぁそこは堪えて貰っている。
と、さて……そろそろ説明しないといけないだろうか?
我ら、恵様親衛隊とは何なのかを……。
簡単に言えば日向 恵を守る隊だ、なぜ守るか、皆のアイドルだからである!
その方を不貞な輩からお守りするのが我等、恵様親衛隊の役目だ。
因みにその親衛隊の隊長をやってるのが山田、まぁ俺だ。
主に、さりげなぁく遠くから恵様を見守って危険な事が起きたら颯爽と助ける、その後は見返りを求めず立ち去る、親衛隊の掟の1つだ、ストーカーとは訳が違うから一緒にするんじゃないぞ。
「皆、良く集まってくれた」
こほんっ、咳払いをした後、俺は皆に向けて言う。
皆は真剣な顔をして俺を見てくる、それほど今からする話しは重大な事なのだ。
「朝からこの昼休みに掛けて大体話しは行き届いてると思うが、敢えて報告する」
ごくっ、各々唾をのんだ。
辺りには緊張感が漂う、中には俺が今から言う言葉を聞きたく無い奴もいるだろう。
だが、言わねばならない、これは親衛隊として言って行動をするか否か決めねばいけない事案なのだ。
すぅっはぁ……、俺は深呼吸をして見渡す様に言った。
「我等が愛する女神、恵様に彼氏が出来た、かもしれない」
そう言った時だ。
ざわつく、隣の人同士で「嘘だろ、信じられない」と言った話をしてる。
そう、俺だって信じたくない。
これが聞き間違いであってくれと何度願った事か、だが、だがしかしだ。
我等が愛する女神の言葉を聞き逃すと言う愚行をするわけがない!
「思えば恵様は入学した時から女神様だった」
思い出す様に語ると皆も頷きはじめる。
そう、入学早々恵様は皆の注目の的になった、美しい美貌、活発な雰囲気、ギャルっぽい見た目に反して実は違う、真面目な女子だ。
金髪で胸がおっきくて成績は……まぁそこそこって感じで運動もそこそこ。
一見聞いてみればそれほど魅力的な事では無いと思う、だが良く考えて見て欲しい……。
今の世の中、こんな女子学生がいるだろうか? 否っ、断じて否っ、いない、全くもっていない! これほどまでに純粋な女子高生等存在しないだろう!
だがっ! 神は与えてくれたのだ……アニメから出て来た様な女子、日向 恵と言う命を! だから俺達は集まった、同じ日向 恵と言う女性、いや女神を愛する者として!
それで出来上がったのが恵様親衛隊、恵様……この呼び方はこの大地に生まれた感謝と敬意の意味を込めて影ながら言っている、本人には勿論秘密だ。
「そんな女神様に彼氏が出来た、信じられないだろう……俺も信じられない」
「そうだ」
「俺も信じられないぞ」
「きっと何かの間違いだ!」
俺の言葉に賛同する親衛隊の精鋭達、そんな彼等に向けて俺は拳を握る。
「だからこそ確かめる必要がある」
正直、こんな事はしたくない、だが、親衛隊として見逃せないんだ。
すまない恵様、こんな俺達を許してくれ!
「確かめて彼氏がいるかの確認をする」
そうした後は……。
「その後は、恵様に相応しい男かどうかを確かめる!」
「っな!」
「たっ山田隊長っ、そっそれは!」
俺の言葉に動揺する皆、それはそうだ。
皆が愛する者に彼氏が出来た、不満を抱くのは多いだろう。
だが俺は「確かめる」と言った「粛清する」とではなく……。
「確かめる必要なんかねぇ!」
「そうだ、俺達の女神様をタブらかした男には鉄槌を!」
「そうだ、鉄槌と言う名の粛清を下すべきだ!」
凄まじい気迫だ、皆は怒っている、1人の男が恵様に告白しカップルと言う関係になったからだ、いや、まだそうとは限らないが……皆はそう思ってるのだ。
そんな皆に俺は「静まれ」と声をあげる。
そしたら、シンッーーと静かになった、少し間を空けた後、続けて話す。
「仮に彼氏がいたとして、そいつを粛清したとする、そしたら恵様はどう思う?」
俺の言葉を聞いた皆は息をのみ、目を見開く。
「今思っての通り悲しむだろう、だからこそ見極めるのだ、見極めて……俺達が認めた男ならば、そいつに恵様を任せようじゃないか」
にっ、俺は笑った。
そしたらすすり泣く声が聞こえる、誰か泣いてるのか? ばか、なんで泣くんだ。
恵様に彼氏が出来たんだ、寧ろ喜ぶべきだろ。
「そうなったら、この親衛隊は解散だ、だから俺達の最後の勤めになるかもしれない」
「隊長ぉ……」
そう、これはそうなったらの話だ。
だが、俺達が認められない奴だとしたら話しは違ってくる、恵様を貶める様な最低最悪の男だったら。
「だが、最悪な男だと皆が確信したその時は粛清する」
キッ、まるで威圧するかの様に皆を見る。
皆は身震いした、やる気がみなぎっているのだ。
「だからこそ、これより恵様彼氏査定計画を実行する! それに伴い皆、意見を言い合ってくれ!」
皆は少し間を空けて「おぉぉっ!」と言ってくれた。
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