住み込み就職 お仕事時々お遊び
きたる金髪、荒ぶる私 3
恵さんがレジを離れた後、私の所へ来て仕事を手伝って貰っている最中、そんな彼女を遠目に観察する私は思いました、胸がでっかくて憎いけれど悪い人ではありません。
「胡桃さん、こっち補充終わりるけど……手伝おっか?」
「大丈夫ですよ、私ももうすぐ終わりますから」
仕事は率先してしますし、テキパキしてます。
学生とは思えない働きっぷりです、しっかりした娘なんですね。
「そうなんだ、じゃぁウォークイン掃除してくるね」
「大丈夫ですか、あそこ寒いですよ?」
「へーき、上にコート羽織ってくから」
そう言って恵さんは言ってしまいました。
冬のウォークイン清掃って寒くて嫌なんですよね、それを率先してやるなんて偉い娘ですね。
「良い娘だろ、恵は」
「はい、とても良い娘ですね、わわっ!」
びっビックリしました、何時の間にか隣に長門さんがいました、もう、いきなり話し掛けないでくださいよ。
「ん、驚かせてしまったか?」
「驚きましたよ、もぅ」
「はっはっはっ、すまんすまん」
にこにこ笑いながら商品補充を手伝う長門さん、時おり私の顔を見てにやにやしています。
「ふむ、胡桃は驚いた顔、可愛いな」
「うっうっさいです、早く仕事進めて下さい」
七瀬さんみたいな事言ってます、からかわずに手を進めて下さい! 今は仕事中なんですからねっ。
「で、どうだ? 仲良く出来そうか?」
「……はい」
恵さんは私が持っていない物を持っています、それで嫉妬したのは確かです。
でもとても良い娘、やっとまともな人が来たって感じですね。
「そうか、ならばもっと仲良くなると良い」
「そうですね、そうします」
「という訳で、胡桃もウォークインに行くと良い、あそこは少し広いからな」
そう言った長門さんは私から商品を取ります。
えっ? 私もウォークインにですか? 別に構いませんが。
「えっえと、大丈夫ですか? 七瀬さんと2人になりますけど」
それだとお客さんが沢山来た時に困りますよね? あと長門さんを七瀬さん1人に任せるのは申し訳ないです。
「ん? 別に平気だがっ……てなんだその眼は、気に入らないな」
「長門さんが平気でもお客さんは平気じゃないんですよ」
毎回毎回絡んでたらいつかこのお店にお客様がこなくなりますよ?
「なんの事を言ってるか分からんが、まぁここは大丈夫だ、早く言ってやれ」
「わわっ、ちょっ……背中押さないで下さいよ」
うっ、本当に長門さんを放置するのはダメですって、そんな事を考えながら後ろを見てみると、七瀬さんがグッと親指を立てて微笑んでいた、あっあれは……私に任せてって事ですかね? とか考えてる内にウォークインまで押されてしまいます、もう後戻りは出来ません。
「入り口近くにコートを掛けておいた、そこは寒いからな、ちゃんと着るんだぞ?」
「はっはい、わかりました」
もう、ここまで来ちゃったらしかたありません、ウォークイン清掃しましょう、長門さんの事は頼みましたよ七瀬さん。
「胡桃さん、こっち補充終わりるけど……手伝おっか?」
「大丈夫ですよ、私ももうすぐ終わりますから」
仕事は率先してしますし、テキパキしてます。
学生とは思えない働きっぷりです、しっかりした娘なんですね。
「そうなんだ、じゃぁウォークイン掃除してくるね」
「大丈夫ですか、あそこ寒いですよ?」
「へーき、上にコート羽織ってくから」
そう言って恵さんは言ってしまいました。
冬のウォークイン清掃って寒くて嫌なんですよね、それを率先してやるなんて偉い娘ですね。
「良い娘だろ、恵は」
「はい、とても良い娘ですね、わわっ!」
びっビックリしました、何時の間にか隣に長門さんがいました、もう、いきなり話し掛けないでくださいよ。
「ん、驚かせてしまったか?」
「驚きましたよ、もぅ」
「はっはっはっ、すまんすまん」
にこにこ笑いながら商品補充を手伝う長門さん、時おり私の顔を見てにやにやしています。
「ふむ、胡桃は驚いた顔、可愛いな」
「うっうっさいです、早く仕事進めて下さい」
七瀬さんみたいな事言ってます、からかわずに手を進めて下さい! 今は仕事中なんですからねっ。
「で、どうだ? 仲良く出来そうか?」
「……はい」
恵さんは私が持っていない物を持っています、それで嫉妬したのは確かです。
でもとても良い娘、やっとまともな人が来たって感じですね。
「そうか、ならばもっと仲良くなると良い」
「そうですね、そうします」
「という訳で、胡桃もウォークインに行くと良い、あそこは少し広いからな」
そう言った長門さんは私から商品を取ります。
えっ? 私もウォークインにですか? 別に構いませんが。
「えっえと、大丈夫ですか? 七瀬さんと2人になりますけど」
それだとお客さんが沢山来た時に困りますよね? あと長門さんを七瀬さん1人に任せるのは申し訳ないです。
「ん? 別に平気だがっ……てなんだその眼は、気に入らないな」
「長門さんが平気でもお客さんは平気じゃないんですよ」
毎回毎回絡んでたらいつかこのお店にお客様がこなくなりますよ?
「なんの事を言ってるか分からんが、まぁここは大丈夫だ、早く言ってやれ」
「わわっ、ちょっ……背中押さないで下さいよ」
うっ、本当に長門さんを放置するのはダメですって、そんな事を考えながら後ろを見てみると、七瀬さんがグッと親指を立てて微笑んでいた、あっあれは……私に任せてって事ですかね? とか考えてる内にウォークインまで押されてしまいます、もう後戻りは出来ません。
「入り口近くにコートを掛けておいた、そこは寒いからな、ちゃんと着るんだぞ?」
「はっはい、わかりました」
もう、ここまで来ちゃったらしかたありません、ウォークイン清掃しましょう、長門さんの事は頼みましたよ七瀬さん。
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