私服の時間

清水レモン

ほんとうの望み

いくらなんでも それはちがうよ
おさがりもらってファッションショー
でも
しろいプリーツこまかな芸術品
かなり短めのスコート

それはちがうて いくらなんでも
サイズぴったり合うは合うけど
これで外
どうしろと
履き心地は抜群だった
よれよれのシューズ

いちばん大切なのは
イメージを描くことと
直感まかせに動いてみること
信じてごらん
準備は自然に整うから

いくらなんでも 似合いませんよ
等身大の鏡も備えつけられて
気づけば自分のことばかり見てる

かっこいいの
うつくしいの
そんなことは
どうでもいい
気づけば自分のことばかり見てる

結局 わかってる
結論 別人
等身大の鏡は教えてくれる
さかさま
いいえ
ほんとうの望み


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