私服の時間

清水レモン

黄金色のパラダイスロード

イチョウが黄葉している
それだけなんだけどさ
それだけなんだけど
それだけ
それだけで
世界が祝福しているみたい

こんな私ささやかな日々の積み重ね
このさきなにがどうなるのかなんてわからないけど
どうしたい
どうしたい
どうしたい
っていつも自分で自分に問いかけて
自由に想像

ハナミズキの並木道が赤く色づいた
しばらく暖かくて落葉が遅れたのか
雪まじりにパラッパラ
舞い散るのは
私が立てた計画
昨年の残滓ども
さあ

どんなに揺れても酔わずに進むよ
宇宙の反転は時空にクレパスを産むのかな
もう聴くに聴けないレコードの回転数
おしせまる師走はパラダイスロード
心の隙間にライトが差し込んだ
生きてく権利を握りしめて
生きてる喜びを歌いたいんだ

運がよくなるおまじない
なにもかもを手放した挙句に
また手にしたいと願う
また手にしたいと祈り
また手にできると感じ
吐息がミストに街灯りユラユラ魅せて
ひときわ見事な黄葉へと続く坂道で
私がかわす約束
未来への懺悔ども
さあ
おしよせる知らせがパラダイスロード
世界が祝福したがっている
こうしたい
こうしたい
こうしたい
っていつも自分で自分に詰め寄って
自由な空想

いま越えるチャンスだよ

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