可能性のバイミー
episode2 もしかしてあなた変態ですか?
episode2
私は私の人生をバイミーさんと一緒に見ていた
映像に映る私は中学生の頃の私で…
くだらない事で怒ったり、くだらない事で笑ったりする、どこにでも居るような普通の学生だ…
私にもこんな無邪気な時期があったんだなと思い出に浸りながら、画面に映る自身の姿を見つめる…
バイミーさんとはさっき知り合ったばかりで、全くの赤の他人だ
何故、赤の他人と人生劇場を見てるのかについては、私自身もよく分かっていない
バイミーさんはなに者なのか…この空間はなんなのか…私はどうやってここまで来たのか…
なにも理解できない私は、今の状況が普通ではないと言う事だけは理解していた…
この場所に連れて来られる前、私はホテルの一室で朝を迎えた…
ホテルでの朝と言うと、何故か小鳥の囀りが聞こえて来そうなイメージを持ってしまうけれど、その部屋に窓などはなく、聞こえてくるのは、薄い壁から漏れてくる声と、消し忘れのテレビから小さく鳴り響く、ウグイスのような声だけ…
独りぼっちの部屋の中で、ベッドのシーツを被りながら、天井の薄暗い照明を眺めていると、彼女が部屋の中に現れた…
暗い雰囲気を纏う彼女は、占い師のような、シスターのような、不思議な格好をしていた…
「あ…あなた誰??ま、まだ退出時間にはなってないわよね?」
私が問いかけると、彼女は黄色い猫のような瞳をこちらに向け、微笑みながら言った
「突然すみません、私の名前はバイミー、あなたの人生を良い方向へ導く為に、遠くの世界から参りました」
「人生を良い方向へ導く為?……」
「そうです、高見一花さん、あなたは人生に満足していないでしょう?私は人生に満足していない者の前に現れて、人生を変えるお手伝いをさせてもらっています」
今日初めて会った相手に自身の名前が知られている…
このホテルを予約したのは私ではないし、私の名前が知られていると言うのは奇妙な感覚だ…
私はベッドから立ち上がり、彼女に言った
「占いの勧誘?それなら間に合ってますから……」
すると、突然眩暈に襲われる…
フラついた私が目を閉じると、気づいた時には暗い空間に移動していた…
その場に居たバイミーさんに事情を尋ねようとすると「質問は後からお願いします」と言われ、モニターの前に座るように誘導された
そして今現在は、バイミーさんと一緒に中学生の頃の私を見ている
私は横目でバイミーさんを一瞥する
透き通った肌に、艶やかな髪、大きい瞳には少しだけ貫禄のようなモノも感じるが、全体的に見て10代ぐらいの女性だろうと私は推察した…
このまま、人生劇場が進むとバイミーさんの教育上よくない…
私は映像を見ながら彼女に問いかける
「バイミーさん、あなたおいくつなんですか?」
「そんな事今はどうでも…」
彼女の言葉を遮るように、私はバイミーさんの肩を勢いよく掴み、言った
「どうでもよくないです!!!!これから流れる映像にはバイミーさんの見ては行けない、アダルトなモノが含まれているんですから!」
「別に問題ないですよ、私はそう言うの見慣れてま…」
「見慣れてるですって!?そんなに若いのに見慣れてる?…今時の子達はそう言うのに接するのが早いとは聞いていたけど…あ、でもやっぱり駄目よ!刺激が強すぎるわ…」
私はそう言い、着ていたガウンの腰帯を解くと、彼女に目隠しをした
「な、なにするんですか??もしかしてあなた変態ですか?…」
慌てたように言うバイミーさんに、私は念押しする
「ここから先は私一人で見ます!バイミーさんは終わるまでそこでじっとしててください!」
目隠しをして地面にへたり込む彼女を放置して、私は人生劇場へと視線を戻す
映っているのは高校生の頃の私だ…
「……………」
私が最後まで映像を見終えると、目隠しをされた彼女が私に話しかけてきた
「どうやら、見終わったようですね?」
私は彼女に近づき、目隠しを解きながら尋ねる
「ええ、それで…私にこんなモノを見せて、あなたは何がしたいの?」
私の質問に、バイミー微笑みながら答えた
「私はあなたに可能性を売る為にやってきました」
「可能性?…」
「はい、可能性です…高見一花さん、あなたは今の人生に満足してはいないでしょう?…」
彼女の言葉に、心臓を掴まれたような感覚を覚え、私は呟く
「それは…そうだけど…」
「私は人生に満足していない者の前に現れて、可能性と言う名の希望を売っています…あなたが望むのであれば、その寿命と引き換えに、あなたの過去改変をお手伝いいたしましょう…」
「寿命と引き換え…過去改変ってどう言う事…」
私はバイミーさんから詳しく話を聞かせてもらった…
私は私の人生をバイミーさんと一緒に見ていた
映像に映る私は中学生の頃の私で…
くだらない事で怒ったり、くだらない事で笑ったりする、どこにでも居るような普通の学生だ…
私にもこんな無邪気な時期があったんだなと思い出に浸りながら、画面に映る自身の姿を見つめる…
バイミーさんとはさっき知り合ったばかりで、全くの赤の他人だ
何故、赤の他人と人生劇場を見てるのかについては、私自身もよく分かっていない
バイミーさんはなに者なのか…この空間はなんなのか…私はどうやってここまで来たのか…
なにも理解できない私は、今の状況が普通ではないと言う事だけは理解していた…
この場所に連れて来られる前、私はホテルの一室で朝を迎えた…
ホテルでの朝と言うと、何故か小鳥の囀りが聞こえて来そうなイメージを持ってしまうけれど、その部屋に窓などはなく、聞こえてくるのは、薄い壁から漏れてくる声と、消し忘れのテレビから小さく鳴り響く、ウグイスのような声だけ…
独りぼっちの部屋の中で、ベッドのシーツを被りながら、天井の薄暗い照明を眺めていると、彼女が部屋の中に現れた…
暗い雰囲気を纏う彼女は、占い師のような、シスターのような、不思議な格好をしていた…
「あ…あなた誰??ま、まだ退出時間にはなってないわよね?」
私が問いかけると、彼女は黄色い猫のような瞳をこちらに向け、微笑みながら言った
「突然すみません、私の名前はバイミー、あなたの人生を良い方向へ導く為に、遠くの世界から参りました」
「人生を良い方向へ導く為?……」
「そうです、高見一花さん、あなたは人生に満足していないでしょう?私は人生に満足していない者の前に現れて、人生を変えるお手伝いをさせてもらっています」
今日初めて会った相手に自身の名前が知られている…
このホテルを予約したのは私ではないし、私の名前が知られていると言うのは奇妙な感覚だ…
私はベッドから立ち上がり、彼女に言った
「占いの勧誘?それなら間に合ってますから……」
すると、突然眩暈に襲われる…
フラついた私が目を閉じると、気づいた時には暗い空間に移動していた…
その場に居たバイミーさんに事情を尋ねようとすると「質問は後からお願いします」と言われ、モニターの前に座るように誘導された
そして今現在は、バイミーさんと一緒に中学生の頃の私を見ている
私は横目でバイミーさんを一瞥する
透き通った肌に、艶やかな髪、大きい瞳には少しだけ貫禄のようなモノも感じるが、全体的に見て10代ぐらいの女性だろうと私は推察した…
このまま、人生劇場が進むとバイミーさんの教育上よくない…
私は映像を見ながら彼女に問いかける
「バイミーさん、あなたおいくつなんですか?」
「そんな事今はどうでも…」
彼女の言葉を遮るように、私はバイミーさんの肩を勢いよく掴み、言った
「どうでもよくないです!!!!これから流れる映像にはバイミーさんの見ては行けない、アダルトなモノが含まれているんですから!」
「別に問題ないですよ、私はそう言うの見慣れてま…」
「見慣れてるですって!?そんなに若いのに見慣れてる?…今時の子達はそう言うのに接するのが早いとは聞いていたけど…あ、でもやっぱり駄目よ!刺激が強すぎるわ…」
私はそう言い、着ていたガウンの腰帯を解くと、彼女に目隠しをした
「な、なにするんですか??もしかしてあなた変態ですか?…」
慌てたように言うバイミーさんに、私は念押しする
「ここから先は私一人で見ます!バイミーさんは終わるまでそこでじっとしててください!」
目隠しをして地面にへたり込む彼女を放置して、私は人生劇場へと視線を戻す
映っているのは高校生の頃の私だ…
「……………」
私が最後まで映像を見終えると、目隠しをされた彼女が私に話しかけてきた
「どうやら、見終わったようですね?」
私は彼女に近づき、目隠しを解きながら尋ねる
「ええ、それで…私にこんなモノを見せて、あなたは何がしたいの?」
私の質問に、バイミー微笑みながら答えた
「私はあなたに可能性を売る為にやってきました」
「可能性?…」
「はい、可能性です…高見一花さん、あなたは今の人生に満足してはいないでしょう?…」
彼女の言葉に、心臓を掴まれたような感覚を覚え、私は呟く
「それは…そうだけど…」
「私は人生に満足していない者の前に現れて、可能性と言う名の希望を売っています…あなたが望むのであれば、その寿命と引き換えに、あなたの過去改変をお手伝いいたしましょう…」
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私はバイミーさんから詳しく話を聞かせてもらった…
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