第3次パワフル転生野球大戦ACE
020 あーちゃん育成方針
数ヶ月後の休日。
俺は鈴木家の庭であーちゃんと雪遊びをしていた。
今は自分よりも大きな雪だるまを複数体作ろうと奮闘中だ。
これが結構いいトレーニングになるのだ。
「しゅーくん。あたま、できた」
「うん。じゃあ、持ち上げて胴体に乗っけるね」
明彦氏や俺と約束をして以降、彼女は積極的に体力作りに励むようになった。
俺がいない時でも動き回っているらしい。
ただ、まだ野球道具は無理に使わなくてもいい。
俺はそう考えていた。
理由は俺達が【成長タイプ:マニュアル】だからだ。
他の【成長タイプ】の場合は筋トレで肉体を鍛え、反復練習で動きが最適化された結果としてステータスが上がっていくのだろう。
しかし、【成長タイプ:マニュアル】はその逆。
ステータスを上げれば、その時の自分に合わせて勝手に最適化されていく。
一気に【経験ポイント】を使う中で、俺はそれを実感していた。
勿論、経験は必要だろう。
打球判断とか、配球を読んだりとか。
けど、それらはキャッチボールや素振りで身に着くものじゃない。
2人ではできないような実践的な練習が必要である以上、今はあーちゃんの負担を最小限に抑えながら【経験ポイント】を稼ぐのみだ。
何より、俺は【生得スキル】【怪我しない】があるから雑でもいいけど、あーちゃんに無理をさせて怪我でもさせたら一大事だからな。
そんなあーちゃんのステータスは次の通りだ。
状態/戦績/▽関係者/プレイヤースコープ
・鈴木茜(成長タイプ:マニュアル) 〇能力詳細 〇戦績
BC:6 SP:5 TAG:9 TAC:8 GT:13
PS:20 TV:400 PA:6
残り経験ポイント:99 好感度:100+/100☆
おや、と思っただろう。
【Total Vitality】がまだカンストしていないにもかかわらず、【経験ポイント】を余らせていることに。
無論、そうせざるを得なかった理由がある。
と言うのも、実はステータスは一定値以上になると自然に減少するようになってしまうからだ。
まあ、当たり前の話ではある。
何もしなければ体は衰えていく。
常識と言えば常識だが、それをハッキリ認識させられたのは両親のステータスを見た時だ。
溜まっていた【経験ポイント】を使って一気にステータスを上げた後。
特にカンストさせた【Total Vitality】が日を追う毎にゴリゴリ削れていく。
観察した限り、951~1000は1日に3~4減少する。
901~950だと1日で1~2減少。
801~900だと1~2日で1減少。
701~800だと3日。
601~700で1週間といった具合だ。
ただし、【Pitching Speed】以外は200を下回ることはないようだった。
【Pitching Speed】は少なくとも100では下がらなかった。
それを踏まえて、あーちゃんの育成方針。
ステータスが時間経過で減少するのなら、1日の取得【経験ポイント】が少ない内に上昇させるのは悪手だ。
とは言え、【Total Vitality】が余りにも低過ぎると体力が足りなくて【経験ポイント】が稼ぎにくい。
なので、減少スパンと取得【経験ポイント】のバランスが程よいところまでは上げておき、そこで維持した訳だ。
その上でステータスを上げるよりも優先していることがある。
スキルの取得だ。
・鈴木茜
〇能力詳細
▽取得スキル一覧
名称 分類
・体は覚えている 通常スキル
・昔取った杵柄 極みスキル(取得条件:通常スキル「体は覚えている」の取得)
・しなやかな肢体 通常スキル
上の2つは時間経過によるステータスの低下を抑えるためのものだ。
2つで2段階補正がかかり、400までステータスの低下がなくなる。
下のスキルは怪我をしにくくなるもの。
そして――。
状態/戦績/▽関係者/プレイヤースコープ
・鈴木茜(成長タイプ:マニュアル) 〇能力詳細 〇戦績
BC:6 SP:5 TAG:9 TAC:8 GT:13
PS:20 TV:400 PA:6
残り経験ポイント:100 好感度:100+/100☆
よし。
遊んでいる内に【経験ポイント】が100になったな。
〇能力詳細
▽取得スキル一覧
名称 分類
・体は覚えている 通常スキル
・昔取った杵柄 極みスキル(取得条件:「体は覚えている」の取得)
・しなやかな肢体 通常スキル
・猫のような柔軟性 極みスキル(取得条件:「しなやかな肢体」の取得)
【極みスキル】【猫のような柔軟性】は【しなやかな肢体】の上位互換。
更に怪我をしにくくなる。
勿論、完全に怪我しなくなる訳ではないけれども、少しは安心感が得られる。
後は一先ず【Total Vitality】を600、【Total Vitality】と【Pitching Speed】以外のステータスを400まで上げる。
そこからしばらくはスキルの取得を優先させる予定だ。
そして、本格的な練習ができるようになったらステータス上げに戻る。
これが今現在のあーちゃんの育成方針だった。
俺は鈴木家の庭であーちゃんと雪遊びをしていた。
今は自分よりも大きな雪だるまを複数体作ろうと奮闘中だ。
これが結構いいトレーニングになるのだ。
「しゅーくん。あたま、できた」
「うん。じゃあ、持ち上げて胴体に乗っけるね」
明彦氏や俺と約束をして以降、彼女は積極的に体力作りに励むようになった。
俺がいない時でも動き回っているらしい。
ただ、まだ野球道具は無理に使わなくてもいい。
俺はそう考えていた。
理由は俺達が【成長タイプ:マニュアル】だからだ。
他の【成長タイプ】の場合は筋トレで肉体を鍛え、反復練習で動きが最適化された結果としてステータスが上がっていくのだろう。
しかし、【成長タイプ:マニュアル】はその逆。
ステータスを上げれば、その時の自分に合わせて勝手に最適化されていく。
一気に【経験ポイント】を使う中で、俺はそれを実感していた。
勿論、経験は必要だろう。
打球判断とか、配球を読んだりとか。
けど、それらはキャッチボールや素振りで身に着くものじゃない。
2人ではできないような実践的な練習が必要である以上、今はあーちゃんの負担を最小限に抑えながら【経験ポイント】を稼ぐのみだ。
何より、俺は【生得スキル】【怪我しない】があるから雑でもいいけど、あーちゃんに無理をさせて怪我でもさせたら一大事だからな。
そんなあーちゃんのステータスは次の通りだ。
状態/戦績/▽関係者/プレイヤースコープ
・鈴木茜(成長タイプ:マニュアル) 〇能力詳細 〇戦績
BC:6 SP:5 TAG:9 TAC:8 GT:13
PS:20 TV:400 PA:6
残り経験ポイント:99 好感度:100+/100☆
おや、と思っただろう。
【Total Vitality】がまだカンストしていないにもかかわらず、【経験ポイント】を余らせていることに。
無論、そうせざるを得なかった理由がある。
と言うのも、実はステータスは一定値以上になると自然に減少するようになってしまうからだ。
まあ、当たり前の話ではある。
何もしなければ体は衰えていく。
常識と言えば常識だが、それをハッキリ認識させられたのは両親のステータスを見た時だ。
溜まっていた【経験ポイント】を使って一気にステータスを上げた後。
特にカンストさせた【Total Vitality】が日を追う毎にゴリゴリ削れていく。
観察した限り、951~1000は1日に3~4減少する。
901~950だと1日で1~2減少。
801~900だと1~2日で1減少。
701~800だと3日。
601~700で1週間といった具合だ。
ただし、【Pitching Speed】以外は200を下回ることはないようだった。
【Pitching Speed】は少なくとも100では下がらなかった。
それを踏まえて、あーちゃんの育成方針。
ステータスが時間経過で減少するのなら、1日の取得【経験ポイント】が少ない内に上昇させるのは悪手だ。
とは言え、【Total Vitality】が余りにも低過ぎると体力が足りなくて【経験ポイント】が稼ぎにくい。
なので、減少スパンと取得【経験ポイント】のバランスが程よいところまでは上げておき、そこで維持した訳だ。
その上でステータスを上げるよりも優先していることがある。
スキルの取得だ。
・鈴木茜
〇能力詳細
▽取得スキル一覧
名称 分類
・体は覚えている 通常スキル
・昔取った杵柄 極みスキル(取得条件:通常スキル「体は覚えている」の取得)
・しなやかな肢体 通常スキル
上の2つは時間経過によるステータスの低下を抑えるためのものだ。
2つで2段階補正がかかり、400までステータスの低下がなくなる。
下のスキルは怪我をしにくくなるもの。
そして――。
状態/戦績/▽関係者/プレイヤースコープ
・鈴木茜(成長タイプ:マニュアル) 〇能力詳細 〇戦績
BC:6 SP:5 TAG:9 TAC:8 GT:13
PS:20 TV:400 PA:6
残り経験ポイント:100 好感度:100+/100☆
よし。
遊んでいる内に【経験ポイント】が100になったな。
〇能力詳細
▽取得スキル一覧
名称 分類
・体は覚えている 通常スキル
・昔取った杵柄 極みスキル(取得条件:「体は覚えている」の取得)
・しなやかな肢体 通常スキル
・猫のような柔軟性 極みスキル(取得条件:「しなやかな肢体」の取得)
【極みスキル】【猫のような柔軟性】は【しなやかな肢体】の上位互換。
更に怪我をしにくくなる。
勿論、完全に怪我しなくなる訳ではないけれども、少しは安心感が得られる。
後は一先ず【Total Vitality】を600、【Total Vitality】と【Pitching Speed】以外のステータスを400まで上げる。
そこからしばらくはスキルの取得を優先させる予定だ。
そして、本格的な練習ができるようになったらステータス上げに戻る。
これが今現在のあーちゃんの育成方針だった。
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