【勘違い系お仕事ライフ!】マリアさんはアザと可愛い!~同僚の金髪美少女メイドはいつもオレにだけ優しい。きっとオレが好きなんだと思う………たぶん。
26. メイドさんと膝枕
26. メイドさんと膝枕
私とカイル君は馬車を走らせて隣町のルスタミラに向かっている。ただ何も話さず馬を歩かせている。日差しも気持ちいいし、こういう静寂に身を委ねるのもいいな。
と思っている私とは反対にカイル君は沈黙に耐えきれないみたい。さっきから横でブツブツ何かを呟いている。よく聞き取れないけど、『天気』『好きな食べ物』とか聞こえる。天気は晴れ。私の好きな食べ物はプリンだよカイル君。
……なんか無理矢理話題を作ろうとしてるみたい。私ってそんなにプレッシャーかけてる?威圧感あるのかな?
しばらくすると今度は横から視線を感じる。なんか私のこと見てる?ついに話題がなくて私の身体から話題の糸口を探そうとしているのかな?なんて思ってたんだけど、どうやら違ったらしい。
だって……また胸をガン見してるし。そんなに私の胸が好きなのかな?まぁ別に減るもんじゃないし見せてあげても構わないよ。でも、あんまり見られると恥ずかしいな……。私はさすがに耐えきれなくなりちょっとカイル君の方を見る。
「ん?なにかな?」
「あの、その、マリアさんの横顔に見惚れていました……」
……言い訳をさせてしまった。あたふたするカイル君。さすがに胸を見てたとは正直に言えないよね。仕方ない。ここはこのカイル君の『フリ』に乗ってあげよう。
「私の顔?別に普通だと思うけど見たいならもっと見てもいいよ?ほら」
するとカイル君はもっと慌てている様子だ。……追い込んでしまった。これがもしかしたら私がカイル君に与えているプレッシャーなのかも……。収拾がつかないのはまずい。ここは私がなんとかしないと。
「……なんてね。平気だよ、無理矢理話さなくても。こうやって静かに馬車を走らせるのも悪くないよね。たまにはこういう時間もいいと思うよ」
とか自分に言い聞かせながら言い訳をしてみる。それを聞いたカイル君はホッとしている。良かった変な空気になったかと思った。でもなんだろうこの感じ、不思議と居心地が悪いわけじゃない。むしろ落ち着くかも。そのままカイル君を見ると鼻から血を出していた。え!?どしたの!?大丈夫!?
「ん?カイル君!鼻血でてるよ!」
「え!?マジですか!?」
私は急いで馬車を止める。もしかして緊張しすぎて鼻血が出ちゃったのかな。こういう時は上を向いた方がいいよね。でも横になる枕とかないし……仕方ない膝枕してあげよう。鼻血を出したのはたぶん私のせいだし……。
「少し横になって上を向いてた方がいいよ。枕じゃないけど、どうぞ」
「へ?」
「ほら遠慮しないで」
私がそういうと、カイル君は何故か躊躇している。もしかしたらまだ私のこと恐れているのかも。大丈夫だよ、私怖くないよ?
「早くしないと止まらないかもよ?」
「お願いします!」
……また強制してしまった。今まで躊躇してたのに即答したし。そしてカイル君は恐る恐るといった感じで私に膝枕される。
「どう?大丈夫そう?」
「はい。ありがとうございます。凄く気持ちいいです」
「ふふっ。良かった」
とりあえずこれで安心。この顔は恐怖とかじゃなくて本当に喜んでる顔だ。しばらくそのままでいると、カイル君が『このまま死んでもいいな』とか呟いている。
……そこまで怖いのか。それは困るな。安心して私は何もしないから!私ってそんな人の命を奪う暗殺者みたいなの?ちょっとショックだな……。
私とカイル君は馬車を走らせて隣町のルスタミラに向かっている。ただ何も話さず馬を歩かせている。日差しも気持ちいいし、こういう静寂に身を委ねるのもいいな。
と思っている私とは反対にカイル君は沈黙に耐えきれないみたい。さっきから横でブツブツ何かを呟いている。よく聞き取れないけど、『天気』『好きな食べ物』とか聞こえる。天気は晴れ。私の好きな食べ物はプリンだよカイル君。
……なんか無理矢理話題を作ろうとしてるみたい。私ってそんなにプレッシャーかけてる?威圧感あるのかな?
しばらくすると今度は横から視線を感じる。なんか私のこと見てる?ついに話題がなくて私の身体から話題の糸口を探そうとしているのかな?なんて思ってたんだけど、どうやら違ったらしい。
だって……また胸をガン見してるし。そんなに私の胸が好きなのかな?まぁ別に減るもんじゃないし見せてあげても構わないよ。でも、あんまり見られると恥ずかしいな……。私はさすがに耐えきれなくなりちょっとカイル君の方を見る。
「ん?なにかな?」
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……言い訳をさせてしまった。あたふたするカイル君。さすがに胸を見てたとは正直に言えないよね。仕方ない。ここはこのカイル君の『フリ』に乗ってあげよう。
「私の顔?別に普通だと思うけど見たいならもっと見てもいいよ?ほら」
するとカイル君はもっと慌てている様子だ。……追い込んでしまった。これがもしかしたら私がカイル君に与えているプレッシャーなのかも……。収拾がつかないのはまずい。ここは私がなんとかしないと。
「……なんてね。平気だよ、無理矢理話さなくても。こうやって静かに馬車を走らせるのも悪くないよね。たまにはこういう時間もいいと思うよ」
とか自分に言い聞かせながら言い訳をしてみる。それを聞いたカイル君はホッとしている。良かった変な空気になったかと思った。でもなんだろうこの感じ、不思議と居心地が悪いわけじゃない。むしろ落ち着くかも。そのままカイル君を見ると鼻から血を出していた。え!?どしたの!?大丈夫!?
「ん?カイル君!鼻血でてるよ!」
「え!?マジですか!?」
私は急いで馬車を止める。もしかして緊張しすぎて鼻血が出ちゃったのかな。こういう時は上を向いた方がいいよね。でも横になる枕とかないし……仕方ない膝枕してあげよう。鼻血を出したのはたぶん私のせいだし……。
「少し横になって上を向いてた方がいいよ。枕じゃないけど、どうぞ」
「へ?」
「ほら遠慮しないで」
私がそういうと、カイル君は何故か躊躇している。もしかしたらまだ私のこと恐れているのかも。大丈夫だよ、私怖くないよ?
「早くしないと止まらないかもよ?」
「お願いします!」
……また強制してしまった。今まで躊躇してたのに即答したし。そしてカイル君は恐る恐るといった感じで私に膝枕される。
「どう?大丈夫そう?」
「はい。ありがとうございます。凄く気持ちいいです」
「ふふっ。良かった」
とりあえずこれで安心。この顔は恐怖とかじゃなくて本当に喜んでる顔だ。しばらくそのままでいると、カイル君が『このまま死んでもいいな』とか呟いている。
……そこまで怖いのか。それは困るな。安心して私は何もしないから!私ってそんな人の命を奪う暗殺者みたいなの?ちょっとショックだな……。
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