【絶対攻略不可?】~隣の席のクール系美少女を好きになったらなぜか『魔王』を倒すことになった件。でも本当に攻略するのは君の方だったようです。~
76. アグレッシブ
76. アグレッシブ
時間は11時、駅前でオレは待ち合わせをしている。昨日の電話の通り、待ち合わせ相手はもちろん……。
「あっ霧ヶ谷君!待った?」
「いや、時間通りだよ」
「良かった。なんか佐藤君は合流するの遅れるって。寝坊だってさ」
「冬馬らしいよな……」
そう、今日は茜と冬馬と共に咲夜さんの誕生日プレゼントを買うことになっている。
ちなみに咲夜さんにも話してある。何かあると後で面倒だし。『帰りにポーションとホワイトネクタールを買ってきて』と頼まれたけど、なんか良く考えたら新婚生活みたいですごく幸せな気分になる。まだ付き合ってもいないけど……。
「じゃあとりあえず行くか」
「うん。」
電車に乗ってしばらくすると目的地に着いた。オレ達がやってきたのは最近できたというショッピングモールだ。
「うわぁ……大きいねー!」
「ああ、結構広そうだな……」
茜が目を輝かせている。中に入ってみるとそこはたくさんの人で賑わっていた。どうやら夏休みだから家族連れも多いようだ。
「ねぇ霧ヶ谷君も柊さんとこういうところ来たりするの?」
「いや。あまり外には出掛けないんだ。誰かに見つかると困るしな」
「なんで困るの?付き合ってるんだしいいじゃん」
……本当に付き合っているならな。実際は告白すらしていないんだから。でもそれを言ったところで何も始まらない。それに今はそんなことを考えてる暇はない。咲夜さんの誕生日プレゼントを買わないと!
「あたしさ、ずっと前から行きたかったお店があるんだけど行ってもいいかな?」
「いいんじゃない?」
「やったっ!」
そう言うと茜は嬉しそうな顔をして走り出した。
「おいちょっと待てって!」
オレ達は急いで追いかけた。茜の後を追いかけるとそこには可愛らしいアクセサリーショップがあった。
「ここ可愛いよね!柊さん絶対喜ぶと思う!」
「まあ確かに良いかもな」
店内を見渡すと様々な種類のアクセサリーが置かれていた。ペンダントや指輪などどれも女の子が好きそうなものばかりだ。
……ふと思ったんだが、これってなんか茜とデートしてないか?冬馬が遅れてるから、今はオレと茜しかいないし。今更ながらすごいことしている気がする。
それに茜のことを見ると咲夜さんとはタイプが違うけどやっぱり可愛いと思う。正直ドキドキしないと言ったら嘘になるくらいには。
「霧ヶ谷君どうしたの?」
「えっ!?いやなんでもないぞ」
見惚れていたなんて言えない。恥ずかしすぎる。
「ここは保留ね。ほら次行こ!」
「ちょっ引っ張るなって!」
オレは茜に手を引かれて次の場所へと移動する。こいつアグレッシブなんだよ!頼む冬馬早く来てくれ!と心から思うのだった。
時間は11時、駅前でオレは待ち合わせをしている。昨日の電話の通り、待ち合わせ相手はもちろん……。
「あっ霧ヶ谷君!待った?」
「いや、時間通りだよ」
「良かった。なんか佐藤君は合流するの遅れるって。寝坊だってさ」
「冬馬らしいよな……」
そう、今日は茜と冬馬と共に咲夜さんの誕生日プレゼントを買うことになっている。
ちなみに咲夜さんにも話してある。何かあると後で面倒だし。『帰りにポーションとホワイトネクタールを買ってきて』と頼まれたけど、なんか良く考えたら新婚生活みたいですごく幸せな気分になる。まだ付き合ってもいないけど……。
「じゃあとりあえず行くか」
「うん。」
電車に乗ってしばらくすると目的地に着いた。オレ達がやってきたのは最近できたというショッピングモールだ。
「うわぁ……大きいねー!」
「ああ、結構広そうだな……」
茜が目を輝かせている。中に入ってみるとそこはたくさんの人で賑わっていた。どうやら夏休みだから家族連れも多いようだ。
「ねぇ霧ヶ谷君も柊さんとこういうところ来たりするの?」
「いや。あまり外には出掛けないんだ。誰かに見つかると困るしな」
「なんで困るの?付き合ってるんだしいいじゃん」
……本当に付き合っているならな。実際は告白すらしていないんだから。でもそれを言ったところで何も始まらない。それに今はそんなことを考えてる暇はない。咲夜さんの誕生日プレゼントを買わないと!
「あたしさ、ずっと前から行きたかったお店があるんだけど行ってもいいかな?」
「いいんじゃない?」
「やったっ!」
そう言うと茜は嬉しそうな顔をして走り出した。
「おいちょっと待てって!」
オレ達は急いで追いかけた。茜の後を追いかけるとそこには可愛らしいアクセサリーショップがあった。
「ここ可愛いよね!柊さん絶対喜ぶと思う!」
「まあ確かに良いかもな」
店内を見渡すと様々な種類のアクセサリーが置かれていた。ペンダントや指輪などどれも女の子が好きそうなものばかりだ。
……ふと思ったんだが、これってなんか茜とデートしてないか?冬馬が遅れてるから、今はオレと茜しかいないし。今更ながらすごいことしている気がする。
それに茜のことを見ると咲夜さんとはタイプが違うけどやっぱり可愛いと思う。正直ドキドキしないと言ったら嘘になるくらいには。
「霧ヶ谷君どうしたの?」
「えっ!?いやなんでもないぞ」
見惚れていたなんて言えない。恥ずかしすぎる。
「ここは保留ね。ほら次行こ!」
「ちょっ引っ張るなって!」
オレは茜に手を引かれて次の場所へと移動する。こいつアグレッシブなんだよ!頼む冬馬早く来てくれ!と心から思うのだった。
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