【絶対攻略不可?】~隣の席のクール系美少女を好きになったらなぜか『魔王』を倒すことになった件。でも本当に攻略するのは君の方だったようです。~
42. リフレクト
42. リフレクト
今日は土曜日。そして補習の日。休みの日にわざわざやらなくてもとは思うが文句は言えない。ちなみに補習を受けるのはオレと咲夜さん。あとは冬馬だけだった。
「ほらほら。ちゃっちゃとやっちゃって?あたし先生に頼まれて、あなたたちの採点をすることになったからさ」
そう意気込むのはクラスの学級委員長の『城山茜』だ。明るくて頭がよくて人望もあって普通に可愛いのだが……少し男勝りなところがある。まあそういう女子も嫌いではないけどさ。密かに人気あるしな委員長も。
……って何言ってんだ!オレには咲夜さんがいるだろ!咲夜さんのほうがなんかポンコツで可愛いところあるし!
オレは隣の席の咲夜さんを見ると。今日もクール。やはりすごい徹底ぶりだな。
「それじゃ配るよー。柊さんは数学。霧ヶ谷君は物理。佐藤君は古文と歴史と英語ね」
「冬馬。お前3つも赤点なのかよ……」
「仕方ないだろ……。どれも苦手なんだからオレ、国語とか社会系全般ダメだから。特に歴史系はほんと無理。オレは今を生きてるしな!」
「なんというかお前らしいわ……」
そんなことを言いながらオレたちはテストを開始した。
~1時間後~
「はい終了―。みんな終わった?じゃあ採点するからちょっと待っててね」
そういって委員長は教室から出て行った。今回は咲夜さんと勉強したから問題ないだろ。そんなことを思っていると冬馬が話しかけてくる。
「なぁ霧ヶ谷。これチャンスじゃね?」
「チャンス?」
「だって今誰もいないだろ?柊さんに色々聞いても問題ないだろ?そう思わね?」
「確かにそうだが……迷惑じゃないか?やめとけよ」
「大丈夫だって。それにこんな機会めったにないしな!ねぇ柊さん!」
本当に話しかけたよこいつ……。でも確かにいつも一緒にいるから聞けないことってあるかもしれない。
「……なんですか?」
「柊さんって身長何センチ?」
「……聞いて何か得することがあるんですか?」
うわ怖い……。咲夜さんが超怖いんだけど。目が笑ってなくて超睨んでるじゃん。絶対零度の目してるもんあれ。
「あ、いや。別に深い意味はないよ!?ただ純粋に知りたいなって思っただけで……」
「……身長は158.2cm、体重は45.4kg、スリーサイズは上から83-57-85。好きな食べ物はプリン。好きな色は青と黒です。これでいいですか?」
えぇ……。すげーこと聞いたんだが。というよりスリーサイズまで言っちゃったよ咲夜さん。マジかよ……。
「おぉ……。スリーサイズまで教えてくれるなんて……ありがとうございますっ!!」
冬馬の奴。満面の笑みでお礼言っちゃってるし……。こっち見んな!オレを巻き込むなよ!そして委員長が戻ってくる。
「お待たせー!柊さんと霧ヶ谷君は合格ね。佐藤君はやり直し」
「えぇ!?嘘だろ!?」
「ホントだよ。まったく。ちゃんとやってよねー」
それを聞いて咲夜さんは帰る準備をしていると委員長が咲夜さんを呼び止める。
「あっ柊さん。その……明日暇?あたしと遊びに行かない?あたし柊さんと遊んでみたいんだよね、ダメかな?」
突然の誘いに表情には出ていないが焦っているようだ。どうしようと思っているのか視線を泳がしている。そんな咲夜さんも可愛い。その様子を見守っていると咲夜さんから爆弾発言が飛び出す。
「……一緒なら」
「へ?」
咲夜さんは顔を少し赤くしながらオレを指差す。待て待て!どうした咲夜さん!?ゲームで例えるなら魔法が反射してきたんだが!?
「霧ヶ谷君?いいけど霧ヶ谷君用事ある?」
「いやないけど……」
「ずるいぞ霧ヶ谷!オレも行くぞ!」
「じゃあ4人で遊ぼう!決まりね!」
こうしてオレ達は委員長と遊ぶことになった。まさかこんなことになるとはな……。咲夜さん大丈夫だろうか?
今日は土曜日。そして補習の日。休みの日にわざわざやらなくてもとは思うが文句は言えない。ちなみに補習を受けるのはオレと咲夜さん。あとは冬馬だけだった。
「ほらほら。ちゃっちゃとやっちゃって?あたし先生に頼まれて、あなたたちの採点をすることになったからさ」
そう意気込むのはクラスの学級委員長の『城山茜』だ。明るくて頭がよくて人望もあって普通に可愛いのだが……少し男勝りなところがある。まあそういう女子も嫌いではないけどさ。密かに人気あるしな委員長も。
……って何言ってんだ!オレには咲夜さんがいるだろ!咲夜さんのほうがなんかポンコツで可愛いところあるし!
オレは隣の席の咲夜さんを見ると。今日もクール。やはりすごい徹底ぶりだな。
「それじゃ配るよー。柊さんは数学。霧ヶ谷君は物理。佐藤君は古文と歴史と英語ね」
「冬馬。お前3つも赤点なのかよ……」
「仕方ないだろ……。どれも苦手なんだからオレ、国語とか社会系全般ダメだから。特に歴史系はほんと無理。オレは今を生きてるしな!」
「なんというかお前らしいわ……」
そんなことを言いながらオレたちはテストを開始した。
~1時間後~
「はい終了―。みんな終わった?じゃあ採点するからちょっと待っててね」
そういって委員長は教室から出て行った。今回は咲夜さんと勉強したから問題ないだろ。そんなことを思っていると冬馬が話しかけてくる。
「なぁ霧ヶ谷。これチャンスじゃね?」
「チャンス?」
「だって今誰もいないだろ?柊さんに色々聞いても問題ないだろ?そう思わね?」
「確かにそうだが……迷惑じゃないか?やめとけよ」
「大丈夫だって。それにこんな機会めったにないしな!ねぇ柊さん!」
本当に話しかけたよこいつ……。でも確かにいつも一緒にいるから聞けないことってあるかもしれない。
「……なんですか?」
「柊さんって身長何センチ?」
「……聞いて何か得することがあるんですか?」
うわ怖い……。咲夜さんが超怖いんだけど。目が笑ってなくて超睨んでるじゃん。絶対零度の目してるもんあれ。
「あ、いや。別に深い意味はないよ!?ただ純粋に知りたいなって思っただけで……」
「……身長は158.2cm、体重は45.4kg、スリーサイズは上から83-57-85。好きな食べ物はプリン。好きな色は青と黒です。これでいいですか?」
えぇ……。すげーこと聞いたんだが。というよりスリーサイズまで言っちゃったよ咲夜さん。マジかよ……。
「おぉ……。スリーサイズまで教えてくれるなんて……ありがとうございますっ!!」
冬馬の奴。満面の笑みでお礼言っちゃってるし……。こっち見んな!オレを巻き込むなよ!そして委員長が戻ってくる。
「お待たせー!柊さんと霧ヶ谷君は合格ね。佐藤君はやり直し」
「えぇ!?嘘だろ!?」
「ホントだよ。まったく。ちゃんとやってよねー」
それを聞いて咲夜さんは帰る準備をしていると委員長が咲夜さんを呼び止める。
「あっ柊さん。その……明日暇?あたしと遊びに行かない?あたし柊さんと遊んでみたいんだよね、ダメかな?」
突然の誘いに表情には出ていないが焦っているようだ。どうしようと思っているのか視線を泳がしている。そんな咲夜さんも可愛い。その様子を見守っていると咲夜さんから爆弾発言が飛び出す。
「……一緒なら」
「へ?」
咲夜さんは顔を少し赤くしながらオレを指差す。待て待て!どうした咲夜さん!?ゲームで例えるなら魔法が反射してきたんだが!?
「霧ヶ谷君?いいけど霧ヶ谷君用事ある?」
「いやないけど……」
「ずるいぞ霧ヶ谷!オレも行くぞ!」
「じゃあ4人で遊ぼう!決まりね!」
こうしてオレ達は委員長と遊ぶことになった。まさかこんなことになるとはな……。咲夜さん大丈夫だろうか?
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