【究極の押し掛けラブコメ】後輩ちゃんは先輩と付き合ってます!!?
134. また来年も
134. また来年も
今日は卒業式。三年生との別れに涙を流している人もいたな。まぁオレは部活もやってないし、絡みはないけど。ちなみに早めに終わったのでオレと夏帆は近くの喫茶店にお茶をしに来ている。
ただ来年、自分が卒業だと思うとこの高校生活もあと1年かと感慨深くなってしまう。
「あれ?先輩しんみりしてるんですか?」
「別に。オレは仲の良い先輩とかいないからな」
「先輩の仲の良い人って私だけですもんね!いやーん。独占欲強すぎですよ!」
相変わらずうるせぇやつだなこいつは。でも来年はオレも卒業だから、少しは寂しくなってくれるかな?
「お待たせしました。ご注文をどうぞ」
「あ、私はオレンジジュースでお願いします!」
「じゃあオレはアイスコーヒーで」
「かしこまりました。少々お待ちくださいませ」
こいつ本当にオレンジジュース好きだよな……よく飽きないな。店員が去った後、オレは改めて話を切り出した。
「それで?話したいことってなんだ?」
「えっとですね……実はその前に聞いておきたいことがありまして」
「なんだよ?」
「先輩はこの1年間楽しかったですか?」
…………いきなり何を言ってんだこいつは。意味がわかんねぇし。
「質問の意図がわかんねぇんだけど?」
「そのままの意味です。この1年間で楽しいと思ったことはありましたか?」
「そうだな……」
確かに1年という短い期間ではあるが色々とあったと思う。特に2年生になってからは毎日のように夏帆が家に来ていたしな。1年生の時とは違い本当に楽しかったと思える。
「まぁ……楽しかったかもな」
「本当ですか!?やったー!!やっぱり私のおかげですよね!?だからご褒美ください!」
うぜぇ……何でこんなにテンション高いんだよ……。ただここで無視するとさらに面倒くさいことになりそうなので仕方なく返事をしてやる。
「はいはい、お前のおかげだよ」
「もうっ!そんな適当じゃない言い方じゃダメですよ!!」
「何がほしいんだよ?」
「来年も私とずーっとずーっと一緒にいるご褒美です!」
「断ったって、どうせお前は一緒にいるだろ?」
まったくこいつは。今更、夏帆がいない生活を想像するなんて無理だしな。まだまだこいつに振り回されるみたいだなオレは。
今日は卒業式。三年生との別れに涙を流している人もいたな。まぁオレは部活もやってないし、絡みはないけど。ちなみに早めに終わったのでオレと夏帆は近くの喫茶店にお茶をしに来ている。
ただ来年、自分が卒業だと思うとこの高校生活もあと1年かと感慨深くなってしまう。
「あれ?先輩しんみりしてるんですか?」
「別に。オレは仲の良い先輩とかいないからな」
「先輩の仲の良い人って私だけですもんね!いやーん。独占欲強すぎですよ!」
相変わらずうるせぇやつだなこいつは。でも来年はオレも卒業だから、少しは寂しくなってくれるかな?
「お待たせしました。ご注文をどうぞ」
「あ、私はオレンジジュースでお願いします!」
「じゃあオレはアイスコーヒーで」
「かしこまりました。少々お待ちくださいませ」
こいつ本当にオレンジジュース好きだよな……よく飽きないな。店員が去った後、オレは改めて話を切り出した。
「それで?話したいことってなんだ?」
「えっとですね……実はその前に聞いておきたいことがありまして」
「なんだよ?」
「先輩はこの1年間楽しかったですか?」
…………いきなり何を言ってんだこいつは。意味がわかんねぇし。
「質問の意図がわかんねぇんだけど?」
「そのままの意味です。この1年間で楽しいと思ったことはありましたか?」
「そうだな……」
確かに1年という短い期間ではあるが色々とあったと思う。特に2年生になってからは毎日のように夏帆が家に来ていたしな。1年生の時とは違い本当に楽しかったと思える。
「まぁ……楽しかったかもな」
「本当ですか!?やったー!!やっぱり私のおかげですよね!?だからご褒美ください!」
うぜぇ……何でこんなにテンション高いんだよ……。ただここで無視するとさらに面倒くさいことになりそうなので仕方なく返事をしてやる。
「はいはい、お前のおかげだよ」
「もうっ!そんな適当じゃない言い方じゃダメですよ!!」
「何がほしいんだよ?」
「来年も私とずーっとずーっと一緒にいるご褒美です!」
「断ったって、どうせお前は一緒にいるだろ?」
まったくこいつは。今更、夏帆がいない生活を想像するなんて無理だしな。まだまだこいつに振り回されるみたいだなオレは。
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