【究極の押し掛けラブコメ】後輩ちゃんは先輩と付き合ってます!!?
132. 沈黙の放課後
132. 沈黙の放課後
外はすごい大雨だ。雷も鳴っている。そして部屋の中にはオレと黒崎だけ。正直気まずい。それは黒崎も同じだろうけどさ。そんな時オレのスマホが鳴る。夏帆からだ。
「もしもし?」
《あっ!先輩!すごい大雨ですよね?私帰れないです……電車が止まってて》
「は?お前どこ行ってたんだよ?」
《友達の家ですよ!とにかく今日は先輩の家に行けそうにもありません。》
「マジかよ……」
《それより冬花先輩に渡せたんですか?ホワイトデーのお返し!》
「え?あっああ……」
《それなら良かったです!あっ先輩、私がいないからって冬花先輩や他の女の子と浮気しないでくださいよ?先輩襲っちゃいそうですし?》
「するわけねぇだろ!とりあえず気をつけて帰って来いよ」
《はーい。じゃあまた》
そう言って通話が終わる。あいつ声でかいんだよ……オレが黒崎を見ると気まずそうに俯いていた。
「あっいや……そんなことしないからな?あいつが勝手に言ってるだけで」
「わっわかってるわ。別に心配なんかしてないし……あなたには夏帆ちゃんがいるし……でも男の人ってその……」
めっちゃ不安そうな顔してるんだが……。まぁそりゃそうだよな。
「安心しろ。オレとお前は親友なんだろ?手を出すつもりはないから。」
「そっそうよね!」
ほっとした様子の黒崎。やっぱり可愛いよなこいつ。それからオレ達は無言のまま雨の音だけが部屋に響く。ダメだ耐えられん……何か話題を見つけねば
「あっあのさ……」
「ひゃいっ!?」
「いやその……チョコレートありがとな。美味しかったぞ。」
「そっそう……よかったわ。」
再び沈黙が訪れる。この空気どうにかしてくれぇ……。なぜかオレと黒崎はお互いをチラチラ見ながら話している。せっかくホワイトデーのお返しを返せたのに、なんでこんなことになるんだよ……。
外はすごい大雨だ。雷も鳴っている。そして部屋の中にはオレと黒崎だけ。正直気まずい。それは黒崎も同じだろうけどさ。そんな時オレのスマホが鳴る。夏帆からだ。
「もしもし?」
《あっ!先輩!すごい大雨ですよね?私帰れないです……電車が止まってて》
「は?お前どこ行ってたんだよ?」
《友達の家ですよ!とにかく今日は先輩の家に行けそうにもありません。》
「マジかよ……」
《それより冬花先輩に渡せたんですか?ホワイトデーのお返し!》
「え?あっああ……」
《それなら良かったです!あっ先輩、私がいないからって冬花先輩や他の女の子と浮気しないでくださいよ?先輩襲っちゃいそうですし?》
「するわけねぇだろ!とりあえず気をつけて帰って来いよ」
《はーい。じゃあまた》
そう言って通話が終わる。あいつ声でかいんだよ……オレが黒崎を見ると気まずそうに俯いていた。
「あっいや……そんなことしないからな?あいつが勝手に言ってるだけで」
「わっわかってるわ。別に心配なんかしてないし……あなたには夏帆ちゃんがいるし……でも男の人ってその……」
めっちゃ不安そうな顔してるんだが……。まぁそりゃそうだよな。
「安心しろ。オレとお前は親友なんだろ?手を出すつもりはないから。」
「そっそうよね!」
ほっとした様子の黒崎。やっぱり可愛いよなこいつ。それからオレ達は無言のまま雨の音だけが部屋に響く。ダメだ耐えられん……何か話題を見つけねば
「あっあのさ……」
「ひゃいっ!?」
「いやその……チョコレートありがとな。美味しかったぞ。」
「そっそう……よかったわ。」
再び沈黙が訪れる。この空気どうにかしてくれぇ……。なぜかオレと黒崎はお互いをチラチラ見ながら話している。せっかくホワイトデーのお返しを返せたのに、なんでこんなことになるんだよ……。
「コメディー」の人気作品
書籍化作品
-
-
3
-
-
70810
-
-
37
-
-
381
-
-
841
-
-
34
-
-
4
-
-
2
-
-
22803
コメント