【究極の押し掛けラブコメ】後輩ちゃんは先輩と付き合ってます!!?
117. 冬の雷雨
117. 冬の雷雨
そしてその夜。すごい大雨と雷が東京を襲っているらしい。もう寝る準備もしたし、あとは寝るだけなんだが……
「すごいな……雨と雷」
「うっうん」
「冬の雷雨は危ないって良く聞くからな。夏の雷の100倍の威力はあるらしいぞ?」
「やめてよ秋兄。私が雷苦手なの知ってるでしょ?」
「そう言えばそうだったな。ごめんな千春。」
少し涙目になっている千春。それを見るとなんだか罪悪感に襲われる。こういう時夏帆ならテンション爆上がりなんだろうけど……。いないのに夏帆のことを考えるなんてオレもヤバいよな。
「ねぇ秋兄……」
「どうした?」
「今日一緒の部屋で寝ちゃダメかな?怖くて眠れなそう」
「え!?いやそれはまずいだろ!」
オレは思わず大きな声を出してしまった。幸いこの家にはオレ達以外誰もいないのだが……
「やっぱり迷惑だよね……秋兄ごめんねわがまま言って」
あぁもう!なんでそんな悲しそうな顔するんだよ!断れないじゃないか!まぁあいつみたいに同じ布団じゃないし、いいだろう。とか考えていると突然雷が落ちて停電になる。
「きゃあぁ!」
「ちょっ……千春!?」
「怖いぃ……ひっく……ぐすん」
千春はオレをソファーに押し倒すようにしがみついている。これマズくない?ヤバくない?このままだと理性が保てなくなるかもしれないんだけど!でもこんなにも怯えている千春を振り払うことなんてできないし……
そしてしばらくすると電気がつく。その瞬間、千春の力が緩んだ。
「良かった……電気ついた」
「そうだな。じゃあそろそろ離れてくれないか?色々とマズいというか……」
「あっ。ごめんなさい」
と言って離れていく。その時千春の顔を見たら真っ赤になっていた気がした。
こうして一夜明け、千春を駅まで送る。
「色々ありがとう秋兄。また春に会おうね」
「ああ。気をつけてな」
「うん」
千春は一言だけ呟いて駅の中に入っていった。これから千春と一緒なのか……そんなことを思いながらオレはその後ろ姿を微笑みながら見送るのだった。
そしてその夜。すごい大雨と雷が東京を襲っているらしい。もう寝る準備もしたし、あとは寝るだけなんだが……
「すごいな……雨と雷」
「うっうん」
「冬の雷雨は危ないって良く聞くからな。夏の雷の100倍の威力はあるらしいぞ?」
「やめてよ秋兄。私が雷苦手なの知ってるでしょ?」
「そう言えばそうだったな。ごめんな千春。」
少し涙目になっている千春。それを見るとなんだか罪悪感に襲われる。こういう時夏帆ならテンション爆上がりなんだろうけど……。いないのに夏帆のことを考えるなんてオレもヤバいよな。
「ねぇ秋兄……」
「どうした?」
「今日一緒の部屋で寝ちゃダメかな?怖くて眠れなそう」
「え!?いやそれはまずいだろ!」
オレは思わず大きな声を出してしまった。幸いこの家にはオレ達以外誰もいないのだが……
「やっぱり迷惑だよね……秋兄ごめんねわがまま言って」
あぁもう!なんでそんな悲しそうな顔するんだよ!断れないじゃないか!まぁあいつみたいに同じ布団じゃないし、いいだろう。とか考えていると突然雷が落ちて停電になる。
「きゃあぁ!」
「ちょっ……千春!?」
「怖いぃ……ひっく……ぐすん」
千春はオレをソファーに押し倒すようにしがみついている。これマズくない?ヤバくない?このままだと理性が保てなくなるかもしれないんだけど!でもこんなにも怯えている千春を振り払うことなんてできないし……
そしてしばらくすると電気がつく。その瞬間、千春の力が緩んだ。
「良かった……電気ついた」
「そうだな。じゃあそろそろ離れてくれないか?色々とマズいというか……」
「あっ。ごめんなさい」
と言って離れていく。その時千春の顔を見たら真っ赤になっていた気がした。
こうして一夜明け、千春を駅まで送る。
「色々ありがとう秋兄。また春に会おうね」
「ああ。気をつけてな」
「うん」
千春は一言だけ呟いて駅の中に入っていった。これから千春と一緒なのか……そんなことを思いながらオレはその後ろ姿を微笑みながら見送るのだった。
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