【究極の押し掛けラブコメ】後輩ちゃんは先輩と付き合ってます!!?
88. 今まで。そして新たな関係。
88. 今まで。そして新たな関係。
そして次の日。朝起きると昨日のことを思い出してしまう。あの後はいつものように振る舞ってはいたが、お互いどこかぎこちなかった。
学校に行こうと扉を開けると夏帆が待っていた。
「あっ!先輩おはようございます!」
「うるせぇ……朝から元気だな」
「だって今日は学校ですよ?楽しみじゃないですか?初一緒に登校なんですよ!」
「そうかよ……」
「むぅ……反応薄いですね……キスまでした仲なのに」
その夏帆の発言を聞いて、オレは少し恥ずかしくなる。が、そんなことお構い無しに夏帆は言葉を続ける。
「あれあれ?先輩顔赤いですよ?これから毎日しますか?」
「うぜぇ……オレとお前は付き合ってねぇだろ?」
「えぇ!?キスまでしたのにひどくないですか先輩!私傷つきました!」
わざとらしく大げさに泣き真似をする夏帆。正直言ってめんどくさい。まぁでもこのくらいの距離感の方が気が楽だからいいけどさ……。
「『友達以上恋人未満』で友達以上の関係になるにはキスをしなくちゃいけないらしいですよ?ってお前言ってただろ?だから正式には付き合ってないからな?」
「あー、確かに言いましたね。私が言った何気ないことも覚えててくれたんですね!やっぱり私は愛されてますね!」
「調子に乗んな」
「痛っ!?デコピンしないでくださいよ!」
こうして2人で登校しているところを見ると本当にカップルみたいに見えるだろう。周りからはどう見えているのかわからない。でもそんなことはもう関係ない。オレがこうしたいと決めたから
でも今思えばこいつが押し掛けて来たときから始まっていたのかもしれない。
「え?私と先輩って付き合ってますよね?」
「付き合ってねぇって言ってんだろ!」
そんなやり取りを続けていたオレたち。最初から何も変わらない。一つ変わったことがあるのなら……オレの平穏がなくなったという事実。
「先輩!ほら早く行かないと遅れちゃいますよ!」
「わかってるよ」
それでもこの先、何があってもオレは夏帆と一緒にいるんだろうな。だってこいつは「ウザくて可愛いオレの彼女」になるみたいだからな。
これからもこいつの面倒をみるのか……。はぁ……うぜぇな……。そんなことを考えてながらオレは夏帆と初めての登校をするのだった。
そして次の日。朝起きると昨日のことを思い出してしまう。あの後はいつものように振る舞ってはいたが、お互いどこかぎこちなかった。
学校に行こうと扉を開けると夏帆が待っていた。
「あっ!先輩おはようございます!」
「うるせぇ……朝から元気だな」
「だって今日は学校ですよ?楽しみじゃないですか?初一緒に登校なんですよ!」
「そうかよ……」
「むぅ……反応薄いですね……キスまでした仲なのに」
その夏帆の発言を聞いて、オレは少し恥ずかしくなる。が、そんなことお構い無しに夏帆は言葉を続ける。
「あれあれ?先輩顔赤いですよ?これから毎日しますか?」
「うぜぇ……オレとお前は付き合ってねぇだろ?」
「えぇ!?キスまでしたのにひどくないですか先輩!私傷つきました!」
わざとらしく大げさに泣き真似をする夏帆。正直言ってめんどくさい。まぁでもこのくらいの距離感の方が気が楽だからいいけどさ……。
「『友達以上恋人未満』で友達以上の関係になるにはキスをしなくちゃいけないらしいですよ?ってお前言ってただろ?だから正式には付き合ってないからな?」
「あー、確かに言いましたね。私が言った何気ないことも覚えててくれたんですね!やっぱり私は愛されてますね!」
「調子に乗んな」
「痛っ!?デコピンしないでくださいよ!」
こうして2人で登校しているところを見ると本当にカップルみたいに見えるだろう。周りからはどう見えているのかわからない。でもそんなことはもう関係ない。オレがこうしたいと決めたから
でも今思えばこいつが押し掛けて来たときから始まっていたのかもしれない。
「え?私と先輩って付き合ってますよね?」
「付き合ってねぇって言ってんだろ!」
そんなやり取りを続けていたオレたち。最初から何も変わらない。一つ変わったことがあるのなら……オレの平穏がなくなったという事実。
「先輩!ほら早く行かないと遅れちゃいますよ!」
「わかってるよ」
それでもこの先、何があってもオレは夏帆と一緒にいるんだろうな。だってこいつは「ウザくて可愛いオレの彼女」になるみたいだからな。
これからもこいつの面倒をみるのか……。はぁ……うぜぇな……。そんなことを考えてながらオレは夏帆と初めての登校をするのだった。
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