【究極の押し掛けラブコメ】後輩ちゃんは先輩と付き合ってます!!?
52. 心理テストやりましょ
52. 心理テストやりましょ
今日は夏休みの宿題をやっている。もちろん当たり前のようにこいつもいるけどな。
「うーん……先輩。休憩してゲームしましょうよ!レースゲーム!」
「は?さっき休憩したばかりだろ?それにもう飽きたよ、レースゲームは」
「だってそれくらいしか先輩に勝てないんだもん!ねぇ先輩やりましょうよぉ~」
「だからやらないって言ってるだろ?黙って宿題をやれ。」
「むぅ……あっそうだ!それなら心理テストやりましょ!昨日面白いサイトを見つけたんです!」
そう言うと白石はスマホで何かを調べ始めた。どうせくだらなさそうな内容なんだろうが……ここで無視すればこいつはもっと面倒なこと言って来そうだし、少し付き合ってやるか。
「よしっ準備完了です!せっかくだから一緒にやりましょ!このサイトです先輩」
画面には『あなたの性格診断』と書かれている。とりあえずオレはそのサイトを開く。
「なんだこれ。50問もあるじゃねぇかよ……すごく面倒なんだが……」
「私もやるのでいいじゃないですか!」
最初の問題は『好きな人と結ばれている夢を見たとき、あなたはその人にどんな感情を抱きますか?』というものだ。
これは……普通に考えたら恋愛関係になっているということだよな?でも相手はあの白石だし……いやいや白石じゃなくていいだろ!何考えてんだよオレは!
「あれ?先輩顔赤いですよ?結ばれるって変な意味じゃないですからね?」
「うるせぇ!わ、わかってるよ!」
そのあと、オレは白石を無視して問題を読み進めていった。
―――20分後―――――
「終わりました!入力終わりましたか先輩?見せてください!」
「ああ。これでいいんだろ?ほら診断しろ」
「最初は先輩のを……どれどれ……ふむふむ。読みますね。なるほど!あなたは……ズバリ真面目な人ですね!!」
「まぁ無難だな」
「というのは外面的な話です。あなたの内面はすごく近くの女の子が大好きで愛しく思っているのです。それはもう色々なことをしたいくらいに独占欲があります」
「は?いやいやいやいや何言ってんだよお前!そんなわけあるはずないだろうが!それ合ってねぇぞ!」
「動揺しすぎですよ?おやおや顔真っ赤にしちゃって可愛いですねぇ先輩は。私のことそんな風に思ってるんですか?」
なんて厄介な心理テストなんだよ。クソッこんなんじゃ全然勉強できねぇぞ……。
「ちなみに先輩の近くの女の子は私ですか?それとも違う誰かですか?んん?」
「うぜぇ……」
ダメだこいつ完全に調子乗ってやがる……オレは次に白石の診断を読んでやることにする。お前も恥をかけ白石。
「おい白石。よく聞け。お前の答えはこれだ」
画面を見せるとそこには『あなたは自分の理想の異性を自分の思い通りにしたくて仕方がないタイプでしょう。異性に対しての支配力が強い傾向があります。そしてすごく愛情を注ぐタイプでもあります』
「は?」
「ほら私の合ってますよ!やっぱり先輩も……」
「オレのは合ってねぇからな!」
結局オレは恥ずかしい思いをし、そのあとは宿題に手がつかなかったのだった。
今日は夏休みの宿題をやっている。もちろん当たり前のようにこいつもいるけどな。
「うーん……先輩。休憩してゲームしましょうよ!レースゲーム!」
「は?さっき休憩したばかりだろ?それにもう飽きたよ、レースゲームは」
「だってそれくらいしか先輩に勝てないんだもん!ねぇ先輩やりましょうよぉ~」
「だからやらないって言ってるだろ?黙って宿題をやれ。」
「むぅ……あっそうだ!それなら心理テストやりましょ!昨日面白いサイトを見つけたんです!」
そう言うと白石はスマホで何かを調べ始めた。どうせくだらなさそうな内容なんだろうが……ここで無視すればこいつはもっと面倒なこと言って来そうだし、少し付き合ってやるか。
「よしっ準備完了です!せっかくだから一緒にやりましょ!このサイトです先輩」
画面には『あなたの性格診断』と書かれている。とりあえずオレはそのサイトを開く。
「なんだこれ。50問もあるじゃねぇかよ……すごく面倒なんだが……」
「私もやるのでいいじゃないですか!」
最初の問題は『好きな人と結ばれている夢を見たとき、あなたはその人にどんな感情を抱きますか?』というものだ。
これは……普通に考えたら恋愛関係になっているということだよな?でも相手はあの白石だし……いやいや白石じゃなくていいだろ!何考えてんだよオレは!
「あれ?先輩顔赤いですよ?結ばれるって変な意味じゃないですからね?」
「うるせぇ!わ、わかってるよ!」
そのあと、オレは白石を無視して問題を読み進めていった。
―――20分後―――――
「終わりました!入力終わりましたか先輩?見せてください!」
「ああ。これでいいんだろ?ほら診断しろ」
「最初は先輩のを……どれどれ……ふむふむ。読みますね。なるほど!あなたは……ズバリ真面目な人ですね!!」
「まぁ無難だな」
「というのは外面的な話です。あなたの内面はすごく近くの女の子が大好きで愛しく思っているのです。それはもう色々なことをしたいくらいに独占欲があります」
「は?いやいやいやいや何言ってんだよお前!そんなわけあるはずないだろうが!それ合ってねぇぞ!」
「動揺しすぎですよ?おやおや顔真っ赤にしちゃって可愛いですねぇ先輩は。私のことそんな風に思ってるんですか?」
なんて厄介な心理テストなんだよ。クソッこんなんじゃ全然勉強できねぇぞ……。
「ちなみに先輩の近くの女の子は私ですか?それとも違う誰かですか?んん?」
「うぜぇ……」
ダメだこいつ完全に調子乗ってやがる……オレは次に白石の診断を読んでやることにする。お前も恥をかけ白石。
「おい白石。よく聞け。お前の答えはこれだ」
画面を見せるとそこには『あなたは自分の理想の異性を自分の思い通りにしたくて仕方がないタイプでしょう。異性に対しての支配力が強い傾向があります。そしてすごく愛情を注ぐタイプでもあります』
「は?」
「ほら私の合ってますよ!やっぱり先輩も……」
「オレのは合ってねぇからな!」
結局オレは恥ずかしい思いをし、そのあとは宿題に手がつかなかったのだった。
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