【大賢者の弟子?相棒?】世界の為に尽くした大賢者は転生したらただの『アイアンソード』で草生えたので、とりあえず貴族令嬢を最強にする事に決めました。
21. ミスリル
21. ミスリル
部屋に心地よい陽射しが差し込む。サーシャとクレアはグッスリ眠っていて、とても気持ち良さそうね。
私はあの後マーリンと一通り話して、今はサーシャの手の中に戻っている。本当にマーリンが生きていたこと……いや私のことを知る人物に会えたからかしら?少しだけこの『アイアンソード』として生きることが楽になったような気もするわ。
「ふぁ~……」
あらサーシャが起きたみたいね。でも、まだ寝ぼけているのかサーシャが私をギュッて抱き締めてきた。こらこら。あなた危ないわよ……私は『アイアンソード』なんだから。その時。部屋の扉が開かれる。
「まだ寝ておるのか?起きるのじゃ!サーシャ、クレア」
「ふぇ?」
「おはようございます~ロザリア様~」
「話がある。支度して集まるのじゃ」
「えっ?あっはい!」
「分かりました~」
どうしたのかしら?……まさかマーリンのやつ私のことサーシャやクレアにバラそうとしてないわよね!?なんか過去に恨みとか買ってそうな気がするし……。そんなことを考えているとサーシャとクレアの支度が終わりリビングに向かった。そこにはもう既にマーリンの姿があった。
「あの話ってなんですか?」
「来たか。では早速本題に入るぞ。実はお主らに頼みがあるのじゃ」
「頼みごとですか?魔女のロザリア様が?私に?」
「ふむ。昨日その『アイアンソード』について調べたのじゃが、もしかすると本当に精霊が宿っているかもしれぬ。」
おお!マーリン!さすがは私の無二の戦友!話を合わせてくれるのね!
「本当ですか!?やっぱりアイリス様が宿ってるのかな……」
「きっとそうですよサーシャさん!」
「そこでじゃ。お主らには『ミスリル』を探してもらいたいのじゃ。それがあればワシが魔道具を作ることができる。」
ミスリル。それは魔法金属と呼ばれる特殊な鉱石で魔力伝導率が高く、魔法の発動補助の役割を持つ。ただ希少なため入手が非常に難しいとされている鉱石なのよね。
「あのロザリア様。それはどんな魔道具なんですか?」
「……精霊を具現化するものじゃ。もし本当にその『アイアンソード』に精霊が宿っているのなら、その姿を現す。それに……その精霊とやらもお主らと共に戦いたいと思っておるかも知れぬぞ?」
マーリンは顔を少し赤くしながら、サーシャの腰に差さっている私のことをチラチラ見ている。……私のためなのね。可愛いところあるじゃない。
「確かに……。うん!探しに行きましょう!まずは『ミスリル』の情報を集めないと」
「良かったですねサーシャさん!」
「それでじゃ。ワシも同行しようと思う。ワシは『ミスリル』についての知識があるからのう。何かあれば力になれるかも知れん。」
「えっ!?ロザリア様も来てくれるんですか!?」
「ふむ。今は魔力が失われておるがある程度は役に立てるはずじゃ。それにワシにも色々と用事があるでのぅ。」
マーリンが同行してくれるなら百人力じゃない。なんか私の出番は来なそうだしゆっくり休めそうね。良かった良かった。こうしてサーシャはロザリアことマーリンを仲間に加えて次の目的を『ミスリル』を探しにすることにしたのでした。
部屋に心地よい陽射しが差し込む。サーシャとクレアはグッスリ眠っていて、とても気持ち良さそうね。
私はあの後マーリンと一通り話して、今はサーシャの手の中に戻っている。本当にマーリンが生きていたこと……いや私のことを知る人物に会えたからかしら?少しだけこの『アイアンソード』として生きることが楽になったような気もするわ。
「ふぁ~……」
あらサーシャが起きたみたいね。でも、まだ寝ぼけているのかサーシャが私をギュッて抱き締めてきた。こらこら。あなた危ないわよ……私は『アイアンソード』なんだから。その時。部屋の扉が開かれる。
「まだ寝ておるのか?起きるのじゃ!サーシャ、クレア」
「ふぇ?」
「おはようございます~ロザリア様~」
「話がある。支度して集まるのじゃ」
「えっ?あっはい!」
「分かりました~」
どうしたのかしら?……まさかマーリンのやつ私のことサーシャやクレアにバラそうとしてないわよね!?なんか過去に恨みとか買ってそうな気がするし……。そんなことを考えているとサーシャとクレアの支度が終わりリビングに向かった。そこにはもう既にマーリンの姿があった。
「あの話ってなんですか?」
「来たか。では早速本題に入るぞ。実はお主らに頼みがあるのじゃ」
「頼みごとですか?魔女のロザリア様が?私に?」
「ふむ。昨日その『アイアンソード』について調べたのじゃが、もしかすると本当に精霊が宿っているかもしれぬ。」
おお!マーリン!さすがは私の無二の戦友!話を合わせてくれるのね!
「本当ですか!?やっぱりアイリス様が宿ってるのかな……」
「きっとそうですよサーシャさん!」
「そこでじゃ。お主らには『ミスリル』を探してもらいたいのじゃ。それがあればワシが魔道具を作ることができる。」
ミスリル。それは魔法金属と呼ばれる特殊な鉱石で魔力伝導率が高く、魔法の発動補助の役割を持つ。ただ希少なため入手が非常に難しいとされている鉱石なのよね。
「あのロザリア様。それはどんな魔道具なんですか?」
「……精霊を具現化するものじゃ。もし本当にその『アイアンソード』に精霊が宿っているのなら、その姿を現す。それに……その精霊とやらもお主らと共に戦いたいと思っておるかも知れぬぞ?」
マーリンは顔を少し赤くしながら、サーシャの腰に差さっている私のことをチラチラ見ている。……私のためなのね。可愛いところあるじゃない。
「確かに……。うん!探しに行きましょう!まずは『ミスリル』の情報を集めないと」
「良かったですねサーシャさん!」
「それでじゃ。ワシも同行しようと思う。ワシは『ミスリル』についての知識があるからのう。何かあれば力になれるかも知れん。」
「えっ!?ロザリア様も来てくれるんですか!?」
「ふむ。今は魔力が失われておるがある程度は役に立てるはずじゃ。それにワシにも色々と用事があるでのぅ。」
マーリンが同行してくれるなら百人力じゃない。なんか私の出番は来なそうだしゆっくり休めそうね。良かった良かった。こうしてサーシャはロザリアことマーリンを仲間に加えて次の目的を『ミスリル』を探しにすることにしたのでした。
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