【大賢者の弟子?相棒?】世界の為に尽くした大賢者は転生したらただの『アイアンソード』で草生えたので、とりあえず貴族令嬢を最強にする事に決めました。
12. お強いんですね
12. お強いんですね
ルグニカの冒険者ギルドで無事に冒険者登録をしたサーシャはこれからの必需品などを買った帰りに一人の女性が絡まれているところに遭遇する。まったくこういう輩はどこにでもいるのね?
「おう姉ちゃん。金出せよ」
「そーだぜ。ほらさっさとしろってんだよ!」
「それか姉ちゃんよぉ~オレらと遊ぼうぜぇ~」
「あの……やめてください……」
どうやら柄の悪い男たちに女性が襲われているらしい。周りにいる人達はその光景を見ながら見過ごすかのように無視しているみたいね。
「いいじゃねぇかよ!なぁ?」
「そうそう、こんなとこで突っ立ってる方が悪りぃんだからよぉ」
「……」
女性は怯えながら俯いている。多分だけどこの男達に抵抗しても無駄だと諦めてしまっているのだろう。
まぁ私なら風魔法とかで吹き飛ばしてやるんだけど……。今はただの『アイアンソード』だしね、無理よね。そんなことを考えていると、サーシャは駆け出して男の手を捻り上げるとこう言った。
「嫌がってるでしょうが!!離してあげなさい!!」
その言葉を聞いてニヤリとする男達。
「へっ!正義の味方気取りか?笑わせるんじゃねぇぞクソガキがぁ!!!」
殴りかかる男。それをサッとよけるサーシャ。するとバランスを崩す男は地面に転ぶ。
「ぐっ……このアマァ!?ふざけんなよ?ぶっ殺すぞこらぁ!!」
「もうやめてください」
「ふざけんな!オレ達はお前みたいな女を痛めつけるのが楽しいんだよ!!」
そう言ってナイフを取り出す男達。流石に危ないわね。私はサーシャを守る為に動こうとする。だがその瞬間、サーシャは私を鞘に納めたまま構えたのだ。
「いい加減にして!これ以上やるなら本気で相手になりますよ?」
「はぁ?なに格好つけてんだ?アホじゃねぇの?」
「……そう思うならかかってきてください」
「上等だよ!!死ねぇ!!!」
襲いかかってくる男。サーシャはそれを冷静に見極めながら避けていく。サーシャは私を抜こうとはせず、鞘に収まったままだ。
「はははははは!!どうした?避けるだけか?」
「……。」
「ちぃ……ちょこまかしやがって……あぶっ!?」
喋っている途中で顔面に鞘で殴られて吹き飛ぶ男。それを見た他の仲間達がサーシャを取り囲んだ。
「テメェよくもやりやがったな!!」
「絶対に許さねぇ!!」
一斉に襲いくる男達。しかしサーシャは慌てる様子もなく、私を構える。そしてサーシャはまるで舞うかのように私を素早く振るう。峰打ちで次々と倒れていく男達。そして最後の一人を気絶させるとサーシャは私を腰に差した。おお!やるじゃないサーシャ。
「ふぅ……大丈夫ですか?」
「は、はい……あの……助けてくれてありがとうございました!」
「いえ、無事なら良かったです。」
「その……お強いんですね」
その女性はサーシャを見つめていた。憧れるような目つきで。サーシャはそれを見て少し照れくさそうにしている。可愛いわねほんと。
「そ、そんなことありませんよ……えっと……」
「あの!お願いがあるんです!私と共に西の洞窟に行ってもらえませんか?」
なんかわけアリかしらこの女性は?まぁ別に構わないけど。それを聞いたサーシャは一呼吸おいて微笑みながら自己紹介をする
「私はサーシャ=グレイスです。あなたの名前は?」
「あっ私はクレアと言います!実は私、冒険者になりたいのですが実力不足なので……それで……」
「そうでしたか。少し喉が渇いてたんです。お茶をご馳走して下さい。お話聞きますよ?」
「え?あっはい!」
こうして冒険者になりたいというクレアという女性の話をまずは聞くことになったのでした。
ルグニカの冒険者ギルドで無事に冒険者登録をしたサーシャはこれからの必需品などを買った帰りに一人の女性が絡まれているところに遭遇する。まったくこういう輩はどこにでもいるのね?
「おう姉ちゃん。金出せよ」
「そーだぜ。ほらさっさとしろってんだよ!」
「それか姉ちゃんよぉ~オレらと遊ぼうぜぇ~」
「あの……やめてください……」
どうやら柄の悪い男たちに女性が襲われているらしい。周りにいる人達はその光景を見ながら見過ごすかのように無視しているみたいね。
「いいじゃねぇかよ!なぁ?」
「そうそう、こんなとこで突っ立ってる方が悪りぃんだからよぉ」
「……」
女性は怯えながら俯いている。多分だけどこの男達に抵抗しても無駄だと諦めてしまっているのだろう。
まぁ私なら風魔法とかで吹き飛ばしてやるんだけど……。今はただの『アイアンソード』だしね、無理よね。そんなことを考えていると、サーシャは駆け出して男の手を捻り上げるとこう言った。
「嫌がってるでしょうが!!離してあげなさい!!」
その言葉を聞いてニヤリとする男達。
「へっ!正義の味方気取りか?笑わせるんじゃねぇぞクソガキがぁ!!!」
殴りかかる男。それをサッとよけるサーシャ。するとバランスを崩す男は地面に転ぶ。
「ぐっ……このアマァ!?ふざけんなよ?ぶっ殺すぞこらぁ!!」
「もうやめてください」
「ふざけんな!オレ達はお前みたいな女を痛めつけるのが楽しいんだよ!!」
そう言ってナイフを取り出す男達。流石に危ないわね。私はサーシャを守る為に動こうとする。だがその瞬間、サーシャは私を鞘に納めたまま構えたのだ。
「いい加減にして!これ以上やるなら本気で相手になりますよ?」
「はぁ?なに格好つけてんだ?アホじゃねぇの?」
「……そう思うならかかってきてください」
「上等だよ!!死ねぇ!!!」
襲いかかってくる男。サーシャはそれを冷静に見極めながら避けていく。サーシャは私を抜こうとはせず、鞘に収まったままだ。
「はははははは!!どうした?避けるだけか?」
「……。」
「ちぃ……ちょこまかしやがって……あぶっ!?」
喋っている途中で顔面に鞘で殴られて吹き飛ぶ男。それを見た他の仲間達がサーシャを取り囲んだ。
「テメェよくもやりやがったな!!」
「絶対に許さねぇ!!」
一斉に襲いくる男達。しかしサーシャは慌てる様子もなく、私を構える。そしてサーシャはまるで舞うかのように私を素早く振るう。峰打ちで次々と倒れていく男達。そして最後の一人を気絶させるとサーシャは私を腰に差した。おお!やるじゃないサーシャ。
「ふぅ……大丈夫ですか?」
「は、はい……あの……助けてくれてありがとうございました!」
「いえ、無事なら良かったです。」
「その……お強いんですね」
その女性はサーシャを見つめていた。憧れるような目つきで。サーシャはそれを見て少し照れくさそうにしている。可愛いわねほんと。
「そ、そんなことありませんよ……えっと……」
「あの!お願いがあるんです!私と共に西の洞窟に行ってもらえませんか?」
なんかわけアリかしらこの女性は?まぁ別に構わないけど。それを聞いたサーシャは一呼吸おいて微笑みながら自己紹介をする
「私はサーシャ=グレイスです。あなたの名前は?」
「あっ私はクレアと言います!実は私、冒険者になりたいのですが実力不足なので……それで……」
「そうでしたか。少し喉が渇いてたんです。お茶をご馳走して下さい。お話聞きますよ?」
「え?あっはい!」
こうして冒険者になりたいというクレアという女性の話をまずは聞くことになったのでした。
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