TSロリとセンシティブノーで知識が時代遅れな女神の日常

下の蠍

俺、日常に浸る?

「遅れてスマンな―。今回の授業は冬休み付近までやるからまったり考えろよ」
遅れて教室に戻り席でくつろいでいた
「紫雨音ちゃんどこ行ってたの?心配したんだよ」
「あぁ悪いな姫、なんか問題ごとに巻き込まれた感じだ。気にしなくていいほどではあるが、ってか授業もう終わりそうなんだが何やってたか教えてくれるか?」
「それなら、こーで、あーで、こーだよ」
「成程、結局紙が配られて終わりか。まーいっか、先ずは何が好きでどこが好きなのかの解析からだな」
チャイムの音が授業中の静寂を打ち消し、騒がしくなっていく。
「次は算数だ。号令は省略。ほら!遊んで来い」
「うへぇー、次さんすうだって!やだなぁ苦手だし」
べたぁと机の上で伸びをする姫。美乃は席を離れていた。
「まだ楽な範囲だろ?今やってるところも確か九々だし。あんなもん覚え歌でできるしょ」
「そんな簡単にいわないでよー、足し算を沢山しないといけないしこんがらがっちゃうよ」
「あ、あぁそうか。そうだよな、俺は確かに乗りよく覚えれたけど。まぁすこしコツをおしえよう」
姫に九々の歌を教えながら、計算のルールを教えていった。
「いいか?1は簡単だろ。次の2も」
「そこはわかるけど、6からこんがらがっちゃうから難しいよ」
「6以降はどれもわからない感じか?それとも少しはわかるのか?」
「んー、まったくわかんないかな6×1はわかるけど」
「そうだなー、5までわかるなら9の位まで全部わかるようになるぞ。例えば6×5は5×6とおんなじなんだぞ」
「そんなはずないよ?ちょっと待っててね。6と6で12と6と6で12で足したら24、それと6で30。ほんとだ!」
「だろ?掛け算だけなら入れ替えても大丈夫だからな。こうすれば5の段までと9×5までを答えれる」
「残りはゆっくり計算してわかる部分まで書いたら点数たくさん取れるよ!ありがとう紫雨音ちゃん」
「確かに難しいかもしれないが、数学はすべてルールがあるからな。そのルールさえ紐解ければ簡単になるんだぞ」
姫に九々を教えている間にチャイムが鳴った。みんなが教室に駆け込み、まったりと先生が入ってくる
「よーし、新学期が始まったってことで九九を全て解くテストを配るぞ。半分の40点以下の人は宿題で一枚やってもらうぞ」
ブーイングを退け先生が配り始めた。A3サイズに81問の問題が記載されていた
「授業終わりに回収するから、しっかりやれよ。それとヒントなら出してやるから行き詰ったらちゃんと言えよー」
飴と鞭の絶妙な使い分けに感嘆していると紙が回ってきた。もんだいは九九順ではなく疎らに配置されていた。
「うげ、こりゃやっぱ悪魔だ。でも採点すんのめんどそうだよな」
「そこーしゃべるな。それと採点は好きだから別にきにすんな」
テストが始まり教室には書き込む音が響いていた。
(1+1は2で、じゃねぇ。1×1だ!1で次は6×9は54で8×3は24でと。9×9は81の)
パパっと解いていく。時計を見ると残り20分は残ってた。お絵描きでもするかと紙をひっくり返し落書きを始めた。
書いては消して、書いては消して。先生が近付けばテストをしているふりをして。
やがて集中力は細かな音に移り、時計の刻む音が聞こえ始める。
「うーし、終了五分前だ。名前書き忘れてないか確認しろよ」
先生の軽いノリな声で現実に戻される。慌てて絵を消し、名前の欄を見る。しっかりと名前が書かれていた。
「あっぶねぇー。さぁーてそろそろ終わるかな」
チャイムが鳴り先生が回収を始めた。回収の間、みんなわちゃわちゃと合ってる合ってない談義が始まった
「美乃は、大丈夫そうだな。だがまぁ姫はどうだった?」
姫を見るとルンルンの顔をしていた。大丈夫そうだなと思って話しかけると態度が豹変した
「ふ、ふふ。あまりにも出来が悪くて笑っちゃった。追加プリント出たらてつだってー」
「やっぱな、仕方ないな手伝ってやるか。美乃もいいよな」
「そうね、まったく姫ちゃんは~」


授業を難なくこなし帰りの会をしている時にテストが配られた。ホッチキスで一枚プリント付きのを見かけたとき。こいつが追試者かと悟った
「俺は大丈夫だったが、お?姫も大丈夫じゃん!」
「危なかった、41点だったよ!」
「あの、二人とも?悪いけど私の手伝いをお願いできるかしら?」
美乃がフルフルと二枚のプリントを出してきた。
「美乃が、やり直しだと?あの先公、やりやがったな」
「万年、まだ帰りの会だぞ。そうかそうか、追加プリントやりたいのか?やるからしっかりやれよ」
にっこり笑顔の先生がプリントをそっと紫雨音の机に置いた
「うそぉぉぉぉぉ?!」
「はは、自業自得だね!」
「私も、先生が悪いのではなくて。単に足し算と掛け算をちょくちょく間違えただけです」
「うそぉーん」
「二人ともまったくだね!帰りは児童館によって勉強会でもしよ!」
「あぁそうだな。仕方ねぇ」
さようならとみんなで掛け声をし解散をした。三人で下駄箱に向かい靴に履き替え学校を出た。
児童館について書類を書くとさっそく勉強会を始めた
「まぁ勉強会っても。二人ともわかるし姫、すこしまっててな」
30分程立って両方終わった。美乃と双方のプリントを交換して確認を終えるとさっそく
「よーし!美乃ちゃん紫雨音ちゃん!卓球しよ」
と姫が卓球道具を持ってきた。終わるのを見越して予約をしていたらしい。
ちいさな体育館に向かうと、台が二つ配置されていた。隣でバスケをしている他学年意外はいないようだ
「姫と美乃で組めよ。俺は強いから一人で勝てるぞ」
「へぇー、そういって将棋負けてたよね」
「私は苦手だからそうですね!姫ちゃんとなら紫雨音ちゃんをぎゃふんと」
じゃんけんをして、サーブ権を手に入れた
「んじゃ、行くぞ!えい!」
華麗なバックカットが入ると同時に不可解な回転で外に飛び出た。
「これは初手もらったな」
「うぅー容赦ないよ!だったら私も!」
姫がジャンプをして勢いよく台にボールを打ち付ける。
「お、高いサーブか。これならスマッシュだな」
紫雨音の領地に降りたボールは高く舞うことなく、急に威力が消えて転がった
「な、なにぃ?!そのサーブは伝説の!」
「そうよ、伝説よ」
「しかたない、サーブだけでけりをつけるっ!!!スーパードライブ!」
ぐわんぐわんと絶妙な軌道が姫の領地を侵略をする
「この程度なら見切れるよ!スライス!」
見事にレシーブをされた。だがこちらも引けない
「くぅ、すまない……美乃!」
美乃の任された領地に際どいカットを落とし込んだ
「あ、えっとえい!」
美乃が振ったラケットが偶々ボールに当たった。絶妙な掠り具合ががまったく見えない軌道に変わった
「うっし、この速度なら!返しを」
台の角にあたり打てない方向に飛んで行った
「な、なぁにぃ!!サーブで決める予定だったのに」
「美乃ちゃんナイス!やったね」
「だね!まぐれだけど一撃入れれたよ」
「ぐぬぬ、こうなったらリミッターを外すしかないな!さぁこい」
美乃がサーブを打つが外れる
「ごめんねー、姫ちゃん」
「いいよ、一点リードしてるし!」
「よし、サーブ行くぞ!あ、外にエイル先生が!」
姫と美乃が別のところを見ている隙にサーブを決め込んだ
「うわ、紫雨音ちゃん大人げない!!」
「勝てばいいんだよ!!!ほんとはきついときに使う予定だったんだがな」
「流石紫雨音ちゃんだね。でも姫ちゃんもいるしこっちも負けないわよ」
「美乃が本気を?!」
それから泥仕合が続いた。放送が鳴り終わるときには汗だくだった
「はぁ、はぁ。美乃が急成長するなんて、きいてねぇーぞ、はぁ、はぁ」
「なれればどこに落ちるか想像はできますから」
「そうだね!最後のスマッシュは紫雨音ちゃんも取れなかったもんね」
「あぁ、見切れねぇ。純粋な強さ程強いもんはねぇーな」
「あ、もうこんな時間!そろそろ帰らないとおばあちゃん心配しちゃう」
「じゃぁ帰るかー」
「おうよ」
「じゃぁね」と美乃が途中の道で別れ。「じゃっ!また明日ねー」と姫と家の前で別れた。
家に着くと美味しそうなにおいが漂ってきた。
「ただいまー、お?飯出来てるのか!」
「今夜はカレーですよ?今仕込みをしていますので先にお風呂に行ってください」
「はーい、んじゃとったはいるか」
ぱぱっと済ませて台所に向かうと女神が鍋をかき混ぜていた
「魔女だな、何に煮込んでるだよ。マンドラゴラか?」
「魔女ですか。昔その汚名をかぶせられた事がありましたね」
「そんな悪いのか?ネタで言っただけなんだが」
「否定はしませんが私の美に充てられた男性が暴走する事件がありまして」
「百お前が悪いだろ!!ってかいつの時代にだよ」
「そうですね、粘土板に二期分の財産を版押して渡す時代ですかね」
「ん?すまんな。現代語で頼めるか」
「あの時代は、求婚するさいに粘土の板に自分たちの狩れる、取れるものの型を取って渡していたのですよ。それがその人の財産。求婚する際にこれだけ安定していると、見せれるからわかりやすいという事です」
「だからいつだよ!ってかそんなことあったのか」
「わかるようにいうのであらば1500年くらいですか?えぇ紙は庶民に普及しなかったので」
「なるほどねぇ、ってその時代!全盛期じゃねぇーか」
「えぇ、妻子持ちの方まで押しかけてきました。えぇ、私は山の奥の洞くつでひっそりとしていただけですよ?」
「ならなんで押しかけてくるんだよ」
「それは私を貶めようとする異教徒達によるものでした。当時から神に近い人などは多かったのですが、特に高位な私は邪魔ものでした。ですので当時品位の低い山の人たちと私が家族になることで喜ぶ人たちは多かったのです」
「ほへー、っておまえ人だったの?」
「いえ、現界に馴染むために名乗ってました。それで、私が求婚されたいと言っていたとホラ話を流されました」
「でー?お前はそのままなすがままにしたのか?」
「いえ、求婚はすべて蹴りました。さらに最高位であった私を異端審問に掛けた聖職者と、異教徒達には壮絶な罰を受けてもらいました」
「もし、また自分の名前を語って何かされたらお前はどうするんだ?」
「理由はどうあれ最初に、その罪を償わせます。ってどうしたんですか?食い入るように話を聞いて」
「まぁなんだ?似た境遇ではないがすこしあってな」
「では私が出向きましょうか?大丈夫ですよ?しっかりと──────」
「いや、いい。お前は出向くな」
「そうですか?でも大事になったら大変ですよ」
「なんかなぁ、わかるんだ。あぁやってキャラ付けして誰かの名前を出さないと、自分が存在できないような感覚に陥る気持ちがな」
「自語りですか?」
「まぁ似たようなもんだな。こればかりは俺がやるしかねぇんだ」
「まぁそれならいいですよ、我が子の成長を絶つマネはしません」
「だな、さて。そろそろいんじゃねぇか?」
「えぇ、ご飯も炊けました。ではお皿をお願いします」
ご飯を二人分入れて女神に渡すと女神がカレーをついでいった。
「では手を合わせていただきます」
「いただきます」
食べようとすると女神と目が合った
「あん?どうしたんだ。とった食えよ」
「いえ、カレーの食べ方がいまいちわからなくてですね」
「そうか、んー。人それぞれなんだよな、俺は飯と混ぜて食べるし。中にはカレーだけで食べて、そのあとご飯とか。作法とかも特にないから気にすることはねぇーぞ」
「よかったです。では改めていただきます」
「あぁ、だがこれだけは言っとくぞ?箸では食わんぞ」
「すくって食べるのは少し抵抗がありますが、しかたありません」
「何に抵抗を感じてんだ!」
ご飯を終え部屋に戻った。布団を広げ、枕の上に座るとパソコンを起動させた
「たまにはブログの更新するか。ってか新しいブログでも、ん?新着通知だ」
メールを開くと知り合いからオカルト関係のブログが飛ばされてきた。
「これはなんだ?廃墟かー、普通に景色はいいけどなぁ」
メールには『このブログの廃墟行こうぜ!マジで出るらしいよ』と書かれていた
「はぁ、どーしたもんかね。そもそも4日前のだし。ってか前みたいに動くのは無理だしな」
『すまんな、ニートにはきつい』と送り返した。
「なんだ、このブログ。はぁーん、さてはガキだな」
ブログは怪奇文と言わんばかりに蔓延るひらがなや脱字、のわりに多々見受けられる【此処】や【彼方】などの漢字。中二病をこじらせた、そんな感じであった
「えっと、ここは心のよりどころ?怖いわ!こんなところで落ち着けるのかよ」
読み進む程、ブログ筆者の心境が出てくる。
「うわぁ、友達につらく接したとかリアルすぎだろ。きつ、閉じよ」
ブラウザを閉じてネットショップを開いた。
「俺の口座はもう使えないしなー、女神のクレジット後で借りるか」
欲しい物を見つけてはカートに放り込んでいった。
「お、あの作者ようやく続きを出したか。未完で終わるなんて言われてるもんな。ポチろ。お、お菓子の箱合わせ!これもいいかな、うーんあと、これとこれとこれと」
「これがいんたーねっとですか?奥深いですね」
「あぁ、ネットだ。これでショッピングできるんだよ。便利になったもんだろ?」
「はい、そうですね。私もそれで沢山なにか買いましょう?」
突然現れた女神が自然な流れで会話に入ったせいで接近に気付かなかった
「う、うぉぉ?!なんでいるんだよ!ってか入るときはノックしろよ!その、えっちぃのか見てたら困るだろ」
「もしかしてみていたのですか?まぁあなたは制限で見れませんが。それとノックはしました」
「お、おう。それで?何かようがあんのか?」
「いえ、前回取ってもらった写真、ですか?それをぷりんたぁというもので出してほしいのですが」
「なんだそんなことか。家にプリンターないから、データをSDにするとかはできるけど」
「なんですかそれは?必要なものがあるなら狩ってきますよ?」
「狩るんじゃねぇーよ、杖しまえよ。えっとなー、紙に絵をかくときにインクが必要だろ?それに何を書くかって考えもいるだろ?」
「えぇその辺りは書物で目を通しましたよ」
「お前の撮った写真は書くための考えで、それを機械に移すんだよ。そんで機械の中にあるインクで紙にそれを起こすってことだ」
「なるほど!理解しましたよ、でもそのやり方はわかりません」
「まぁ、少しスマホ借りるぞー」
女神からスマホを受け取ってケーブルを接続した。
「それは何をしているんですか?金属の棒が私のと合体しましたよ!!」
「そんな意味深な言い方するなってば。これはケーブルだ、脳みその中身を移すって考えればいいぞ」
「残酷ですね」
「んで、その移した奴を今度は別の脳みそに居れれば、プリンターでだせるんだわ。ブラウザからやる方法とか色々あるけどこれが一番お前も分かるだろ?」
「え、えぇ?そうですね。私も現代に馴染むために覚えなければですね」
「んじゃ、どの写真だすんだ?ってかなんだ、このボケた写真は」
フォルダーの中には最初に撮った写真と、ボケた謎の写真。それと美杉町太郎生と映った女神の写真
「どれを出すんだ?それと要らない写真は消しとくけど?」
「えっとですね、私と紫雨音のうっつた写真と美杉町太郎生さんとの写真でお願いします!」
「おけ、ってメモリーカードなかったわ。まぁとりあえず今日明日は無理だしどっかでやっとくよ」
「はい、ですが私のすまーとほんの脳みそはしっかり返してくださいね?」
「あーうん、言い方がバリ悪かったわ。いいか?データはコピーできるんだ」
「こぴーですか?知ってますよ。複写ですね?」
「そうだ、完全に近い物を創り出すんだよ。だから元の物は残ってるうえで、別の場所に複製したものを置けるんだよ」
「それって私でもすぐにできますか?この程度であればできるのですが、細かい物が多すぎると時間がかかるので」
女神が近くにあった本を右手に取ると左手を上に乗せた。その左手が上に上がると本が二段になってた
「んん?今何やったんだ!」
「こぴーとやらですよ?ですが既存の質量は決まってますので、二つとも最初とは似て非なる別物ですが」
「すげぇーけどつかえねぇーな。すげぇーよ?ただ、1のも1として二つにするのがコピーだぞ」
「な、なんですか!その神域に等しき行いは」
「まぁーデータだからな」
「私が勉強不足でした、すいません。データですか?沢山調べる必要がありそうですね」
「始まりは0と1でやりとりする物だったんだよ、それがffって言われるくらい処理量が増えて。という感じだ」
「データとは傷なんですね?消せないけれど増やすことはできますよね」
「なんか伝わってないな。まぁだけど似てるのかなー。CDとか一度焼いたらそれキリだったしデータも消したら消したで、残留データみたいなの蓄積されるしな」
「よくはわかりませんがそうなんですね?」
「まぁもとよりデータの世界に触れてる俺ですら調べてようやく理解できたほどだ。いまでは九割くらい忘れてる」
「確かに人々は急激な成長をしたので一日から得る情報量は爆発ですね」
「おまえの言葉が爆発してるぞ。んー、まぁそうだよな。聞いた話によると江戸時代の百万倍って」
「江戸ですか、懐かしいですね。あの当時の日本人は良い方よりも、血の気の多いといった雰囲気でしたね」
「体育会系ってやつか、こわー」
「あ、そろそろ21時ですね、早く寝るのですよ?」
「ん、わかった。お前も早く寝ろよ?なんか最近顔色悪いぞ」
「あれま、そんなに疲れが出ていましたか?最近お酒をやめたのです。テレビで飲んだら危ないって聞きましたので」
「んなわけあるか!!まぁ毒だが、適量なら逆に体にいいぞ?特に血行が良くなるからなぁ」
「ですよね!昔からそうですもんね!」
「なんだよ、おまえ。騙されやすいタイプ丸出しにすんなよ」
「いえ、騙されてませんよ?動画サイト?と言われる物にあったんです。これを知らない人は損をすると」
「一応聞くがなんか、こー購入とか押してないよな?」
「それは大丈夫です!そもそも私が飲むのをやめたのは、そこでお酒の毒を消すさぷりめんと?がかえなかったからなので」
「おまえはネット禁止じゃ!!一般人はそんなもんに引っかからんわい!」
「そ、そうですよね。少し現代技術をかじっただけでは到底使い熟せませんよね」
「あぁ、それじゃほら。部屋から出るんだ。俺ももう眠いから」
「はい、わかりました。ではしっかり眠ってくださいね?夏は体力を奪われやすいので」
「おん、おやすみ」
手を振る女神に手を振り返してパソコンの電源を落とした。
部屋の電気を切って暗い部屋の中で布団にもぐった。
「はぁー明日は金曜日か。流石になんもねぇーよな?こうもじけんばっかじゃ、って俺が小学校の時も似たようなもんだったな。仕方ない仕方ない」
目を瞑り更なる闇に吸い込まれていく。下の階でガタガタとこける音が聞こえたがそれも気にならないうちに夢へといざなわれたのであった。

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