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【異能な転生者】特殊な力を持った主人公の冒険物語

ノベルバユーザー588811

第6話 記憶

第6話 記憶

村に魔物が4体、襲ってきた。

俺たちの方にも1体の魔物がきて、俺とアリシアは棍棒で思いっきり殴られて地面に倒されてしまった。

俺も死んだのか、死ぬ寸前だったのか、自分でもわからない。

あの時、頭の中に感じた声が俺を助けてくれて、不自然なほど、大きい魔法の力を与えられた。

まだ完全とは言えないけど、前世のアルベルトの記憶と能力を引き継ぐことができたけど、引き継いだ魔法力は、アルベルトの力だけじゃないように感じた。

というのは、アルベルトは、これほど大きな聖属性魔法は使っていない。自分が言うんだから間違いない。

アルベルトの記憶は、はっきりしてきている、また、クリスとしての13年間の記憶もある。

なんだか自分はアルベルトでもあり、クリスでもあるみたいだな。

自分で言うのも変な感じ。

と言うことは、俺はあの時、死んだのかな?

死んで魂が抜けきる前に、アルベルトの魂が一緒に入ってきたのかな?

でも、混乱はあまりしていない、と言うのはアルベルトの人生と俺の生きてきたことが続いているみたいな感じだからだ。

アルベルトが戦争で死んで、そこから、どれくらいの時間が経ったか、今はわからないけど、そこからクリスの生活が始まっている、と言うことかな。

なんだか、ややこしいけど、それのほうが理解しやすいから、今の体はクリスだから、クリスで生きていこう。

でも、俺の頭に話しかけた声は誰だろう?

それよりも、アルベルトの記憶ってすごいなと思う。

アルベルトは、小さい時に両親に捨てられて、すごいショックを受けたんだね。

それは当然、誰でも受けるよ。初めはあんなにチヤホヤしていたのに、急に態度を変えていくなんて、本当にひどい両親もいたもんだね。

でも両親は、どこに行ったのかな?

アルベルトは小さかったせいもあり、すぐに軍に雑用で働いたせいで、両親を探していないみたい。

アルベルトの両親は、どこかで二人して生活していったんだろうか?

アルベルトにひどい人生を味合わせて、本当にひどいよね。

その後の軍でのことも、本当にツラい目にあったんだね。

ちょうど俺と同じ頃には親に捨てられ、軍で働いている。



アルベルト視点

俺のことでは両親に捨てられた記憶から始まるが、その精神的なショックは大きかったな。

今でも俺の心を蝕むしばむほどのことだ。

そのことを思うと、俺の心臓がキュッと小さくなるように痛みが走る。

俺が両親に捨てられたことが、幼い俺の心にどれほどのダメージを与えたか、両親は知っているんだろうか?

そのあとも、俺が、どうなるかなんて、考えたことがあるんだろうか?

本当に俺が8歳から15歳まで軍隊に志願するままでのことは、消しても消えない記憶だ。

約7年ちょっとの記憶が、15歳以降まで、一生分のツラさを味合わせてくれた。


でも、それよりも、俺が一番、気になったのはライラのこと。

俺のことを認めてくれて、俺を取り立ててくれたライラ

初めはライラが姫なんて知らなかった。

俺が図書館で本を読んでいたときに、ライラから声をかけてくれて知り合いになったけど、会うのも時々だし、それから俺がライラと話をすることになるなんて、本当に驚きだよ。

今まで、俺は母親以外は、まともに話なんかしたことがない。

その俺が女性と話ができるなんて‥‥‥

俺は最後は、戦争に出兵して、応援に行く途中、部下を置いて離れたのが仇になった。

まさか自国の剣士に矢を撃たれるとは、そして毒矢を撃たれたあと、知り合いの農民に剣を突き立てられるなんて。

しかも、最後の力なのか、わからないけど、ライラに会いたいと思って、ライラのいる城に使えないはずの瞬間転移で会えたこと。

最後にはライラが手を握ってくれたけど、暖かい手で俺は心が温かくなったけど、体は冷たくなっていくばかり。

必死に死にたくないって思ったけど、許してはくれなかった。

ああ、ライラ‥‥‥ 本当に、どうしただろうか?

生きていてほしい、ライラ‥‥‥

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